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第18回日本ロボット外科学会学術集会
会長 岩田 尚
(岐阜大学医学部附属病院 呼吸器外科 教授)
この度、第18回日本ロボット外科学会学術集会の会長を拝命致しましたことを心より光栄に存じます。2026年4月10日(金)~11日(土)の2日間、長良川国際会議場、都ホテル岐阜長良川で開催させていただきます。
今回のテーマをIntegration - Moving Beyond Diversity 「多様性から統合へ」とさせていただきました。
様々な手術支援ロボットが上市されている現状において、手術手技もそれぞれのロボットに応じて多様化してきています。一方で、術者側の環境も働き方改革等、社会の変容の中で多様性をもって手術に取り組むことが要求されております。今後、より効率的かつ洗練された手術に統合されていくと思われる方向性を見据えて、現在の立ち位置を確認していくことが重要と考えます。また未来の手術は芸術的に洗練されたものであるべきと考えております。そんな観点から、本テーマは、多様なロボット支援下手術の現在、そして未来への大きな方向性を論ずる学術集会としたいと考えております。
具体的には、
1.種々のロボット機器に応じた様々な手術手技の現状
2.各診療科で施行されている特有の手術手技を共有することによる効率的な手術の実践
3.ロボット支援下手術が創りだす、より洗練された美しい手術治療、外科教育体系への統合
の3テーマを提案したいと思います。
本学会は、ロボット支援下手術のもとロボットを使用するすべての診療科で横断的な議論をすべきだと思います。
今回のポスターは、そんな意味合いを込めるともともに、「岐阜」という地名を名付けた織田信長像を黒抜きで配置しました。天下統一を目指した信長は、本テーマのIntegration - Moving Beyond Diversity 「多様性から統合へ」のポスターにふさわしいものと自負しております。黒抜きの信長像にご自身を重ね合わせていただき「我こそが!」といった熱い議論を期待します。
4月の岐阜は気持ちのよい時期です。清流長良川を学会会場からご覧になれますし、少し出れば河畔となります。岐阜城にもぜひ足をお運び頂き、信長気分を味わってください。また岐阜駅周辺には、柳ヶ瀬を代表とした数多くの飲食街もございます。どうか地方都市「岐阜」を充分にお楽しみいただき、みなさまにとりまして実り多い学会となりますことを祈念しております。
© 2024 The 18th Annual Congress of
Japan Robotic Surgery Society