大会長挨拶

第57回日本医学放射線学会秋季臨床大会
大会長 谷川 昇
(関西医科大学 放射線科学講座 教授)

この度、関西地区担当の第57回日本医学放射線学会秋季臨床大会を関西医科大学が2021年9月17日から19日の3日間、大阪で開催させていただくこととなりました。本学会はWEB併用を踏まえた現地開催を予定していましたが、新型コロナウィルス感染症の収束の兆しが未だ見えず、皆様の健康と安全を最優先し、WEB形式での開催とさせていただきました。

今回のテーマは、「新時代を担う放射線医学の展開と新たな挑戦」とさせていただきました。元号も令和に変わり3年目を迎え、新型コロナウィルス感染症との闘いなど、医学においても新たな時代の到来を感じます。近年のCT,MRIなどの医療機器の進歩、画像診断へのAIの応用、IVR手技のエビデンスの蓄積、放射線治療の高精度化など放射線医学は着実に進歩し、守備範囲を広げ、治療成績も向上し、臨床医学における確固たる地位を築いています。そこで本学会ではこれからの新たな時代に向けて、これまでの進歩を踏まえた放射線医学の展開と新たな挑戦について皆様とともに考えていきたいと思います。さらに秋季臨床大会は教育の要素が強いため、初学者から専門医、ベテランに至るまでWEB開催の特徴を生かした学びやすい学会を模索していきたいと考えています。多数の皆様方のご参加を願っています。