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ご挨拶

第64回北日本産科婦人科学会総会・学術講演会
会 長  櫻木 範明
(北海道大学大学院医学研究科 生殖内分泌・腫瘍学分野 教授)

会長 櫻木範明

第64回北日本産科婦人科学会を平成28年(2016年)9月17日(土)~ 18日(日)の2日間、ロイトン札幌において開催させて頂くことになりました。北海道大学にこの学会を担当する機会が与えられましたことを大変光栄に思います。

北日本産科婦人科学会(旧:日産婦北日本連合地方部会)に所属する14大学が産婦人科医療をカバーする地域は、北海道、東北6県、北陸4県であり、日本全体の面積の4割以上を占めています。この広大さが重荷と感じられる場面もあると思いますが、何と言っても豊かな自然と暖かい人柄にあふれる文化は魅力です。産婦人科医は新たな生命の誕生を助け、家庭や地域社会で活躍する女性の健康を守る役割を担っています。このような私たちの専門職を本当に良く活かせる地域であると思います。

多くの先生が地方部会でデビューし、北日本産科婦人科学会で鍛えられ、その次には難関の日産婦学会発表の栄誉を得るという過程をたどって成長されてきたと思います。私もこの学会で多くの優れた同世代の医師や後輩思いの先輩諸先生に出会い、育てて頂きました。第64回学術集会も、各地域で活躍する若手の先生が日頃の研修・勉学の成果を発表して、同世代の知己を得る良い機会となることを念願しております。

学術集会プログラムでは、秋田大学、新潟大学、岩手医科大学の気鋭の先生がたに特別講演をお願いします。その他に指導医講習会、一般演題等でプログラムを構成いたします。2017年からの専門研修は研修プログラムで行うことになりますので新しい専門医制度の話題も取り上げたいと思います。その核心にあるのはプログラム管理・評価の体制(指導医と専攻医の相互評価、プログラム評価)と施設群の形成であると思います。施設群構成のポイントは1)専門性の担保(指導医と症例経験)、2)地域医療の経験(地域医療重視)、3)リサーチマインドの涵養です。バランスの取れた次世代の産婦人科医を育成するために専門研修プログラムが作られます。医療は国民の福祉のためにあり、専門医制度は専攻医と国民のためにあります。良い研修プログラムの作成は北日本地域の医療と大学の活性化にとって大きな鍵となると思われます。

秋の北海道はぬけるような青空が広がり、大雪山では紅葉が始まる季節です。是非とも自然と秋の味覚も楽しんで頂きたいと思います。大勢の会員の皆様のお越しをお待ち致しております。

2015年11月吉日