• 2022年7月1日(金)~3日(日)
  • パシフィコ横浜
会長:土谷 健(東京女子医科大学 血液浄化療法科 教授)

会長挨拶

第67回日本透析医学会学術集会・総会
会長 土谷 健
東京女子医科大学 血液浄化療法科
土谷 健

第67回日本透析医学会学術集会・総会を、2022年7月1日(金曜日)から7月3日(日曜日)にかけて、横浜みなとみらいのパシフィコ横浜において開催させていただきます。

日本透析医学会学術集会・総会は熱心な参加者が多数集い、全国の会員・会員施設における腎代替療法の水準を向上、維持する貴重な場となっております。このような重要な大会を主催させていただくこと、大変な栄誉であることと同時に責任の重大性を感じております。

従来、透析医療を中心に運営されてまいりました学会や学術集会ですが、現在では腎代替療法の考え方が広まり、多くの施設で療法選択外来が行われるようになりました。さらには昨年来、透析を“見合わせる”という事例が社会的問題となり、学会からは“透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言”が上梓されました。その結果、保存的腎臓療法(Conservative kidney management)が透析を見合わせた場合の診療状況になりました。そして、その際に不可欠な“腎不全緩和ケア”の正式なガイドが初めて検討されているなど、現在の透析医療は各療法の質の向上のみでなく、療法選択・腎不全合併症・患者の高齢化・医療経済・死生学・多職種チーム医療・地域医療などさまざまな因子を包括する有機的な医療システムになっております。

こうした激しい変化に対して、今回の大会のテーマを「透析医療のSDGsを求めて」といたしました。SDGs(sustainable development goals)とは、国連総会で採択された“持続可能な開発のための国際的な開発目標”のことです。この考え方はそのまま透析医療にもあてはまるものと考えます。患者様のために変えるべきことを変え、変えてはならないことを変えずに持続的に努力を続けていくことが必要だと確信しています。そのため今大会では、透析医療において持続的な目標とすべき項目を明らかにし、それを達成するための実行手段を皆様とともに考えたいと思います。

そしてもう一つの支柱として、今後の医療に必要不可欠な思考概念である「AI(artificial intelligence)」を掲げました。AIの新しい視点やアプローチを、ぜひとも透析医療のSDGsに取り入れたいと思い、AIを初めて学ばれる皆様から、より高度な知識と応用を学びたい皆様が幅広く学習できる場を設けました。どうぞ、楽しみにしていただきたいと思います。

今もなお、コロナ禍は日本のみならず世界を覆っています。本大会は通常多くの皆様が現地に参加され、真摯な中にも華やかさのある楽しみな学術集会ですが、この2年はそれがかなわずに各会の大会長の先生やスタッフの皆様は大変なご心労が重なられたと伺っております。それでもweb配信などを通じて、学術集会の責務を十二分に果たした大会であったと称賛されております。今回の大会がいかなる状況下で行われるか不確定ではありますが、この2年と従来にも劣らぬ大会とすべく、最大限の力を発揮できるよう私を含めスタッフ一同、気を引き締めております。

第67回日本透析医学会学術集会・総会が会員の皆様と腎代替療法を受けている患者様にとって、実りある有意義な大会になりますよう、成功に向けて皆様方の御指導、御支援の程をよろしくお願い申し上げます。

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