会長挨拶

川股 知之

日本臨床麻酔学会第46回大会

会長 川股 知之

(和歌山県立医科大学 医学部
麻酔科学教室 教授)

この度、伝統と名誉ある日本臨床麻酔学会第46回大会の会長を拝命し、誠に光栄に存じますとともに、その責任の重さに身の引き締まる思いです。第46回大会は、2026年11月12日(木)から14日(土)に、和歌山城ホールを中心とした3会場で開催いたします。

本大会のテーマは“Improvisation, Interplay & Interaction”といたしました。手術医療は、外科医・看護師・臨床工学技士・麻酔科医が一体となって遂行される高度なチーム医療です。麻酔科医は、患者を手術侵襲から守ると同時に、外科医の意図を理解して最大限の力を発揮できる手術環境を提供する役割を担っています(interplay & interaction)。その過程では、刻一刻と変化する術中状況に対して、柔軟かつ即座に対応できる即応性・即興性(improvisation)が求められます。こうした即興性を支える基盤としては、各職種が手術を深く理解し、確かな知識と技術を備えていることはもちろんのこと、職種間の相互理解と円滑な連携が重要です。本大会では、改めてチーム医療の本質を深く掘り下げ、より質の高い周術期医療の実現へと繋げることを目的としております。

和歌山県立医科大学麻酔科学教室の主催としては、2004年に畑埜義雄名誉教授が会長を務めて以来、22年振り開催となりますが、和歌山での開催は初めてとなります。和歌山県は、自然、食、文化に恵まれた魅力あふれる土地です。皆様ご存知のように、華岡青洲が全身麻酔の開発に心血を注ぎ、日本で初めて全身麻酔による手術を成功させた地でもあります。麻酔の生誕の地において臨床麻酔について議論を深めるとともに、会期中や大会後には、ぜひ和歌山の魅力にも触れていただければ幸いです。

2026年11月、和歌山の地で皆様とお会いできることを、心より楽しみにしております。

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