会長挨拶

日本臨床麻酔学会 第41回大会

会長 山蔭 道明

札幌医科大学医学部麻酔科学講座 教授

山蔭 道明

会員の先生におかれましては、コロナ禍にあって多忙な臨床業務に加え、不自由な日常生活を強いられていることと拝察申し上げます。

さて、日本臨床麻酔学会は、初代会長の故小坂二度見先生の創案により、継続的な大会企画、国際交流を二本柱として1980年に設立されました。この流れは40年以上脈々と引き継がれ、現在では会員も5,000名を超え、学術大会も3,000名以上が参加する大規模な学会へと成長し、公益社団法人日本麻酔科学会についで、麻酔科領域では2番目の規模を誇ります。

本学会の第41回学術大会は、テーマを「臨床麻酔を極める-コロナ禍を超えて」“To master clinical anesthesia - beyond the new coronavirus disaster”とさせていただきました。今までに蓄積された臨床麻酔におけるエビデンスを持ち寄り、議論し、われわれが持っている臨床麻酔における知識や技術を限りなく高めようというのがテーマの趣旨です。

本大会のプログラムには、国内の新進気鋭の若手の先生による教育講演やシンポジウムを中心として企画を用意しました。また、ハンズオンセミナーなどの他、臨床麻酔に特徴的なホットな一般演題を予定しております。世界で初めて麻酔薬として臨床使用されるようになった静脈麻酔薬レミマゾラムにも焦点を当てたいと考えています。コロナ禍が終息し、会員の皆さまが久しぶりの札幌にて対面で議論を交わせることを前提に準備を進めていますが、大会時にそのような状態になっているかどうかは判断が難しいのが現状です。

少なくとも、演題を投稿したり、参加登録した先生にはWeb開催となった際にも、安心して参加できるような大会を目指したいと思います。いくつかの工夫として、

  • Web開催の場合は参加費を安くする。
  • 登録期間や視聴期間に余裕を持たせる。
  • 受講した講習などがその都度確認できるようにする。
  • 日本麻酔科学会や他の関連領域学会の講習参加点も多く活用する。
  • 企業展示や広告も見やすいものとする。

などを検討しています。2020年秋に日本心臓血管麻酔学会の学術大会をWeb開催した際に、通常の現地開催より多くの参加(1,700名)と講習等の受講(延べ1,800コマ)をいただいたノウハウを十分に活かしたいと思っています。また、札幌に行きたくても、職場や家庭を数日間遠方に離れることが出来ない会員にとっても、現地開催となった場合でも何らかの方法でご参加いただける方法を模索しています。

Covid陽性患者の全身麻酔経験、レミマゾラム使用経験・臨床研究など、興味深い臨床研究や症例報告をお待ちしております!

2020年(令和2年)12月吉日

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