会長挨拶

成田 吉明(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 理事長)

第29回日本医療マネジメント学会学術総会

会長 成田 吉明

(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 理事長)

この度、第29回日本医療マネジメント学会学術総会を2027年6月18日(金)・19日(土)の2日間にわたり、グランドメルキュール札幌大通公園と札幌市教育文化会館に於いて開催させていただくことになりました。
北海道(札幌市)での開催は3回目で2018年以来9年ぶりとなります。

学術総会のテーマは、「地域とともに創る医療の未来」とさせていただきました。皆様方のご期待に応え、ご参加の皆様とともに学びが多い学術総会が開催できるよう準備を進めております。
我が国の医療経営環境は、人件費並びに物価の高騰、人口減少、少子高齢化の影響による働き世代の減少とともに、受療動態が大きく変化するなど、複合的な変化にさらされています。そこに「新たな地域医療構想」として、これまでの病床機能の分化と連携に加え、外来や在宅、介護との一層の連携強化が求められています。

また、2026年度診療報酬改定の審議においても、中医協に提出される資料はDPCデータ、レセプトデータなどに基づき、全体最適を図るための資料となっていることからも、医療の質の古典モデルである「ドナベディアンモデル」に近い形で、日本の医療政策が進められております。
私どもは、この大きな変化、時代の潮流に対応し、組織変化を繰り返しながら、あるべきすがたを求めていかなければなりません。

本学会の名称である「マネジメント」とは、人と組織が成果を出し続けるための「仕組みをつくり」「動かし」「改善すること」、つまり、PDCAを展開することであります。
「マネジメント」の著者であるピーター・ドラッカーは、「マネジメントとは、人を通じて成果をあげることである。」と定義しています。医療経営環境が厳しい今だからこそ、未来に向けて、私たちが達成すべき目的を共有し、成果をあげる仕組みづくりのために、この学術総会で発展的で未来志向の意見交換ができればと願っております。

6月の札幌は「薫風の時期」となります。近年は地球温暖化、異常気象の影響により梅雨のない北海道でも雨が続く時がありますが、とても気持ちの良い時期での学術総会となります。海の幸も山の幸も、食材の宝庫と呼ばれる北海道を満喫いただけるものと思います。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

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