第9回日本心筋症研究会 The Japanese Heart Failure Society

ご挨拶

第9回日本心筋症研究会
会長:塩島 一朗
関西医科大学内科学第二講座 教授

 2023年5月13日(土)千里ライフサイエンスセンターで第9回日本心筋症研究会を開催させていただきます。COVID-19の感染状況次第ではありますが、いまのところ現地開催を予定しています。

 日本心筋症研究会は、日本心不全学会の分科会として2015年に発足し、心筋症の発症機序や診断・治療に関する基礎研究・臨床研究を発表する場として発展してきました。1990年にSeidmanらがミオシン重鎖の遺伝子変異が肥大型心筋症の原因となることを報告して以来30年以上が経過し、この間遺伝子診断・画像診断などの診断技術や、薬物治療・デバイス治療などの治療法において大きな進歩がみられました。また二次性心筋症の原因疾患に対して疾患特異的な治療が可能になったものもあります。それでも心筋症に由来する心不全・突然死は依然として臨床上大きな問題となっており、また、がん治療の進歩に伴い増加しているがん治療関連心筋障害も今後解決すべき重要な課題のひとつです。

 心筋症や心不全に関する幅広い話題について議論できる研究会となるよう準備を進めてまいります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。