第56回 日本心臓血管外科学会学術総会

演題募集

登録期間

2025年 7月24日(木)~ 9月1日(月)17:00

※登録期間の延長はございませんので、必ず期日までにご登録ください。

締め切り直前はアクセスが集中し、回線が混雑することにより演題登録に支障をきたすことも予想されますので、余裕を持ってご応募いただくことをお奨め致します。
締切日までは、オンライン上で登録した抄録内容の修正も可能ですが、締め切り直前は混雑により修正出来ない可能性もございますのでご注意ください。
今回ご登録いただいたメールアドレスは、第56回日本心臓血管外科学会学術総会に関する連絡に使用させていただきます。
なお、登録締切日以降の共著者などの変更は受付できませんので、修正は必ず演題登録期間中にお済ませください。

応募資格

  • 発表は未発表のオリジナル演題に限ります。
  • 発表者ならびに共同演者は本会会員に限ります。
  • 未入会の方は必ず入会手続きをしてください。
  • 入会に関するお問い合わせは日本心臓血管外科学会事務局までご連絡ください。

入会のお問い合わせ先

特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会
〒113-0033 文京区本郷3-9-11 平原ビル2階 202号室
TEL:03-5842-2301 FAX:03-5842-2302
Email:jimu@jscvs.org
URL:https://jscvs.or.jp/

COI(利益相反)について

発表演題が臨床研究である場合、筆頭演者自身の過去1年間における発表内容に関連する企業や営利を目的とする団体に関わるCOIの申告が必要となります。
日本心臓血管学会では、COIに関わる指針をホームページに掲載しています。
日本心臓血管外科学会:利益相反ページ(https://jscvs.or.jp/conflicts-of-interest/
上記のホームページを必ずご確認の上、演題登録をお願いいたします。
当日発表の際、COIの開示をスライドにて行っていただくことになります。

個人情報保護について

外科関連学会協議会において採択された「症例報告を含む医学論文及び学会研究会発表における患者プライバシー保護に関する指針」をご確認ください。

倫理的手続き確認について

学術総会で発表される医学系研究は、研究倫理に関連するすべての宣言、法律、政令、省令、指針及び通知等を遵守して行うことが求められ、そのために当学会におきましては、会員・非会員が学術総会へ演題を応募する際には「日本外科学会学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針」に準じたいと思います。

倫理審査の必要な内容につきましては、「カテゴリー分類と倫理審査の必要性」をご確認の上、演題登録時に倫理的手続きの確認についてご登録をお願いいたします。

倫理審査の承認が必要な演題のご発表には「承認番号」と「承認日付」の登録が必要となります。ご登録時に承認が無い演題は、10月31日(金)までに運営事務局までメールにてご連絡ください。上記期日までにご連絡がない場合には「不採用」となりますのでご留意ください。

発表形式(演題募集カテゴリー)

主題セッション(公募・一部指定)

