第32回 日本創外固定・骨延長学会

ご挨拶

会長

第32回日本創外固定・骨延長学会
会長 島田 洋一
秋田大学大学院医学系研究科
医学専攻機能展開医学系 整形外科学講座 教授



 この度、2019年3月1日(金)、2日(土)の2日間、秋田アトリオンで第32回日本創外固定・骨延長学会を開催させていただきます。 
 整形外科領域における創外固定は、プレートや髄内釘と共になくてはならない治療機器です。開放骨折や骨盤骨折に対する初期治療、重症な多発外傷におけるdamage controlとしても欠かせません。また、骨折治療過程における変形や偽関節、骨欠損治療では必須です。
 秋田県におけるIlizarov創外固定は、教授就任後積極的に導入し、現在では県内全域に広がりました。重度四肢外傷・後遺障害から、高齢者脆弱性骨折に至るまで、『早期荷重・早期退院』をモットーに、全県で統一した創外固定手技、看護、リハビリテーションを徹底し、全国トップクラスの症例数を誇ります。
 本会のテーマは『IlizarovとMicrosurgeryの融合』です。Ilizarov創外固定、Microsurgeryのふたつの技術を融合させることで、これまで成し得なかった多くの難治例に挑むことができます。
 Ilizarov創外固定は手術技術の重要性もさることながら、看護、リハビリテーションが非常に大切です。本会では、創外固定に関わる医師、看護師、療法士の皆様に役立つよう、全ての分野で議論を深めたいと思います。
 本学術集会を主催させていただきますことは、この上ない光栄であり、教室員、同門一丸となり、実り多き学会とすべく誠心誠意努力してまいります。
 厳冬の季節ですが、参加していただく皆様の熱気で寒気を吹き飛ばしていただきたいと思います。皆様の御参加を心よりお待ちしております。