日本尿路結石症学会第26回学術集会

会長挨拶

日本尿路結石症学会 第26回学術集会 納谷 幸男

日本尿路結石症学会 第26回学術集会
会長 納谷 幸男
帝京大学ちば総合医療センター 泌尿器科

今回、日本尿路結石症学会第26回学術集会を、幕張メッセにて開催させていただくこととなりました。ここに謹んでご挨拶申し上げます。

今回は国際尿路結石症学会と併催のため、7月中旬と、例年と違う日程での開催となります。

日本尿路結石症学会は平成2年に日本尿路結石症研究会として発足しました。尿路結石症に関する研究をより熱く討議し、その後、懇親を深める会として平成13年まで研究会の形で行われ、その後、平成14年より学会に発展いたしました。今回は新たな四半世紀の初めの学術集会として身の引き締まる思いであります。近年、尿路結石症の治療は軟性尿管鏡の普及及び、性能の向上と相まって、内視鏡による治療が主流を占めるようになり、本年のEAUのガイドラインにおきましても、ますますその重要性が高まっています。そこで、今回は思い切って、臨床的な話題に舵を切りました。オリンパス株式会社とボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社の協力を得て、7月19日から21日まで3日間にわたり、内視鏡治療のハンズオントレーニングを行います。20日には、昨年行われた尿路結石全国疫学調査の結果を踏まえ、尿路結石症の疫学をレビューします。これは新専門医制度の領域別講習の単位となります。また、1-1.5㎝の腎結石の治療をどうするか?ESWLか、TULかPNLか?それぞれのエキスパートの演者とともに討議したいと思います。さらに、寝たきり老人の結石治療をどうするか?尿路結石症に対する内視鏡治療の標準化についても議論をしたいと思います。国際学会での発表との兼ね合いも考慮し、一般演題はポスター発表という形とさせていただきました。face to faceの白熱した議論を期待しております。また、翌21日木曜日の夕方5時より、新専門医制度の領域別講習第2弾として、尿路結石と尿路感染症と題して講習を予定しております。新たな制度となり、なかなか単位がとりづらくなり、先日の泌尿器科学会総会でもチケットを取るのが大変な状況でした。今回の学会で領域別講習会2単位を取得することが可能となります。みなさまの一助となれば幸いに思います。

皆様の奮ってのご参加を心よりお待ちしております。

2016年 初夏

お問合せ先

運営事務局
〒102-8481
東京都千代田区麹町5-1
日本尿路結石症学会第26回学術集会
運営事務局
株式会社コングレ内
TEL: 03-5216-5318
FAX: 03-5216-5552
E-mail: jsur2016@congre.co.jp