※発表および討論はすべて英語で行います。

■弁膜症・不整脈 Valve

セッションテーマ
1
AVR with annular enlargement~ how I do it
大動脈弁置換術における弁輪拡大法にはKonno法、Manougian法、Nicks法などが報告され、近年ではY-incision法が注目されました。それぞれの術式の利点と欠点をよく理解した上で術式選択をする必要があります。日本人では欧米人に比べ体格が小さくPPM(patient prosthesis mismatch)のリスクは低いとされますが、将来のTAV-in-SAVを見据えたlife-time managementの観点から、初回手術で大きめの弁を植え込み、バルサルバ洞やSTJを拡大することで、次回TAVI時にPPMを防ぎ、冠動脈閉塞リスクを低減することが重要です。特に、若年低リスク患者と手術リスクが上がる高齢者では適応や術式選択に差があり、どこまで積極的に弁輪拡大を行うべきかも議論すべき課題です。本セッションでは、日本人患者の特性を踏まえた最適な術式を提示し、将来を見据えた戦略を検討します。
2
Controversies in the surgical management of aortic root abscess ~commando, conduit choice, annular manipulation~
大動脈基部膿瘍は適切な外科的処置を行わなければ予後不良となる難治性病態です。感染が弁輪や連合部に及ぶ場合、徹底的な感染巣切除と再建が必要となり、Commando手技が選択されますが、その適応や術式の工夫は依然として議論の多いテーマです。conduitとしてホモグラフトは感染耐性に優れる一方、耐久性や国内供給の制約が課題であり、conduitの素材選択には議論があります。また、パッチ閉鎖で対応可能な症例の適応判断や、弁輪再建に用いる素材選択も重要です。本セッションでは、各術者の知見と経験を共有し、Commandoの適応と工夫、conduit選択、弁輪再建法について多角的に議論し、今後の治療戦略を考察します。
3
Surgical management of atrial functional MR in the TEER era
心房性機能性僧帽弁閉鎖不全症(AFMR)に対する外科治療には、僧帽弁形成術、弁置換術、左房縫縮術、メイズ手術など、僧帽弁複合体および左房に対する多様な術式が含まれ、これらを組み合わせた包括的治療が行われています。しかし、その適応基準は統一されておらず、方針決定は施設や術者によって大きく異なるのが現状です。一方、従来は開心術ハイリスク例に限定されていたマイトラルクリップ(TEER)治療は近年著しい進歩を遂げ、適応範囲の拡大と安定した短期成績により、AFMR治療での存在感を高めています。本セッションでは、各術式の適応基準と治療成績を体系的に整理し、TEER時代のAFMRに対する外科手術の役割と方向性を議論します。
4
Failure mode of degenerative MR repair ~artificial chordae, ring, or others?~
Degenerative MRに対する弁形成手術は確立された手術ではあるが、再発を完全に防ぐ事は難しい。再発MRの原因につき早期、遠隔期毎のエコー所見さらに再手術所見から以下の項目につき議論し、どうすれば再発率を下げられるか検討したい。早期、遠隔期に分けた再発の危険因子とメカニズム? 人工腱索の断裂、延長はなぜどの様に起きるのか? リング選択、縫着法は再発MRに関与するか? 再形成の可能性と術式について? 特にフォローアップエコーデータや再手術例の経験が豊富な施設からの発表を期待する。
5
MICS/Robot for complex valvular lesion
低侵襲心臓手術(MICS)およびロボット支援手術は、複雑な弁膜症に対する新たな治療アプローチとして注目されています。従来は困難とされていた複雑弁形成においても、精緻な操作性と拡大視野を活かすことで、安全性と確実性の向上が期待されます。一方で、心臓にさわれない、視野が狭い、ソロサージャリーになりがち、触覚に乏しい、などの欠点もあります。本セッションでは、複数弁病変や再手術例などのchallengingな症例に対するMICS/ロボット手術の可能性を探り、技術的工夫や術後成績、今後の展望について議論します。新たな低侵襲技術が複雑弁形成の限界をいかに打破し得るか、最前線の知見を共有する場とします。
6
Isolated TR surgery -Can cardiac surgeons play any role ?
従来、三尖弁閉鎖不全症(TR)は左心系弁疾患に伴う二次的病変として扱われ、isolated TR(孤立性TR)に対する外科治療の適応は限定的とされてきました。しかし、2020年の弁膜症治療ガイドラインにより、開心術後や心房細動を有する高齢者の孤立性TRに対する手術適応が記載され、「too late」とならない治療のタイミングが盛んに議論されています。一方で、孤立性TRに対する外科治療は依然として高い周術期リスクを伴い、特に肝腎機能が低下したハイリスク症例では治療選択に難渋することも少なくありません。本セッションでは、孤立性TRに対する外科治療の適応、タイミング、術式、治療成績を体系的に整理するとともに、進歩する経カテーテル治療との役割分担を踏まえ、心臓外科医がどのような症例で真価を発揮できるのかについて議論します。
7
Tricuspid surgery ~How to determine surgical indication?
三尖弁手術の適応は、未だガイドライン上でも明確な基準が定まっておらず、臨床現場では判断に苦慮する場面が少なくありません。一次性・二次性病変、単独の三尖弁病変、左心系手術との同時施行、右心不全の進行度、肝不全などの臓器障害など、複数の因子が絡み合う中で、最適なタイミングと術式選択をどう導くかが問われています。本セッションでは、最新のエビデンスと実臨床の知見をもとに、三尖弁手術の適応決定に関する指針を議論し、今後の標準化に向けた一歩を踏み出すことを目指します。
8
LAA management ~when and how~
左心耳閉鎖デバイスの登場により、人工心肺を用いることなく、心拍動下で左心耳を閉鎖することが可能となった。心房細動に対する治療の目的は、洞調律の回復を目指すリズムコントロールと、左心耳内の血栓形成を防ぐことである。しかし、AFFIRM試験をはじめとする複数の大規模臨床試験において、レートコントロールがリズムコントロールと同等あるいはそれを上回る成績を示す傾向が報告された。この結果、リズムコントロールを行わずに左心耳閉鎖のみを実施する「左心耳マネージメント」が、たとえ心房細動が残存していても脳梗塞予防には十分であるとする風潮が広まりつつある。
本セッションでは、左心耳マネージメントを「いつ」「どのように」行うべきか、その最適なタイミングと方法について議論したい。
9
MICS vs. Full Sternotomy Biatrial Maze: Are the Outcomes Truly Equivalent?
心房細動に対する外科治療は40年以上に渡り、両心房メイズ手術が主流であった。両心房メイズ手術は心房細動を洞調律に復帰させることでリズムコントロールを可能にするだけでなく、左心耳を閉鎖することで左心耳内血栓を予防できる治療法である。正中切開における両心房メイズ手術の成績は良好であることは示されてきたものの、心臓手術の低侵襲化を求められる現在において、両心房メイズを行うにあたって、MICS両心房メイズ手術は正中切開手術と同等の結果が得られるのか、リズムコントロールと心房内血栓予防の観点から議論したい。

