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主催事務局
第113回日本消化器病学会
九州支部例会
九州大学大学院医学研究院
臨床・腫瘍外科(第一外科)
〒812-8582
福岡市東区馬出3-1-1
TEL:092-642-5441
FAX:092-642-5458
第107回日本消化器内視鏡学会
九州支部例会
福岡赤十字病院
〒815-8555
福岡市南区大楠3丁目1-1 
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FAX:092-522-3066
運営事務局
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第113回日本消化器病学会九州支部例会/第107回日本消化器内視鏡学会九州支部例会
 
日程表
第1日 5月24日(金)   第2日 5月25日(土)
 
プログラム
 
特別講演
 
1. 消化器癌とマイクロRNA(消化器病)
 
演 者: 森  正樹   (九州大学大学院 消化器・総合外科)
司 会: 中村 雅史   (九州大学大学院 臨床・腫瘍外科)
2. 消化器内視鏡学においていかにエビデンスを創出したか(内視鏡)
 
演 者: 八尾 建史   (福岡大学筑紫病院 消化器内科 内視鏡部)
司 会: 青柳 邦彦   (福岡赤十字病院 消化器内科)
特別企画
 
パート1
  私たちのダイバーシティに向けて」
パート2
  げんばびと;現場のトップリーダーとの対話言いたいことを言ってみよう」
シンポジウム(公募)
 
1. 胃・十二指腸腫瘍の低侵襲治療(消化器病・内視鏡)
 
司 会: 衛藤 剛   (大分大学 消化器・小児外科)
  庄野 孝   (熊本大学大学院 消化器内科)
 
司会の言葉
 胃・十二指腸腫瘍の治療は、内視鏡下的粘膜下層剥離術(ESD)と腹腔鏡による手術の発達により大きく変貌を遂げました。最近では、第3の治療法である腹腔鏡・内視鏡合同局所切除(LECS)も広く行なわれるようになっています。それぞれの治療法は独自に治療適応を拡大しつつ発展してきました。しかし、この3つの治療法がそれぞれ低侵襲治療として確立した今、その境界と適応は曖昧にもなりつつあります。本シンポジウムでは、それぞれの分野の第一人者に施設の現状、今後の発展、適応の限界などをお話し頂き、お互いの手法の利点と欠点を再認識しながら本来の立場を明確にしていただきたいと思います。胃・十二指腸腫瘍に対する内視鏡治療、腹腔鏡手術および合同手術について、消化器内科・消化器外科問わず、多くの演題応募を期待いたします。本シンポジウムが活発な討議の場となり、それぞれの手法が益々発展する機会となれば幸いです。
2. 肝腫瘍のトータルマネジメント(消化器病)
 
司 会: 清家 正隆   (大分大学 消化器内科)
  山下 洋市   (熊本大学 消化器外科)
 
司会の言葉
 本邦の肝細胞癌における治療戦略は、欧米のものと大きく異なっている。欧米では、比較的肝機能良好例でも肝移植が検討されるが、本邦では焼灼療法・肝動注療法・外科切除を組み合わせることで、比較的良好な成績が得られている。また、進行肝細胞癌に対しては、分子標的治療薬・肝動脈化学塞栓術・肝動注療法・粒子線を含む放射線療法など様々な治療が行われている。このシンポジウムでは、それぞれの診療科の立場からのデータに基づいた幅広い演題を募集し、これからの治療成績の向上につながる実りある討論を期待したい。
3. Advanced diagnostic endoscopy が変えたclinical practice(内視鏡)
 
司 会: 尾田 恭   (尾田胃腸科・内科)
  上尾 哲也   (大分赤十字病院 消化器内科)
 
司会の言葉
 近年、内視鏡機器開発や内視鏡技術により様々な新しい内視鏡診断法の有用性について報告されている.具体的には、画像強調内視鏡を併用した拡大内視鏡は、高い正診率を有することなど多数のエビデンスが報告されてはいる.しかしながら、これらの新しく開発された内視鏡診断法を用いると、医師が行っている実際の臨床において何がどのように変わったかは明らかではない。
たとえば、高い特異度を有する内視鏡診断法を用いると、生検する頻度や1個の早期癌を診断するために必要であった生検の個数は減るはずである。他にも消化管のX線検査、超音波内視鏡検査、食道のヨード染色、胃・大腸における色素内視鏡など従来から用いた臨床をどのように変えたかを探りたい。国際的視点からも、ASGEは大腸画像強調内視鏡の分野において実臨牀に有用であるのは、非拡大NBIによる腺腫、過形成の鑑別のみであると判定し、一般診療への普及を促している。
このセッションでは、消化管内視鏡診療において、演者の先生が最新の診断法を用いると日常臨床でこれが変わったと感じている印象を実際の数値で示して頂きたい。内視鏡診断のメッカである九州から発信する魅力的な演題を募集します。
4. 消化管出血に対するベストプラクティス(内視鏡)
 
司 会: 下田 良   (佐賀大学 消化器内科)
  荻野 治栄   (九州大学大学院 病態制御内科学)
 
