会長挨拶

この度は日本角膜カンファランス2024（第48回日本角膜学会総会・第40回日本角膜移植学会）の会長を拝命することになり、大変光栄に存じます。ウィズ・コロナの時代となり、角膜カンファランス2024は従来の形で対面開催を予定しています。会期は2024年2月8日（木）〜2月10日（土）の3日間で、羽田空港に隣接したHaneda Innovation Cityで開催させていただきます。羽田空港はハブ空港として、日本を訪れる世界中の方達が利用しています。学会ポスターも、世界にクール・ジャパンをアピールできるデザインにしました。そして海外への門戸が再び開かれたことを記念し、海外からの演者をお呼びしようと思います。新しい試みとして、米国Cornea Societyとの合同シンポジウムを予定しています。詳細は追ってご案内いたしますが、海外から数名の先生を含む共催国際シンポジウムを企画します。また、特別講演としてBascom Palmer Eye InstituteのCarol Karp教授に「High resolution anterior segment OCT for ocular lesions」について講演していただきます。

角膜カンファランスの伝統である「よく学び、よく遊べ！」の精神は、角膜を専門とする研究者の遺伝子に脈々と受け継がれています。今回のアスレチック大会は羽田空港に因んで「紙飛行機選手権」を予定しています。老若男女を問わず、誰にでも優勝するチャンスがあるので、みなさまの参加をお待ちしています。学会の懇親会は羽田空港のターミナルビル内での開催を予定しています。別途ご案内しますが、席に限りがあるかもしれませんので早めの申込みをお待ちしています。

今回の羽田会場は、地方在住の先生方にとっては過去最高にアクセスが良い会場になると思います。Haneda Innovation Cityには私が所属する藤田医科大学東京先端医療研究センターが2023年10月に開業します。地下１階から地上４階にわたる施設のうち、3階までが藤田医科大学羽田クリニックとなります。ここでは、眼科、整形外科、形成外科と不妊治療を含む、最先端の医療技術を提供します。精密健診も実施する予定で、世界的にまだ数少ない立位CTスキャンなど、最先端の機器を整備します。そして４階は再生医療技術の研究開発、癌ゲノム解析など、学際的な橋渡し研究を実施する設備があります。お時間が許すようでしたら、見学に訪れて頂ければ幸いです。