第52回公益社団法人 日本口腔インプラント学会学術大会

大会長挨拶

村上弘

第52回公益社団法人
日本口腔インプラント学会学術大会

大会長 村上 弘

 第52回公益社団法人 日本口腔インプラント学会学術大会は「日本のど真ん中」名古屋で開催いたします。場所は名古屋市制100周年を記念して開催された世界デザイン博覧会の舞台となった白鳥センチュリープラザ・名古屋国際会議場です。この会議場は3000名を収容できるセンチュリーホールをベースに1000人単位のイベントホールや国際会議場などを備えており、この50年間に著しい発展を遂げてきた日本口腔インプラント学会総会・学術大会にふさわしい場所と思っております。
 今回からの新メインテーマは「国民から信頼される口腔インプラント治療」です。インプラント治療は歯科の知識と技術の結晶です。この果実を歯科臨床に応用し、国民から信頼される治療を目指す所存です。
 大会サブテーマは歯科の知と技術の結晶である口腔インプラント治療を見据え、さらなる探究を続ける姿勢を現す「時代を超える知と技の探究」とさせていただきました。

 名古屋は「尾張名古屋は城で持つ」と言われるように、疫病退散・防災のシンボルとしての黄金の鯱を頂き、史上最大の延べ床面積を誇った地上5層5階、地下1階の天守閣と絢爛豪華な本丸御殿に加え鉄壁の守りを固めた要塞としての機能を兼ね備えた名古屋城を中心に広大な濃尾平野が広がる250万人都市です。特に、金鯱は純度80%の黄金でできており、その輝きは東海道や佐屋路、美濃路を行く旅人や七里の渡しの船人たちにも届いたと言われています。その輝下にはトヨタ、三菱をはじめとする自動車、航空関連企業群や貿易総額では日本一の名古屋港などの工業・技術拠点が並び、文化・知的拠点としてテレビ塔や世界最大級の規模を誇るプラネタリウムドームを持つ名古屋市科学館、コアラで有名な東山動植物園、そして三種の神器のひとつ草薙神剣を祀る熱田神宮を擁しており、今回のサブテーマ「時代を超える知と技の探究」にふさわしい地域と自負しております。
 学術大会のプログラムはまだ詳細をご紹介できませんが、ホームページ等で、逐次紹介させていただきます。

 コロナ渦が無事収束しており、盛大な学術大会が開催できることを祈願しております。また、皆様の知的好奇心、技術向上心が大いなるエネルギーとなり、素晴らしい大会となると信じております。コロナ渦で準備に奔走していただいている中本哲自副大会長、小松晋一副大会長、加藤大輔実行委員長、伊藤幸司副実行委員長、上野温子準備委員長、長谷川ユカ副準備委員長、そして関係スタッフ一同とともに一人でも多くの参加を心よりお待ち申しあげております。

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