司会の言葉
 環境因子等の変化に伴い消化管出血の原因疾患にも変化が生じてきているが、診断・治療における内視鏡の重要性は変わらない。高齢化社会を迎え低用量アスピリンによる粘膜障害の頻度、カプセル内視鏡やバルーン内視鏡により小腸出血性疾患を診断・治療する機会、さらに「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン」の作成に伴い、抗血栓薬内服患者に内視鏡的治療を施行する機会も増え、出血管理の重要性が増している。また、食道・胃静脈瘤治療に対する工夫や、大腸憩室出血に対する治療、内視鏡にて止血困難な症例の見極めなど内視鏡の占める役割は大きい。消化管出血は日常診療で遭遇する重要な疾患であり、適切な対応が必要となる。そこで今回、消化管出血に対するベストプラクティスを探りたい。多くの演題応募を期待する。
ワークショップ(公募)
 
1. 治療困難な胆管結石のマネージメント(消化器病・内視鏡)
 
司 会: 岡部 義信   (久留米大学 消化器内科)
  小澤 栄介   (長崎大学病院 消化器内科)
 
司会の言葉
 本邦でKawaiらより内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)が報告され、約45年が経過した。既に胆管結石に対する標準的治療として確立されているが、しばしば困難症例に遭遇する。 その要因には、巨大結石、多発結石、術後再建腸管、超高齢、出血傾向などがある。また、妊婦、乳幼児などにも稀に遭遇する。その一方で、電気水圧衝撃波砕石術 (EHL)、体外式衝撃波砕石術 (ESWL)、バルーン内視鏡下ERCP (BAE-ERCP)、内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術(EPLBD)などの開発や、EUS-guided antegrade technique (EUS-AG)などのinterventional EUSの進歩により治療困難結石に対する内視鏡治療の成績は向上したと考えられているが、経皮的治療や外科的治療を行う施設もあり、治療の標準化はなされていない。本ワークショップで、各施設における治療困難な胆管結石のマネージメントについて、内視鏡的・経皮的・外科的アプローチの各々の側面からご発表いただき、九州において情報を共有し、治療の最適化を目指したいと考えている。多数の演題登録を期待する。
2. 進行膵癌の治療(消化器病)
 
司 会: 草場 仁志   (九州大学病院 血液腫瘍・心血管内科)
  蔵原 弘   (鹿児島大学病院 消化器・乳腺甲状腺外科学)
 
司会の言葉
 近年の消化器悪性腫瘍に対する精力的な基礎・臨床研究や機器開発により、めざましい診断・治療の進歩が遂げられてきた。(超音波)内視鏡、CT、MRI、PETなどの技術革新により診断能は著しく向上した。治療においても、がん遺伝子や免疫関連分子などを標的とした新規薬剤の開発・導入、外科治療では各領域での鏡視下手術の進歩は急速で、放射線療法や粒子線治療などの開発も積極的に行われている。しかし、進行膵癌の治療成績はいまだ満足できるものではなく、さらなる治療開発が急務とされている。また、進行膵癌では緩和的治療も重要な役割を果たしている。
本ワークショップでは、進行膵癌の診断・治療における新しい試みや治療成績を報告して頂き、この領域の現況と今後の展望について議論したい。
3. IBD 診療における新たな展開(消化器病・内視鏡)
 
司 会: 山本章二朗   (宮崎大学医学部附属病院 消化器内科)
  鳥巣 剛弘   (九州大学大学院 病態機能内科学)
 
司会の言葉
 抗TNFα抗体製剤はIBDの治療を確実に進歩させたことは間違いない。しかし、抗TNFα抗体製剤二次無効時の対応や免疫調節薬併用の適否、外科手術のタイミング、手術後の投与時期など、まだ未解決の問題は多い。さらに抗IL12/23抗体、抗インテグリン抗体、JAK阻害薬などIBDに対する新規治療薬が次々に登場しているが、新規治療の効果や既存の治療との位置づけは不明である。また外科治療においては、様々な低侵襲な手術手技が応用されているが、長期経過や合併症、新規薬剤使用時の適切な手術時期や術式などは明らかになっておらず、術後の回腸嚢炎の予防や治療法の工夫も残された課題である。本ワークショップでは、外科治療も含めて、新規治療をどのように用いるべきか、治療のアルゴリムズについて、議論をしていきたい。バイオマーカーなどを用いた評価方法に対する演題も歓迎する。
4. 胆膵内視鏡・腹腔鏡低侵襲治療および合併症(消化器病・内視鏡)
 
司 会: 足立 智彦   (長崎大学大学院 移植・消化器外科)
  藤森 尚   (九州大学大学院 病態制御内科学)
 
司会の言葉
 胆膵分野における内視鏡あるいは腹腔鏡治療の進歩は著しいものがある。内視鏡においては、結石治療やドレナージはもとより乳頭部腫瘍に対する切除、EUSガイド下ドレナージなどが急速に進歩し、結果として低侵襲治療が可能となった。また腹腔鏡においても、膵癌に対する腹腔鏡下膵体尾部切除あるいは低悪性度病変に対する腹腔鏡下膵頭十二指腸切除が保険適応となり、先進施設を中心に普及しつつある。しかしながらいずれも現在は発展期であり、適応と共に重篤な合併症にも十分配慮する必要がある。本セッションでは、各施設の低侵襲治療の成績と合併症抑制に対する工夫を紹介することで、明日からの診療の一助としていただきたい。また胆膵内科と外科の合同セッションであり、より密な関係を築くための発表・議論を期待する。
   
 
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