■心不全 HF

セッションテーマ
1
Recent advancements and limitations of short-term MCS in protected cardiac surgery, post-carditomy shock and bridge to durable VAD
心原生ショックは重症例の外科的治療を行う上では避けて通れない課題であり、これに対するMCS(mechanical circulatory support)の重要性に注目が集まっています。12年ぶりに改訂されたACC/AHAのACSガイドラインではDanGer AMI-Shock trialの影響を受け、AMI-Shockに対するImpellaの使用がclass IIa適応に格上げになった一方で、ECLS-shock trial等で生命予後改善効果が示されなかったECLS(PCPS), IABPは class III適応に格下げとなっています。また外科領域でも今年のAATS Expert Consensusにおいては、AMI-Shockに対するCABG術前Impella使用がclass I、乳頭筋断裂、心室中隔穿孔、心破裂へのImpella使用がIIa-bで認められています。一方でMCSには下肢虚血、出血、溶血等の解決すべき課題も依然としてあります。これら外科医が関わるMCSに対する各施設の考え方を、症例や解析データ等と共に示して頂き、議論させていただければと考えます。皆様のご参加をお待ちしております。
2
Cutting edge technologies of heart replacement therapy ~xenograft, TAH, beating heart transplantation (公募なし、指定演者のみ)
重症心不全に対する外科的治療は、心臓移植や補助人工心臓(VAD)にとどまらず、近年、異種移植(xenograft)や完全置換型人工心臓(total artificial heart:TAH)といった新たな治療選択肢の実用化に向けて大きく進展しています。本セッションでは、世界で初めて遺伝子改変ブタによる異種心臓移植の臨床応用を実現した米国Maryland大学のMohammad M Mohiuddin先生や、完全置換型人工心臓BiVACORを用い世界初の退院症例を成功させたオーストラリアSt.Vincent’s HospitalのPaul Jansz先生をはじめ、重症心不全の外科学において新しい分野を切り開いている先駆者の先生方をお招きして、最前線の知見と今後の展望をご講演いただきます。不全治療の未来像を議論する貴重な機会となることを期待します。
3
How to manage AR, MR, post-TEER MV during durable LVAD implantation
植込型補助人工心臓はDT時代となり患者背景の多様化が進んでいる。特に、経カテーテル的心不全治療の発展に伴い、補助循環用ポンプカテーテルや経皮的僧帽弁接合不全修復術の治療を経たのちに植込型補助人工心臓に至る患者が増加してきている。これらは、既存の併存する弁膜疾患への介入の是非に加えて、より患者特異的な判断を求められることが多い。「新しい弁膜疾患」として、既存の基準に沿わない新たなエビデンスの創出が期待される分野と言える。ここでは、介入の是非や術式選択について施設ごとの方針を議論し、早期成績・遠隔成績の向上に向けて本邦独自のエビデンス創出への一助としたい。
4
Destination Therapy; current evolution and future challenges
本セッションでは、植込型補助人工心臓(VAD)を用いたDestination Therapy(DT)に焦点を当て、患者選択、手術術式、術後管理、ならびにQOLや在宅療養支援など、多角的な観点から最新の知見と今後の課題について議論します。DTは移植適応とならない重症心不全患者に対する根治的治療として位置づけられ、今後ますますその重要性が高まると考えられます。国内外の治療経験やエビデンスに基づき、心不全診療におけるDTの最適化と将来展望について幅広く演題を募集します。
5
Impact of prolonged Impella 5.5 support on outcomes
Impella 5.5は添付文書上の使用期間が30日とされていますが、実臨床ではこれを超えて長期使用されるケースも少なくありません。また、必要に応じて同側あるいは対側への入れ替えにより、さらに長期の補助循環が行われることもあります。本セッションでは、従来のImpella機種では困難であった長期補助が可能となったことで、治療成績や合併症にどのような影響があったのか、またその臨床的意義や限界を検討します。さらに、長期サポートを見越した治療戦略や適切な移行時期についても議論し、今後の活用指針を探ります。

