日本医療マネジメント学会 第19回九州・山口連合大会

日程表・プログラム

プログラム

基調講演

  • 11月20日(土) 9:00-9:30
  • 「日本医療マネジメント学会の活動から-今問われる連携の在り方-」
  • 座長:森田 茂樹(国立病院機構九州医療センター 院長)
  • 演者:宮﨑 久義(日本医療マネジメント学会 理事長)

会長講演

  • 11月20日(土) 17:10-17:40
  • 「医療の質の向上を目指して~土を耕し、種を蒔く~」
  • 座長:帆北 修一(今村総合病院 院長)
  • 演者:藤 也寸志(国立病院機構九州がんセンター 院長)

特別講演

  • 11月20日(土) 9:40-10:40
  • 「地域医療の今後」
  • 座長:杉町 圭蔵(遠賀中間医師会おんが病院・おかがき病院 統括院長)
  • 演者:横倉 義武(社会医療法人弘恵会 理事長(日本医師会 名誉会長))

招聘講演

  • 11月20日(土) 10:45-11:45
  • 1.「患者と医療者のコミュニケーション」
  • 座長:前原 喜彦(公立学校共済組合九州中央病院 病院長)
  • 演者:山口 育子(認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 理事長)
  • 11月21日(日) 10:55-11:55
  • 2.「地域包括ケア時代に求められる病院機能
     ~地域で“暮らし”、そして“生ききる”に伴走する医療~」
  • 座長:一宮  仁(国家公務員共済組合連合会 浜の町病院 病院長)
  • 演者:宇都宮宏子(在宅ケア移行支援研究所宇都宮宏子オフィス 代表)
  • 11月21日(日) 15:30-16:30
  • 3.「老・病・死を支えるセーフティーネット
     -コロナ禍で改めて学んだことー」
  • 座長:松浦  弘(済生会福岡総合病院 院長)
  • 演者:長倉 伯博(滋賀医科大学 非常勤講師/浄土真宗本願寺派善福寺 住職)

教育講演

  • 11月20日(土) 13:15-14:15
  • 「医療の質評価法」
  • 座長:森  正樹(東海大学医学部長)
  • 演者:東  尚弘(国立がん研究センターがん対策情報センターがん登録センター長)

教育セミナー1 クリティカルパス 「クリティカルパス適用率向上の課題と対策」

  • 11月21日(日) 8:30-10:30
  • 座長:野村 一俊(朝日野総合病院 病院長)
  • 1.「電子化の壁にどう対処するか (仮)」
  • 演者:片渕  茂(朝日野総合病院 院長補佐)
  • 2.「クリティカルパス適用率向上の課題と対策(仮)」
  • 演者:杉  和洋(国立病院機構熊本医療センター 診療部長)

教育セミナー2 医療安全

  • 11月21日(日) 13:20-15:20
  • 座長:北村 昌之(福岡県済生会八幡総合病院 院長)
  •    増本 陽秀(飯塚病院 院長)
  • 1.「医療の質、安全を巡る最近の話題~国際的潮流を踏まえて」
  • 演者:後  信(九州大学病院医療安全管理部 教授/日本医療機能評価機構)
  • 2.「ヒューマンファクターの考え方と方法」
  • 演者:小松原明哲(早稲田大学理工学術院創造理工学部経営システム工学科 教授)
  • ※教育セミナー2「医療安全」への参加は、事前参加登録制です。
     「事前参加登録」よりお申し込みください。
  • ※教育セミナー2「医療安全」へ事前申し込みをして受講した参加者には、受講後履修証明(2時間)を
     発行いたします。

