Meet the Mentor Sessionのご案内
気軽な雰囲気の中で各界の先導者と親しく交流を深めていただける場として、小規模会場でのMeet the Mentor Sessionを企画いたしました。奮ってのご参加をお待ちしております。
 
会  場 朱鷺メッセ 3階 小会議室305
対  象 学術集会参加者
定  員 27名(各セッション)
参加登録

事前申込みは締め切りました。

Meet the Mentor Sessionに参加ご希望の方は、会場にお越しいただきましたら
「総合案内」にて、当日受付をお済ませください。

なお、定員に達していた場合、受付できない場合もございますので、予めご了承ください。




1) 5月28日(木)13:50~14:50
Mentor : Anton Johannesson (ÖSSUR Nordic, Sweden)
概  要 : Anton先生は義肢装具士(CPO,PhD)の先生で、本学会では、1)術後の断端管理(ドレッシング方法)と、2)義足の製作技術(特にCAD-CAMシステム)について講演されます。糖尿病性の下肢切断は、血行循環の問題であるか?治癒が遷延した場合、再切断するのか?年齢や診断はアウトカムを予測するか?高齢者の下肢切断のアウトカムを測る良い方法は何か?など、切断に関する話題が提供されます。
2) 5月28日(木)17:20~18:20 
Mentor : 向井 千秋 (宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙医学センター)
概  要 : みなさま御存知かと思いますが、日本人女性初の宇宙飛行士であり、宇宙に関する幅広い話題が展開されると期待されます。
3) 5月29日(金)15:00~15:30
Mentor : Ying-Zu Huang (Department of Neurology, Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan)
概  要 : Huang先生は、台湾の神経内科医で、TMSのTheta burstの第一人者です。また、ジストニアやパーキンソン病に対する電気生理学的評価、非侵襲的脳刺激の専門家としてもご活躍で、近年ではパーキンソン病の治療にも力を入れておられるように、神経難病・電気生理といった幅広い分野の話題があります。
4) 5月29日(金)15:30~16:00
Mentor : Hartwig R. Siebner (Danish Research Center for Magnetic Resonance, Copenhagen University Hospital Hvidovre, Denmark / Department of Neurology, Copenhagen University Hospital Bispebjerg, Denmark)
概  要 : Siebner先生は、現在、デンマーク国立のMRI研究機関の所長をしてらっしゃいます。TMS、fMRI、EEG、tDCSのような様々な評価介入手法を組み合わせ、脳機能や病態の解明に力をいれてらっしゃいます。最近は、パーキンソン病のレボドパによるジスキネジアに関する業績が注目を集めます。脳機能の解明に、Brain Stimulationをいかに用いるか?など、話題を用意しております。
5) 5月29日(金)16:10~17:10
Mentor : Andrew Jackson (Institute of Neuroscience, Newcastle University, UK)
  : Andrew Jackson先生(MPhys, PhD)は、物理学と神経科学を基礎とし、霊長類を用いた基礎研究に力を入れてらっしゃいます。ワシントン大学時代には、神経活動を持続的にモニタリングし、Closed-loopを用いて修飾をする”Neurotip”という技術を開発されました。現在のNewcastle大学に異動されて以降、霊長類への埋め込み器機を用いた神経生理学的研究に加えて、ヒトを対象とした、脳波、筋電図、脳刺激(TMS、tDCS)を用いた非侵襲的な 研究にも従事してらっしゃいます。本Meet The Mentorでは、“Applications of new neurotechnologies in rehabilitation”をテーマとする予定です。
6) 5月29日(金)17:20~18:20
Mentors : Peter Konrad (Noraxon U.S.A. Inc., USA)
Stephen Scott (Neurosciences Centre for Neuroscience Studies, Canada / Department of Biomedical and Molecular Sciences, Queen’s University, Canada)
概  要 : このセッションでは、2名の先生に参加して頂きます。Konrad先生は、歩行解析、Scott先生は、ロボットによる上肢機能評価について、本学会で講演されます。"Clinical motion assessments past and present"をテーマに、臨床評価の最先端に関する話題と従来法との比較に関してソフトウェア(評価アルゴリズム)からハードウェア(計測デバイス、ロボット)まで、評価対象も脳から末梢(筋)までと、幅広く話題を提供します。


<具体的なトピックの例>


1) Expert level vs applied level
  以前は、モーションキャプチャやロボット・システムなど、工学的技術を利用した臨床評価は工学やバイオメカニクスのバックグラウンドがなければ使えなかった。しかし現在の技術的進歩により、ヘルスケアの専門家でもそういったシステムを比較的簡単に使えるようになってきた。

2) Economical use
  以前の臨床評価機器は高額で、計測までの準備時間も長くなかなか一般病院や通常診療の一環として用いるのが難しかった。しかし、近年の改良により価格も抑えられ、準備にかかる時間も大幅に短縮された。

3) Biomechanics enters treatment
  最近10年間の技術的進歩により、計測した生体運動情報のリアルタイム処理が可能になったため、リアルタイムで患者さんの状態に応じて、システム側がアシストや刺激などの介入をおこなうことが可能になり、バイオメカニクスが治療に応用されるようになってきた。

4) Interdisciplinary approach
  以前は生理学、神経学、代謝、循環器などの検査と運動学的な検査は、分離して独立なものとして扱われていた。しかし、現在ではそれらの境界線は曖昧になり、分野横断的な診断アプローチがおこなわれるようになってきた。


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