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第123回日本循環器学会九州地方会
会長挨拶
 
   このたび、第123回日本循環器学会九州地方会の会長を務めさせていただくこととなり、大変光栄に存じております。

私は以前、日本循環器学会の関東甲信越地方会に所属しておりましたが、参加者も演題も循環器内科が主体であり心臓血管外科医にとってはやや縁遠い学会であったような印象でした。しかしながら、日本循環器学会九州地方会は、従来より、外科系・内科系・基礎系が互いに協力しながら運営されており、まさに昨今のハートチーム時代を先取りした諸先輩の先生方の慧眼の賜物と感ずると共に、九州における循環器疾患における内科・外科との連携の意識が世の中に先駆けて熟成されてきたものと、諸先輩方の今までのご尽力に対し心より敬服しております。

ハートチームという言葉はすでに定着し、ガイドラインにおいても各分野の最適な治療法決定については、冠動脈、弁膜症、感染性心内膜炎、心不全などすべての領域でハートチームによる意思決定がClass Iのグレードで推奨されております。本学会が九州地区の循環器内科、心臓血管外科、小児循環器内科、基礎研究を専門とする医師の交流、ディスカッションの場となり、お互いに学び合いながらそれぞれの現場での最良のチーム医療の構築の一助になればと思っております。前回の地方会では、そのような観点より、外科・内科連携セッション、若手によるハートチームセッション、研修医に対する教育セミナー、ACHD(成人後天性心疾患)に関するセッションなどが新たに企画され、盛会裏に地方会が終了しました。九州支部長である野出孝一先生、122回九州地方会会長でいらっしゃいました樗木晶子会長のご尽力の賜物と学会員の一人として心より感謝申し上げます。今回の地方会でも、好評でありましたこれらのセッションを引き続き継承させていただきたいと考えております。

教育講演の招待演者といたしましては、来春に大阪で開催されます第82回日本循環器学会学術集会の会長でいらっしゃる大阪大学教授の澤芳樹先生にご講演いただき、更に、イタリアよりESCなどで循環器疾患における抗凝固療法に関するガイドラインの策定委員も務められているChieti大学循環器内科教授のRaffaele DeCaterina先生をお招きし、DOACを含めた最新の循環器領域における抗凝固療法の現況についてご講演いただく予定としております。

今回は久留米市の久留米シティプラザで開催させていただきます。2年前に竣工した新しい多目的施設です。年末のお忙しい時期ではありますが、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

最後に、7月に起きました九州北部豪雨災害にて被災された皆様に心よりお見舞い申し上げると同時に、被災地の一日も早い復興を祈念しております。
 
 
 
第123回日本循環器学会九州地方会
会長 田中 啓之
(久留米大学外科学講座 主任教授)
 
 
 
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