「土を耕し、種を蒔く」セッション

  • 11月20日(土) 13:15-15:15
  • 1.「COVID-19と医療のパラダイムシフト」
  • 座長:桑野 博行(福岡市立病院機構福岡市民病院 院長)
  • 座長:中房 祐司(福岡赤十字病院 院長)
  • (2021年新年の段階で)新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっています。患者の治療に想像を絶するエネルギーを費やしている現場だけでなく、患者受入をしていない施設でも日々の診療の中で種々の制限や問題が生じています。医療において、ポストコロナは以前の状態への復帰ではなく、新しい価値観や問題点を共有して全く新しい世界を構築する覚悟が必要だと思われます。本セッションでは、実際に新型コロナウイルス感染症患者を治療した施設の多職種の方とともに、ポストコロナで考えなくてはいけないことを共有し、九州・山口の医療界全体のボトムアップのために「土を耕し、種を蒔く」ために、次世代への医療のパラダイムシフトについて考えたいと思います。

  • 演者1:長﨑 洋司(国立病院機構九州医療センター感染症内科 医長)
  • 演者2:野田英一郎(国立病院機構九州医療センター広域災害・救命救急センター センター長)
  • 演者3:田邉 郁子(福岡市立病院機構福岡市民病院 看護部長)
  • 演者4:川鍋 智子(福岡大学病院救命救急センター 看護師長)
  • 演者5:衞藤 暢明(福岡大学医学部精神医学教室 講師)
  • 演者6:佐野 正(福岡県保健医療介護部 医監)
  • 特別発言:桑野 博行(福岡市立病院機構福岡市民病院 院長)
  • 11月21日(日) 10:15-11:55
  • 2.「チーム医療はこんなに役立つ!?」
  • 座長:江﨑 宏典(国立病院機構長崎医療センター 院長)
  • 座長:原田久美子(国立病院機構九州医療センター 看護部長)
  • 近年、多くの病院が入退院支援センターや周術期管理チーム、栄養管理チーム、感染管理チームなどを設けて有機的に患者に関わり、医療の質の向上を図っています。しかし、チーム医療の有効性を示す科学的な裏付け(エビデンス)は未だ乏しく、「チーム医療をすれば医療の質は上がる」と盲目的に信じられている場面があるようにも思えます。本セッションでは、ちょっと立ち止まって、「患者の視点」・「職員の視点」・「医療の質の視点」・「医療経済の視点」などから、チーム医療が本当に有効に機能しているかを検討した上で、これからのチーム医療のあるべき姿やエビデンス創出のためにやるべきことを議論することで、九州・山口の医療現場に「土を耕し、種を蒔いて」いただきたいと思います。

  • 基調講演:森田  勝(国立病院機構九州がんセンター 副院長)
  • 演者1:定永 倫明(済生会福岡総合病院 副院長)
  • 演者2:兼重  晋(福岡大学病院 副薬剤部長)
  • 演者3:西岡 心大(長崎リハビリテーション病院法人本部人材開発部 副部長/栄養管理室 室長)
  • 演者4:淀川 千穂(九州大学病院医療連携センター 入退院・周術期支援担当/看護師長)
  • 11月21日(日) 13:20-15:20
  • 3.「医療コミュニケーションを肥やしにするには」
  • 座長:高山 智子(国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報提供部 部長)
  • 座長:内山 明彦(地域医療機能推進機構九州病院 院長)
  • 医療者が「患者の意向を尊重する」だけでなく、患者とともに診療を行う「患者中心の医療」、さらには「患者参加型の医療」へと進むためには、医療者と患者が充分に対話し共通認識を持つためのコミュニケーションが必要です。また、医療の質を向上させるためには、その背景となる全医療従事者間の良好なパートナーシップが必要不可欠であり、その前提となるのが垣根のないコミュニケーションです。本セッションでは、患者-医療者間、医療職種間のコミュニケーション向上のための研究や活動を行っているエキスパートにお願いして、九州・山口の医療界全体のボトムアップのために「土を耕し、種を蒔く」ご講演をしていただきます。

