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福岡赤十字病院 
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〒810-0001
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TEL 092-718-3531
(平日9:30~17:30)
E-mail: jrcms62@m.congre.co.jp
 

会長挨拶

 
第62回日本赤十字社医学会総会
会 長 中房 祐司
福岡赤十字病院 院長
 
 第62回日本赤十字社医学会総会は、九州ブロックの福岡赤十字病院が担当させていただきます。会期は令和8年10月22日(木)、23日(金)の2日間、会場は福岡国際会議場と致しました。

 新型コロナウイルス感染症は日本の社会全体に大きな影響を与えました。緊急事態宣言により、多くの国民が活動を自粛し、一般経済だけでなく病院経営の悪化も招きました。医療界で働く私たちも感染コントロールと社会活動の両立が必要であることを強く認識させられました。また、医療現場ではPCR検査、感染防護機材、ゾーニング、空気清浄機、短期間でのワクチン製造など、これまで整備できていなかった新興感染症によるパンデミックへの備えが必要であることを学びました。

 そこで、学会のメインテーマを『新時代の医療へ』と致しました。私たちが新型コロナウイルス感染症という新興感染症を乗り越え、世界に類を見ない少子高齢化社会におけるこれからの地域医療構想への対応を考えながら、新しい時代の医療を築き上げるという思いでこのテーマと致しました。サブテーマは『赤十字の使命をつなぐ』とし、令和9年に日本赤十字社創立150周年を迎えるにあたって、赤十字としてこれからも引き継いでいくべき、そして、新しく創成すべき使命を考えるきっかけになればとの思いを込めています。

 「特別講演」は福岡を拠点として活動しておられる方々にお願いしております。精神科医で作家の箒木蓬生氏に「答えは質問の不幸である 〜ネガティブケイパビリティの効用」、中村学園大学特任教授の都甲潔氏に「AIを用いて味と匂いを可視化する」というタイトルにて、そして、もうお一方、茅乃舎ブランドで出汁の全国展開をしておられる久原本家グループ代表の河邉哲治氏にもお話しいただく予定です。

 厳しい診療報酬改定や地域の人口減少によって病院経営は困難さを増しており、シンポジウム1では「それぞれの立場、環境での病院経営戦略」として、各病院のおかれた状況での経営やその考え方をご討議いただきたいと考えています。また、シンポジウム2は当医学会総会のテーマ「新時代の医療に向けて」として、DX導入や効率化等を目指した新しい取り組みについて、各施設で中心となって推進されている方々から発表頂く予定です。現場での様々な活動の報告は大変参考になります。企画セッションや一般演題への多数のご応募をお願い申し上げます。

 「医療人の集い」はこの学会の最も重要な部分に位置づけています。毎年、この集いには他の学会では経験しないほど多くの人が参加しています。病院や職種を越えて赤十字グループのメンバーが一堂に会するすばらしい集いです。新しい友人を作ったり、親交を深めたりするのに大変良い機会となります。ホテル日航福岡の宴会フロア全体を貸し切り、九州のお酒や食べ物をふんだんに提供させていただこうと考えておりますので、今回も多くの皆さまのご参加をお願い申し上げます。

 福岡は食文化の街です。玄界灘の海の幸、水炊き、もつ鍋、博多ラーメン、辛子明太子などいくつもの名物がありますので、学会の前後や合間にお楽しみいただきたいと思います。また、会期を木曜日、金曜日としております。学会終了後の土、日曜日を利用して福岡を起点とする九州の旅などを計画頂ければと考えております。九州の景色や食を楽しんでいただきたいと存じます。

 多くの方々にご参加いただき、実り多い学会にしたいと願っております。職員一同、全力で準備を整えて皆さまのお越しをお待ち致しております。
 
 
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