■冠動脈 coronary

セッションテーマ
1
Surgical challenges of MICS/Robotic CABG
近年、MICS CABGへの関心が高まっているものの、JCVSDのデータによれば、2022年時点での実施率はわずか4%にとどまっているのが現状である。特に多枝病変に対しては、その適応の判断に加え、多枝MICS CABGを施行すべきか、あるいはPCIとのハイブリッド治療を選択すべきか、治療方針に悩む場面も少なくない。
一方、技術的な側面では、ロボットや内視鏡を用いたITA採取や、左前側方切開から大動脈遮断下に心停止下に完全血行再建を行うTCRAT(Total Coronary Revascularization via Left Anterior Thoracotomy)といった新たなアプローチも注目されており、今後のさらなる発展が期待されている。
本セッションでは、MICS CABG導入にあたっての課題や、適応拡大に向けた技術的工夫について議論したい。
2
What is the best configuration of RITA graft ~in situ, free, or composite~?
LITAに続くsecond graftとしてどのグラフトを用い、どのような構成が長期成績に有用かについては、現在も議論のあるところである。日本ではsecond graftとしてRITAを選択する施設が多く、RITAの使用方法にはin situ、free、I-composite、Y-composite、さらに他のグラフトとのコンポジットなど、さまざまなバリエーションが提唱されている。本セッションでは、各施設におけるRITAをsecond graftとして使用したCABG症例の長期成績をご提示いただきながら、それぞれの構成の利点・欠点について多角的に議論したい。とくに、どの術式が実臨床において最も有用であるか、また今後の標準となりうるかについて、エビデンスと実績を踏まえた活発な意見交換が期待される。
3
Benefits and pitfalls of no touch SVG
本セッションでは、2015年に報告されたNo-touch SVG(NT-SVG)の長期開存率優位性を踏まえ、国内でセカンドグラフトとしての採用が拡大する現状に即して、その利点と課題を検討します。NT-SVG は周囲脂肪組織や血管内皮、vasa vasorum を保護し、高圧拡張を回避する採取法により、術後16年時点で83%の開存率を示しました。さらに大規模試験では、グラフト閉塞率の低下に加え、狭心症再発、非致死性心筋梗塞、再血行再建などの臨床イベント抑制効果も確認されています。一方で、採取部位の創合併症、一過性皮膚知覚低下、グラフトねじれリスクといった課題が残ります。本セッションでは、開存率向上のメカニズムと合併症対策を掘り下げ、最新知見を共有するとともに、国内での実臨床応用と今後の展望を議論します。
4
Real-world management of ischemic MR at CABG following controversial RCTs
ControversialなRCTsであるCTSN studiesの後、ischemic MRに対する治療はconservativeな方向に向かいつつある。Moderate MRに対してはCABGのみ、Severe MRに対してはCABG+MVRあるいはTEERといった方向性である。これらの研究のdrawbacksの一つは、MVPが適切に行われているか?ということである。Ischemic MRの成因は左室にあるので、弁尖だけへの介入では不十分だからである。したがって弁下組織に介入したMVPがischemic MRの予後をどれだけ改善するのか?TEERの果たす役割は?などが今後の研究の焦点になると思われる。本セッションではCABGの際のischemic MRに対するこれらの介入のreal-world managementについて多角的な討論を期待したい。
5
How to manage Low EF CABG ~OPCAB, CPB, Impella~
左室駆出率(EF)が低下した患者に対する冠動脈バイパス術(CABG)は、心臓血管外科領域における最も挑戦的な手術の一つである。低EF症例では周術期リスクが高く、手術適応の判断から術式選択、周術期管理に至るまで、綿密な戦略が求められる。近年、Off-pump CABG(OPCAB)の技術向上により、人工心肺を使用しない低侵襲アプローチが可能となった一方で、従来の人工心肺使用下でのOn-pump CABGも、適切な心筋保護により良好な成績を示している。さらに、Impellaなど機械的循環補助装置の導入により、これまで手術適応外とされていた重症例に対しても積極的な血行再建が行えるようになっている。本シンポジウムでは、低EF CABG症例における最適な治療戦略について、OPCAB、CPB使用下手術、Impella補助下手術のそれぞれの適応と限界を明らかにし、症例に応じた個別化医療の実現を目指したい。各施設の経験を共有し、エビデンスに基づいた治療指針の確立を図りたいと考えている。

