会長挨拶

根岸 一乃 慶應義塾大学医学部眼科学教室

第30回JSCRS学術総会
会長 根岸 一乃
慶應義塾大学医学部眼科学教室

このたび、伝統ある第30回JSCRS(日本白内障屈折矯正手術学会)学術総会の会長をさせていただくこととなりました。はじめに、このような機会を与えていただきました本学会の理事ならびに会員の皆様に厚く御礼申し上げます。

本学会は、1975年に早野三郎先生らが人工水晶体とそれに関する手術の情報交換を目的に設立された人工水晶体研究会をはじめとし、日本眼内レンズ研究会 (1976年〜1984年)、1985年に日本眼内レンズ学会(1985年〜1993年)、日本眼内レンズ屈折手術学会(1994年〜2010年)を経て、2010年11月より現在のJSCRS(日本白内障屈折矯正手術学会)となりました。今回は、1986年に第1回日本眼内レンズ学会総会が開催されてから、30周年という節目の年にあたりますので、事務局の総力をあげて記念企画を計画しています。

学術プログラムは、特別講演を大阪大学の前田直之教授にお願いしました。ご承知のように、前田教授は眼光学および視機能分野の世界的な権威であると同時に角膜を中心とした前眼部診療のエキスパートですので、この分野の第一線のお話を拝聴できるものと私自身楽しみにしております。
またインターナショナルな雰囲気と最新の情報を取り入れられるよう、今回もアメリカおよびヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会 (ASCRS.ESCRS)の協力をいただき、両学会から著名な演者の先生をお招きして「ASCRS/ESCRS/JSCRSジョイントシンポジウム」を予定しております。
そのほかにも、白内障・屈折矯正手術分野の最新の話題をテーマとしたシンポジウム、最先端の研究発表・討論の場である一般講演とともに、すでに眼科臨床に必要な眼光学の基礎知識、眼科診断機器の基本原理と性能を理解し、臨床に生かしていただくためのJSCRSプラクティスなど、時間の許すかぎり多彩なプログラムを企画していますので、多くの参加の方々にご満足いただけるのではないかと自負しております。

JSCRS学術総会は、眼科手術の基盤であり超高齢社会における最重要医療ともいうべき白内障手術およびQuality of Lifeの向上に不可欠な屈折矯正手術の、最先端の研究発表の場であるとともに、最新の情報を取得する絶好の機会です。この学術総会が新たな研究と高品位なQuality of Life, Quality of Visionの発信源となるように、多くの皆様にご参加いただき、熱い討論をかわしていただければ幸甚の至りでございます。
それでは、梅雨の晴れ間の6月の東京で、皆様にお会いできることを楽しみにお待ち申し上げます。

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主催
JSCRS(公益社団法人 日本白内障屈折矯正手術学会)
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-9-18 東京歯科大学水道橋病院内
TEL:03-5275-1735 FAX:050-3488-7848
E-mail:jscrsseminar@jscrs.jp
運営事務局
株式会社コングレ
〒102-8481 東京都千代田区麹町5-1 弘済会館ビル
TEL:03-5216-5318 FAX:03-5216-5552
E-mail:jscrs2015@congre.co.jp

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