第68回 公益社団法人 日本口腔外科学会総会・学術大会

ご挨拶

第68回公益社団法人日本口腔外科学会総会・学術大会

大会長 桐田 忠昭

(奈良県立医科大学 口腔外科学講座 教授)

桐田 忠昭

この度、第68回公益社団法人日本口腔外科学会総会・学術大会を2023年11月10〜12日の3日間にわたり大阪国際会議場(グランキューブ大阪)にて開催させていただきます。

さて、本学会の発足は1933年に設立されました「口腔外科集団会」に始まります。その後、1935年に「口腔外科学会」、1966年に「日本口腔外科学会」となり、2012年から「公益社団法人日本口腔外科学会」と確実に発展し、約90年の歴史を誇る口腔外科関連学会の中で最大の学会となっています。この歴史ある本学会の総会・学術大会の大会長を務めさせていただくことは、大変な栄誉であり身の引き締まる思いです。本学会の役員、代議員ならびに会員の先生方に厚く御礼を申し上げます。

今回の学会のテーマは「次世代への継承と新たなる発展 Passing On Our Legacy, Breaking New Ground」とさせていただきました。これは今まで先達の先生方が築いてこられた数多くの功績を次世代へとスムーズに継承するとともに、これからの日本口腔外科学会を支え、リードしていただく次世代の先生方のさらなる発展を祈念して決めさせていただきました。今回はこのテーマに関連した特別講演をはじめ、海外招聘講演、教育講演、関連学会理事長講演、各種シンポジウム、ワークショップ、パネルディスカッション、ビデオレクチャー、ミニレクチャー、市民公開講座等、盛りだくさんの内容で企画し、会員の皆様の興味深い内容にさせていただきたいと思っています。特に若い先生方にはこれからも口腔外科を専攻し、極めていただける良いきっかけとなるようにしたいと願っています。口腔外科の未来を見据え、基礎研究と臨床とが叡智を持ってコラボレーションし、進歩していく姿を先生方と一緒に考え、ディスカッションできればと期待しています。

新型コロナウイルス感染症の終息が望まれるところですが、まだまだ油断できない状況です。今後の状況も見据えながらではありますが、基本的には皆様方と直接顔を合わせる対面での開催を主体とし、感染対策に十分に配慮しながら行って参りたいと思っています。

大阪と奈良は電車で約30分の距離にあります。奈良は、ご存知のように約1,300年前に都が置かれ、華やかな文化が育まれ開花した地であり、数多くの名所や寺社仏閣が残されています。学会の合間や終了後には奈良にもお越しいただき、錦秋の古都奈良を存分にお楽しみいただければと願っております。多くの演題をご登録いただくとともに一人でも多くの先生方にご参加いただき、盛会となりますようご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

2022年11月吉日

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