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ご挨拶

第27回日本緑内障学会
会長 庄司 信行
北里大学医療衛生学部 教授

このたび、第27回日本緑内障学会を北里大学で担当させていただくことになりました。ご推薦をいただきました日本緑内障学会理事ならびに評議員の先生方には心より厚くお礼申し上げます。会期は平成28年9月17日(土)~19日(月・休)の3日間、場所はパシフィコ横浜です。四半世紀にわたる伝統を汚さないように、一方で新たな試みも取り入れたいと、プログラム委員の先生方のお力を借りながら、これから一年間準備していきたいと思います。皆様どうぞよろしくお願いいたします。

今回の学会のテーマは「叡智と実践、そして開拓」といたしました。ご存じの方も多いと思いますが、北里大学の学祖柴三郎先生は、常々「事を処してパイオニアたれ(開拓)。人に交わって恩を思え(報恩)。そして叡智をもって実学の人として(叡智と実践)、不撓不屈の精神を貫け」と門下生に説いておりました。今回私は、「叡智と実践」「開拓」をテーマとし、3日間の学会にテーマを当てはめることにしました。すなわち、初日は「叡智」です。本来は「学んで得た知識と技術を実践の場に活かし社会に還元する」という意味で、「叡智」と「実践」は合わせて用いられるのですが、今回は初日を「叡智」として基礎的な知識や技術に関する講演をメインとし、二日目には「実践」として患者に還元する治療(薬物や手術)に焦点を合わせた日にしたいと思います。最終日は「開拓」です。これから何年か先を見据えた講演を組みたいと思います。従いまして、これまでの学会プログラムとは若干異なると思いますので、聴講のご予定をたてる際にはご注意ください。また、近年の新しい緑内障手術に関しては、インストラクションコースやウエットラボなども取り入れたいと考えております。

本学会の「目玉」である須田記念講演は岐阜大学の山本哲也教授に、特別講演には関東中央病院院長の新家眞先生にお願いいたしました。それ以外のプログラムに関しては、現在構想を練っているところです。

本学会が開催される2016年という年は、北里大学にとって大きな節目の年となります。私の恩師である北里大学医学部眼科教授 清水公也先生が3月に定年を迎えられ、退職されるからです。これまでは清水先生の下、医学部と医療衛生学部のメンバーが一体となって学会を準備してきました。本学会では医学部から松村一弘君、医療衛生学部から半田知也君に事務局長をお願いし、今まで通り二つの学部で力を合わせながら、「報恩」の気持ちを込めて頑張っていきたいと思います。

ちょうど秋にさしかかる爽やかな時期だと思います。どうぞ港町横浜の風情をお楽しみください。多数のご参加をお待ちしております。