第71回 日本食道学会学術集会 – The 71st Annual Meeting of the Japan Esophageal Society 【会期】2017年6月15日(木)・16日(金)/ 平成29年度日本食道学会教育セミナー ※2017年6月14日(水)【会場】軽井沢プリンスホテル(〒389-0193 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢)【会長】小山 恒男(JA長野厚生連 佐久医療センター 内視鏡内科) – 進む勇気と退く沈勇

会長挨拶

第71回日本食道学会学術集会
会長 小山 恒男
(JA長野厚生連 佐久医療センター 内視鏡内科)

会長:小山 恒男

第71回日本食道学会学術集会を6月14〜16日の日程で軽井沢プリンスホテルにて開催致します。食道癌に代表される食道疾患と戦うには、状況を冷静に分析することが重要であり、時には一旦退き、体制を立て直すことが必要です。そこで、第71回日本食道学会学術集会では「進む勇気と退く沈勇」をメインテーマとしました。

日本食道学会は会員数の8割弱が外科という外科系学会です。このため、非外科の会長は4年に1回のチャンスしかありません。食道疾患には、癌以外に運動機能障害や好酸球性食道炎など、多くの内科的疾患があります。また王道である食道癌の診断には病理が不可欠であり、治療に対しても各種放射線療法や化学療法が重要な位置を占めるようになりました。食道疾患の診断治療における非外科の重要性は、以前にもまして増加しつつあります。

そこで、第71回日本食道学会学術集会では、外科的主題として「胸腔鏡下食道切除の定型化」、「サルベージ手術の成績と問題点」、「良性疾患の外科治療」をとりあげました。また、地域における食道癌診療の現状を探るため「一般・地域病院における食道癌診療の現状と課題」を企画したところ、たいへん多くの演題を頂戴することができました。一方、非外科の主題として「好酸球性食道炎を解明する」、「今B2血管を見直す」、「食道内圧検査は臨床を変えるか?」を、さらにはInternational Sym-posiumとし「Endoscopic diagnosis and treatment for EAC」、「Endoscopic diagnosis and treatment for ESCC in Asia」を取り上げました。ドイツからPro. Messmannを、韓国からPro. Yongを、そして台湾からPro. Wangを招聘し、各国の最先端の現状を講演していただきます。

この結果、800演題を超える応募を頂きました。当日は1000名を超える外科、内科、放射線科、病理、小児科医が全国から集います。ポスター発表だけで640演題を超えており、食道学を愛する会員にとって、夢のような2日間になるでしょう。小さな所帯での運営であり、行き届かぬこともあるかと思いますが、充実した学会となるよう、精一杯の準備をいたします。

新緑の軽井沢にはゴルフやテニスなど、魅力が沢山ありますが、学会期間中は勉強に集中できるよう、スタッフ一同で雨乞いを行いつつ皆様をお迎えいたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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佐久医療センター 内視鏡内科
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