第41回 日本整形外科学会基礎学術集会

10月18日より、アジアパラ競技大会が愛知・名古屋で開催されます。
宿泊施設の混雑が予想されますので、お早めのご手配をおすすめいたします。
また、岐阜名物「長良川の鵜飼」観覧のシーズン最終日が10/15となっております。
本学術集会とあわせて、ぜひ岐阜ならではの情緒豊かなひとときをお楽しみください。

ご挨拶

第 41 回日本整形外科学会基礎学術集会
会長 秋山 治彦
岐阜大学大学院医学系研究科 整形外科学講座 教授
秋山治彦

 この度、第41回日本整形外科学会基礎学術集会の会長にご推挙いただき、2026年10月15日(木)~16日(金)の両日にわたり、岐阜市の長良川国際会議場と都ホテル岐阜長良川で開催させていただくことを大変光栄に存じております。伝統ある本学会を岐阜大学医学部整形外科学教室として担当させていただくこととなり、大変名誉なことと存じております。日整会会員の皆様、関係者の皆様方に、心より御礼を申し上げます。

 本学会は1973 年に「骨・関節の基礎を語る会」として始まりました。その後、“整形外科医自らが基礎的研究を行い、それを発表する場として、さらには研究を通じた交流の場”として、現在の基礎学術集会に発展いたしました。整形外科学は先人の様々な基礎研究や臨床研究の成果により目覚ましい発展を遂げておりますが、今後も研究におきましても、臨床におきましても、さらに追求し続ける必要がございます。

 今回、第41回日本整形外科学会基礎学術集会のテーマは、「整形外科学はミ・ラ・イ・エ」、といたしました。Migration of the mind、Laboratory for center of excellence、Innovation for healthcare、Education for young orthopaedic surgeonsを基盤とし、教育による人材育成、研究成果と革新的な標準治療の確立、これらを進めていく原動力としての研究マインドの醸成を主眼とした学術集会を構成していきたいと考えております。昨今は「ラボからベッドサイドまで」だけではなく、様々なソースからの整形外科研究が行われております。医療デジタルトランスフォーメーションの急速な発展、大規模データベースの構築とそれらのデータ解析などなど、大きな変革の波が押し寄せてまいりました。加速度的な技術進化の中で重要なことは、それぞれの医師が研究や臨床において目的をはっきりと認識し、その中に価値を見出し、更なる発展につなげることと考えております。日本整形外科学会基礎学術集会は、研究の活性化・若手整形外科医の教育と啓発・国際化の推進などを目的としております。第41回日本整形外科学会基礎学術集会におきましても、学会の精神や、これまでの学術集会の開催形式やプログラムを踏襲しながら、最新の技術や知見を会員が一堂に会して論議する学術集会を作り上げてまいりたいと存じます。多くの研究者の招聘も含め、さらに、関連する皆様やご協力をいただく企業の皆様と⼀緒に考え、創り上げてまいりたいと存じます。

 長良川国際会議場と都ホテル岐阜長良川は、清流長良川の河畔にあり、川向こうの金華山の頂には岐阜城の勇姿を眺望できます。学会会期初日の10月15日が長良川鵜飼最終日予定ですので、お時間が許しましたら是非鵜飼船に乗船いただければと思います。多くの皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。