  • 基調講演1:宮原  哲(西南学院大学外国語学部外国語学科 教授)
  • 基調講演2:高山 智子(国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報提供部 部長)
  • 演者1:古川 正幸(国立病院機構九州がんセンター 副院長)
  • 演者2:黒木 智鶴(国立病院機構熊本医療センター附属看護学校 教育主事)
  • 演者3:橘  直子(九州大学大学院 人間環境学府 人間共生システム専攻)
  • 演者4:岩崎 瑞枝(ファイナルステージを考える会 代表)
  • 演者5:大塚 志保(株式会社コーチ・エィ コーチング事業本部 医療・介護・福祉チーム マネージャー)

シンポジウム

  • 11月20日(土) 9:40-11:40
  • 1.「医療福祉連携の現状と将来展望及び医療福祉連携士の役割」
  • 座長:中村 起也(広南病院神経内科/医療福祉連携士4期生)
  • 座長:大力 元子(国立病院機構九州医療センター医療安全管理部 ゼネラルセーフティマネージャー/医療福祉連携士7期生)
  • 「医療福祉連携講習会」は、日本医療マネジメント学会が2010年度から開催しています。地域の医療及び福祉の円滑な連携の推進に寄与し、質的な向上を図ることによって、限られた医療及び福祉機能の効率化を図り、国民の医療及び福祉に資することを目的として医療福祉分野の連携・調整のエキスパートを養成しています。講習会を修了後、日本医療マネジメント学会の認定試験に合格し、登録された方が「医療福祉連携士」になります。「医療福祉連携士」が各地域の多種多様な分野にて活動しています。
    九州・山口連合大会では、医療福祉連携を推進している先生方および、九州・山口地域の各方面で活躍している医療福祉連携士の皆様に御講演・御発表いただき、医療福祉連携士の輪を広げることを目的に、本シンポジウムを企画しております。
    今回は、九州地区で地域包括ケア推進の旗振り役であられる、厚生労働省九州厚生局地域包括ケア推進課長 山口隆久先生に、医療福祉連携士に期待することを踏まえ、現状と課題について御講演いただきます。
    医療福祉連携講習会実行委員であられる、大久保一郎先生には、医療福祉連携講習会について、ご説明いただきます。
    このシンポジウムに御参加いただき、医療福祉連携士制度について、おひとりでも多く御理解・御賛同をいただき、来年の医療福祉連携講習会に、御参加いただく方が、おひとりでも多くなることを心から祈念いたしております。

  • 基調講演「地域包括ケアシステムにおける在宅医療・介護連携の重要性」
  • 山口 隆久(厚生労働省九州厚生局 健康福祉部 地域包括ケア推進課 課長)
  • 演者1 「離島における医療福祉の現状と連携の展望
         ー医療福祉連携士の実践を通して見える繋がりー」
  • 演者:島 千代子(社会医療法人玄洲会 光武内科循環器科病院 地域包括支援部 地域連携課 課長/医療福祉連携士9期生)
  • 演者2 「医療福祉連携士としてMSWができること」
  • 演者:延末 一洋(くまもと森都総合病院地域医療連携室 社会福祉士/
    医療福祉連携士9期生)
  • 演者3 「医療福祉連携に於いて事務職員ができる事」
  • 演者:牟田  薫(久留米大学病院医事課課長 /医療福祉連携士8期生/医療対話推進者)
  • 演者4 「医療福祉連携講習会について」
  • 演者:大久保一郎(横浜市衛生研究所長/筑波大学名誉教授/医療福祉連携講習会実行委員会委員)
  • 11月20日(土) 14:20-15:50
  • 2.「地域連携クリティカルパスの現状と問題点」
  • 座長:佐藤 清治(佐賀県医療センター好生館 館長)
  • 座長:西山ゆかり(国立病院機構長崎医療センター 看護部長)
  • 2000年に大腿骨頸部骨折の地域連携クリティカルパスが報告されて以後、2006年には保険収載され、2008年には脳卒中が対象疾患となりました。2009年には、5大がんの地域連携クリティカルパスの運用が、がん診療連携拠点病院の指定要件に加えられました。このように、地域完結型の医療の達成のために地域連携クリティカルパスの役割はますます大きくなってきています。しかし、各種の地域連携クリティカルパスの運用には地域差が大きく、その効果が明確になっているとは言えません。本シンポジウムでは、地域連携クリティカルパスの運用の実績や効果、さらに問題点などを紹介していただき、九州・山口の地域完結型医療の達成に資する地域連携クリティカルパスを目指した議論をしていただきたいと思います。

