第76回東日本整形災害外科学会
会長 松本 嘉寛
(福島県立医科大学整形外科学講座 主任教授)
第76回東日本整形災害外科学会 開催にあたって
このたび、第76回東日本整形災害外科学会を、2027年9月9日(木)・10日(金)の両日、福島県いわき市にて開催させていただくことになりました、会長を務めます福島県立医科大学整形外科学講座の松本嘉寛でございます。
本学会は長い歴史と伝統を有し、整形外科医療の発展に大きく寄与してまいりました。福島県立医科大学が本学会を担当するのは、松本淳教授、菊地臣一教授、紺野愼一教授に続き、私で4回目となります。偉大な諸先輩方の歩みを受け継ぎ、本学会を開催させていただくことは大変光栄であり、同時にその責任の重さを深く実感しております。太平洋に面した温暖な気候と豊かな自然、そして震災からの再生へと歩み続ける力強い地域・いわきの地で、伝統を礎とした実りある学術の場となるよう尽力してまいります。
学会テーマ:「アロハスピリッツで作る整形外科の未来 ―協働と共創―」
ハワイの言葉である「アロハ」には、思いやり、調和、相互の尊重、そして他者を敬い支え合う精神が込められています。医療を取り巻く環境が高度化・多様化する現代において、単一の専門性だけで解決できる課題は少なくなっています。このような時代だからこそ、多職種・多分野が垣根を越えて連携し、知見を持ち寄る「アロハスピリッツ」の実践が不可欠であると考え、本テーマを掲げました。
本テーマのもと、メディカルスタッフとの協働シンポジウムをはじめ、骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)や骨転移キャンサーボードなど、多職種連携が推進されている分野の実践例や課題を共有するセッションを企画しております。また昨年に引き続き、近年注目を集めるクマ災害を含む「災害外科」に関するセッションも開催予定です。職種や領域の枠を越えた対話を通じて、整形外科のさらなる発展につながる活発な議論が交わされることを期待しております。
いわきの地で「アロハスピリッツ」を体感する
開催地となるいわき市は、東北に位置しながら温暖で日照時間に恵まれ、「東北のハワイ」として親しまれてまいりました。かつて炭鉱の町であったいわきが、産業の転換期に「炭鉱から観光へ」と舵を切り、1966年に常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)を開業した不屈の歴史は、現在のいわきの街づくりと復興の歩みにも深く重なっています。
今回の全員懇親会は、その象徴であるスパリゾートハワイアンズにて開催いたします。熱い学術的議論の後は、ぜひ肩の力を抜き、文字どおりの「アロハスピリッツ」を体感していただければ幸いです。
さらに、いわきには小名浜港やアクアマリンふくしま、塩屋埼灯台などの美しい海辺の景観、メヒカリやあんこう、サンマをはじめとする豊かな「常磐もの」の食文化がございます。学会恒例の駅伝大会に加え、フットサルなどのスポーツイベントも企画しております。学術だけでなく、食・観光・スポーツ・懇親のすべてにおいて、いわきでの2日間を存分にお楽しみいただきたいと存じます。
おわりに
最後になりますが、本学会の開催に向けて多大なるご支援・ご協力を賜っております関係各位、座長・演者の諸先生方、メディカルスタッフの皆様、協賛企業の皆様、そして準備に尽力している医局員・スタッフの皆様に心より深謝申し上げます。
ご参加いただく皆様が新たな知見や温かい絆を持ち帰り、「福島に、いわきに来て本当によかった」と心から感じていただける学会を目指してまいります。2027年9月、皆様をいわきの地でお迎えできますことを、教室員一同、心より楽しみにしております。
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