第58回日本赤十字社医学会総会

ご挨拶

牧野 憲一

第58回日本赤十字社医学会総会
会長 牧野 憲一
(旭川赤十字病院 院長)

2022年の第58回日本赤十字社医学会総会は、北の大地“旭川”において集合形式で開催することにいたしました。この学会は、全国の赤十字人が一堂に会して情報を交換し、交流を深めることが大きな役割です。このためにも集合形式にこだわりWEB形式での対応は、行わないことにしました。多くの赤十字関係者に旭川に来ていただけることを願っています。

学会のテーマは「北の大地から発信する共生・協調・協働の未来」です。コロナとの戦いはまだ続くと思われますが、その中でいかに医療を展開するのか、社会活動を正常化していくかがこれからは問われます。地域医療は、コロナにより多くの影響を受けました。地域の医療提供体制の問題も見えてきていると思います。そんな中で地域の医療機関、医療従事者が如何に協調し、協働するかが重要です。post-corona、with-coronaの中での赤十字病院の在り方を見つけていきたいと考えています。

このようなテーマにちなんで今回の学会では、2つのシンポジウムを予定しています。1つは、これからの病院経営をテーマとしたもの、もう1つは、働き方改革に沿って多職種協働をテーマとしたものです。また、特別講演は2つ用意致しました。北海道大学 寳金清博 総長、旭山動物園 坂東元 園長のお2人です。さらに、従来から行われている企画セッション、一般演題も同様に実施します。

会期は10月6日(木)、7日(金)で、会場は旭川市民文化会館、OMO7旭川、アートホテル旭川の3つの施設を使用します。10月はじめの旭川は、紅葉が始まり行楽シーズンでもあります。旭川には旭山動物園があるだけではなく、近郊には感動を生む景色が拡がっています。もちろん北海道ならではの秋の味覚もふんだんに楽しむことができます。多くの人に旭川に来ていただき、熱い議論を繰り広げると同時に親交を深めていただけることを願っています。

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