■大動脈 Aorta

セッションテーマ
1
Malperfusion following acute aortic dissection (Type A & B) ~how to manage?
急性大動脈解離の治療成績は改善し、A型B型ともに早期死亡率が10%を下回ったが、その後の改善傾向は見られていないのが現状である。院外心肺停止に陥るような重症の心タンポナーデや破裂をきたした場合の救命は極めて困難であり、地域の救急搬送体制や各施設の体制も治療成績に関与する。また、脳・冠動脈・腹部臓器のmalperfusionをきたすと、病状は刻々と変化して重症化するが、その時々の臓器障害の程度に応じた治療が必要である。一方、malperfusionによる臓器障害の客観的な重症度の判定は救急医療の現場では容易ではない。central repairを先行するのか、血管内治療や体外循環による臓器灌流を先行するのかについて判断することも容易ではない。
急性大動脈解離に伴うmalperfusionについて、重症度判定方法や治療選択のフローチャートとそれに基づく治療成績について議論するのが狙いである。
2
Contemporary outcomes of TAAA repair ~Open vs Endovascular~
本セッションでは、胸腹部大動脈瘤(TAAA)に対する最新の治療成績とその戦略について、Open SurgeryおよびEndovascular Repairの両面から検討する。近年、米国ではOff-the-shelf型のmulti-branch stent graftが認可され、一般臨床におけるEndovascular治療の適応が急速に拡大している。一方で、Open Surgeryにおいても脊髄保護をはじめとした周術期管理や手術手技の進歩により、治療成績は着実に向上している。今後、本邦でもTAAAに対応可能な商業用ステントグラフトの認可が見込まれており、PMEG(Physician-modified Endograft)やOpen Surgeryといった多様な選択肢をいかに適切に用いるかが重要となる。本セッションでは、国内外の知見をもとに、実臨床に即したContemporaryな治療戦略とそのアウトカムについて議論したい。
3
Tips and pitfalls of Frozen elephant trunk
本邦では2014年に企業性のFrozen elephant trunk (FET)グラフトが使用可能となって以降10年経過し、急性大動脈解離の治療を中心に真性瘤や慢性大動脈解離に対しても広く使用されている。また近年FETグラフトと4分枝人工血管との一体型のグラフトや末梢側に非ステント部分としたグラフトも使用可能となり、グラフト選択においても選択肢が広がっている。本セッションではそれぞれの施設の経験をもとに、FET治療あるいは現在の使用可能なFETグラフトをどのように使い分けているか、またそれぞれの利点や注意点などを議論していただきたい。
4
False lumen management for type B dissection ~open repair, endovascular, others~
Stanford B型大動脈解離に対する治療戦略は、従来は合併症を伴わない例では薬物治療が標準とされてきたが、将来的に胸腹部瘤へ進展する症例が一定割合存在することが明らかとなっている。こうした背景から近年はPreemptive TEVARの有用性が注目され、より良好な大動脈リモデリングを目的にPETTICOAT technique、Stabilise technique、Extended TEVARなどが併用される。一方、慢性期の胸腹部瘤にはOpen repair、TEVAR、偽腔コイル塞栓、Candy plug、Knickerbockerなどが選択肢となる。本セッションではB型大動脈解離の現状と展望を急性期から慢性期まで包括的に議論する。
5
Latest options for arch aneurysm repair
胸骨正中切開による弓部大動脈瘤人工血管置換術は脳保護法が確立されて以来大きな進歩を遂げ、本邦においては遠隔期成績の安定した標準的治療法である。しかしながら脆弱性を伴う高齢患者の増加、高度粥腫病変の存在、肺機能障害をはじめとする臓器障害合併症例、正中切開では到達困難な拡大弓部瘤などの困難症例に対する胸部ステントグラフト(TEVAR)、Hybrid治療は成績向上に貢献している。大動脈弓部全置換術の20年を超える遠隔成績への再評価をはじめ、脆弱性を伴う高齢患者に対する治療選択、高度粥腫病変に対する脳梗塞予防、臓器障害症例に対する対策、拡大弓部瘤に対する手術アプローチ、FET使用、TEVARの遠隔期追加治療減少のための工夫など、様々な観点から弓部大動脈瘤治療成績向上のための最新情報を報告いただきたい。
6
Surgical challenges of valve sparing aortic root replacement ~TAD, bicuspid valve, elderly ~
自己弁温存大動脈基部置換術(VSARR)は標準術式として広く定着し、その普及とともに適応はよりチャレンジングな症例へと拡大している。具体的には、上行・弓部から下行大動脈に及ぶ広範囲病変を伴う胸部大動脈疾患(TAD)、二尖大動脈弁(BAV)、さらには高齢患者への適応が挙げられる。VSARRは若年患者において理想的な選択肢である一方、TADに対する広範囲人工血管置換術による侵襲性の増大や、BAV修復の技術的困難性は無視できない課題であり、手術リスクと自己弁の長期耐久性を慎重に見極めたうえでの適応判断が求められる。また、Bio-Bentall手術の良好な成績を踏まえると、より高齢患者へのVSARR適応拡大には議論の余地がある。本セッションでは、こうした複雑な背景を有する症例に対し、各施設がどのような治療戦略や術式選択の指針をもとに手術適応を決定しているのかを議論したい。