  • 演者1:中村 元信(国立病院機構九州がんセンター 泌尿器科部長)
  • 演者2:渡辺 充伸(江南病院 リハビリテーション科 診療部長/リハビリテーション科部長)
  • 演者3:寺崎 修司(熊本赤十字病院 脳神経内科部長)
  • 演者4:佐野美和子(麻生飯塚病院看護部 病棟師長)

ワークショップ

  • 11月20日(土) 15:20-17:00
  • 1.「病院勤務者の在宅医療への理解を深めるためには?」
  • 座長:林  弘人(国立病院機構関門医療センター 病院長)
  • 座長:原口  勝(公立八女総合病院企業団 みどりの杜病院 院長)
  • 地域包括ケアシステムの構築が叫ばれる中、治療が終了したら速やかに住み慣れた場所に戻っていけるよう、診療報酬の中に専従の退院調整看護師の配置や病棟看護師が在宅に出ていく仕組みが盛り込まれ、在宅へのスムーズな移行は少しずつ進んできています。しかし、在院日数が年々短縮される中、入院時から退院を見据えて支援計画を立案し、意思決定支援を行っていくことに苦慮されている方は多いのではないでしょうか。院内スタッフが、どのように情報共有を行い目指す方向を同じにして、患者家族を巻き込んだチーム医療を展開していけばいいのでしょうか。このセッションでは、各立場での課題や取り組みを共有し議論を深めることで、九州・山口の患者・家族が望む療養場所の選択につなげるための議論をしていただきたいと思います。

  • 基調講演:二ノ坂保喜(医療法人にのさかクリニック 院長)
  • 演者1:竹山 由子(国立病院機構九州がんセンター訪問看護ステーション 管理者)
  • 演者2:那須百合美(福岡県訪問看護ステーション連絡協議会 理事)
  • 演者3:柴口 里則(日本介護支援専門員協会 会長/
    公益社団法人福岡県介護支援専門員協会 会長)
  • 11月21日(日) 8:30-10:10
  • 2.「老年医学の理解を深めよう!」
  • 座長:笹ヶ迫直一(国立病院機構大牟田病院 副院長)
  • 座長:瀬上希代子(福岡徳洲会病院 看護部長)
  • 社会の高齢化に伴い高齢患者の診療機会が急激に増加しています。高齢者においては、臓器予備能や併存症の問題のみならず、認知症、周囲のサポート、経済的問題など、治療を行う上で考慮するべき問題が多岐にわたります。高齢者に対して標準治療を適応するべきか、適応が可能か、その個人についてベストな治療法は何か等についてエビデンスを創出することが必要とされ「老年医学」に注目が集まっています。本セッションでは、治療可能な高齢患者を選ぶ“さじ加減”の科学的な設定、標準治療が困難な高齢者への対応の動向などを含めて、九州・山口での高齢者診療についての意識を高めていただきたいと思います。

  • 基調講演:大中 佳三(九州大学大学院医学研究院 老年医学 講師)
  • 演者1:西嶋 智洋(国立病院機構九州がんセンター 老年腫瘍科/消化管・腫瘍内科)
  • 演者2:北川 善子(国立病院機構九州がんセンター 看護部 がん相談支援センター
    がん看護専門看護師)
  • 演者3:首藤 敏夫(久留米大学病院 老人看護専門看護師)

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一般演題

クリティカルパス展示