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第123回日本消化器内視鏡学会九州支部例会
会長森山 智彦
(九州大学病院 国際医療部 准教授/九州大学大学院 病態機能内科) |
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| この度、2027年5月に開催されます第123回日本消化器内視鏡学会九州支部例会の会長を拝命いたしました、九州大学病院国際医療部の森山智彦です。歴史と伝統のある本会を開催できますことを大変光栄に存じますとともに、その重責に身の引き締まる思いでございます。 |
| 私の母教室であります九州大学病態機能内科学にとりましては、2003年に当時の飯田三雄教授が会長を務められて以来の九州支部例会の主催となります。当時を知る教室員はほとんど残っておらず一抹の不安もございますが、同時開催となります第129回日本消化器病学会九州支部例会の会長を務められる九州大学消化器・総合外科の吉住朋晴教授のご指導を仰ぎながら、本会の成功に向けて精一杯の準備を進めてまいります。過去の例会と同様に、本例会も内科と外科という領域の垣根を越えた連携で臨みたいと存じます。 |
| さて、今回の例会のテーマは「消化器病のブランド力を再考する」といたしました。 |
| 消化器内視鏡の分野に目を向けますと、本邦では胃カメラの時代から諸先輩方が内科だけでなく外科や放射線科、病理診断科の先生がたと深く協働しながら、確固たる内視鏡診断学の基礎を築き上げてこられました。その揺るぎない基盤の上に、2000年代には画像強調内視鏡や拡大内視鏡を用いた新しい診断学が確立し、さらには内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や侵襲的超音波内視鏡(Interventional EUS)といった、画期的かつ先進的な内視鏡治療が次々と生み出されてきました。
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| 一方で、現在の医療を取り巻く技術革新のスピードは凄まじく、中でも内視鏡は画像診断を中心としていち早くAIが開発・導入されてきた分野です。今後は診断支援にとどまらず、内視鏡治療の領域にもAI技術が応用されていく可能性が高まっています。これまで日本の内視鏡学は世界のトップランナーでしたが、世界的な技術の進歩やコモディティ化により、これからはその絶対的な優位性も少しずつ低下してくる懸念があります。 |
| そのような変革と挑戦の時代にあって、我々は次世代の医師たちに「消化器病の専門家を志すことの魅力」をどのように伝えていくべきでしょうか。学術集会とは、単に知識を集積するだけでなく、これまでの研究成果や臨床経験を次世代へと継承し、共に新しい知を創り上げる場です。AIに代替されるのではなくAIを高度に使いこなす医師をいかに育成するか、そして世界をリードする消化器病の専門医をどのように輩出していくか、本例会を、これからの消化器病学の「ブランド力」と未来像について、皆様と深く熱く議論できる場にしたいと考えております。 |
| 学会での発表や討論を通じて、若手の先生からベテランの先生までが互いに連携し、新たな挑戦や成長の機会を得られるようなプログラムを準備してまいります。会員の皆様におかれましては、多数の演題をご登録いただきますようお願い申し上げます。 |
| 新緑の美しい季節に、皆様と有意義なディスカッションができますことを心よりお待ちしております。 |