大会長挨拶

回復期リハビリテーション病棟協会
第49回研究大会 in 浜松

大会長 加賀谷 斉

国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
副院長、リハビリテーション科部長
摂食嚥下・排泄センター長
健康長寿支援ロボットセンター長

加賀谷 斉

この度、回復期リハビリテーション病棟協会 第49回研究大会 in 浜松を2027年2月26日(金)〜2月27日(土)にアクトシティ浜松(静岡県浜松市)で開催させていただくことになりました。

回復期リハビリテーション病棟は日本が世界に誇るべき制度であり、急性期を終えた患者さんが質量ともに十分なリハビリテーションを受けて、日常生活や社会生活への復帰を目指す病棟です。現在は全国で病床数が97,000床以上、人口10万人あたり50床を超えるようになり、その質が問われるようになっています。 回復期リハビリテーション病棟協会は、誰もがよりよいリハビリテーション医療を受けられるために、回復期リハビリテーション医療及び当該病棟の運営に関する各種調査並びに研究をはじめ、医師・看護師・介護士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・栄養士・薬剤師・ソーシャルワーカー等の人材育成を目的とした研究会や講習会並びにセミナー等の企画・運営及び管理の推進を図っています。そのために、毎年の研究大会は大きな役割を持ちます。

本大会のテーマは「回復期リハビリテーション病棟の力」とさせていただきました。急性期病棟、地域包括医療病棟、地域包括ケア病棟、療養病棟ではない回復期リハビリテーション病棟では、どのようなリハビリテーション医療を行うべきか、実際に行っているかについて、われわれの力を報告できる大会にしたいと考えています。われわれはともすれば多忙な日々の臨床に流されがちですが、よい医療を行っているという自負だけでは不十分です。回復期リハビリテーション病棟発のエビデンスを多数発信していくことが重要です。

学会では例年通り特別講演、教育講演、シンポジウム、委員会企画、共催セミナー、一般演題、機器展示などを予定します。寒い時期の開催ではありますが、熱い議論ができることを願っています。全国から多くの皆様のご参加、ご発表をお願い申し上げます。

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