会長挨拶

第33回日本環境感染学会総会・学術集会
会長 針原 康
NTT東日本関東病院 副院長・外科部長

伝統ある日本環境感染学会の第33回総会・学術集会を東京品川で担当させて頂くことになりました。大変光栄に存じますと同時に、その重責に身が引き締まる思いです。会員の皆様には心より感謝申し上げます。

今回、テーマを「感染制御におけるBest Practiceの追求」とさせて頂きました。免疫力の低下した高齢者や合併疾患を多く抱える患者が増加し、また耐性菌の増加、新興・再興感染症など、感染制御の重要性は高まるばかりです。

感染制御の基本は最良の対策の実践ですが、そのためには何が最良の対策かを明らかとして、その上でそれを実践していくことが求められます。何が最良の対策かを明らかとするためには研究、検討が必要ですし、明らかとなった対策を実践するためには工夫と努力が必要です。Best Practiceの追求のため、各種研究の発表とともに、実践のための工夫に関しての発表もお願いできれば有難いと考えております。

3年続けての関西地区での開催の後、今回は東京品川で開催させて頂くこととしました。2020年に東京オリンピックを控え、東京の交通の要衝である品川はさらに発展しつつありますので、品川の街並みを合わせてお楽しみ頂ければ有難いと思います。

毎年総会の開催される2月は降雪やインフルエンザの流行を心配しなければいけませんが、多くの会員の皆様に御参加を頂けると有難いと考えております。

第33回日本環境感染学会 総会・学術集会が実りある有意義な会になりますよう、誠心誠意準備致しますので、全国各地からの御参加をこころよりお待ちしております。また充実した会となりますように、会員の皆様方の御指導、御支援の程をよろしくお願い申し上げます。