■末梢血管 vascular

セッションテーマ
1
Surgical planning in EVAR for hostile/short neck
近年、AAAに対するEVARは標準的治療となったが、hostile neckやshort neck症例に対する術前計画と戦略は依然として重要な課題である。本セッションでは、challenging neck病変に対する術前planningの具体的工夫、適応の判断、留置デバイスの選択、landing zone確保の工夫、合併症予防策など、実臨床で直面する課題とその解決策を広く共有し議論することを目的とする。これまでの経験、失敗例から学んだポイント、新規デバイス使用時の術前planningの要点など、各施設の知見の共有を通じ、安全で確実なEVAR戦略の発展を目指したい。
2
Preemptive treatment for type 2 endoleak after EVAR ~when and how ?
腹部大動脈瘤に対するEVARの長期成績が明らかになるにつれ、二次的治療が必要になる原因としてType II endoleakが注目されている。人工血管置換術において、IMAは再建可能であり、腰動脈は瘤が開放されると同時に結紮されるが、EVARにおけるこれらの分枝の取り扱いは標準化されておらず、ガイドラインの推奨項目としても取り挙げられていない。瘤拡大との関連や、瘤拡大に対する塞栓術の有効性は報告されているが、破裂から死亡との関連が高い確率で認められているとは言い難い。Type IIに対する治療としての塞栓術や開腹人工血管置換術の必要性や有効性とともに、EVARの前やEVARと同時に予防的に分枝の塞栓術を行うことが二次的治療をどれぐらい抑止できるのかを明らかにする必要が出てきている
3
Reappraisal of open surgical repair of abdominal aortic aneurysm in the endovascular era
日本において腹部大動脈瘤の治療に用いるステントグラフトが薬事承認を受けて20年が経過した。添付文書には「外科手術を比較的安全に行うことが可能な場合は、外科手術を第一選択とし、治療方法を選択すること。」と記載されているが、腹部大動脈瘤の治療の50〜60%以上にステントグラフトが用いられるに至った。この間、術後早期には死亡率が低いという長所が強調されていたが、長期成績が明らかになるに従って、生存率における優位性は否定され、二次的治療の頻度が高いという短所が残った。デバイスは改良され、留置する技術も進歩し、二次的治療の予防手段も講じられるようになったが、一方で、人工血管置換術は根治性において格段に優れた方法であり、欧米に比べて日本における治療成績は良い。ステントグラフトによる腹部大動脈瘤の治療が普遍化した現在、医療費削減を求める圧力も大きい中で、人工血管置換術の役割を再評価する必要がある。
4
Open treatment of infected abdominal aortic aneurysm
腹部大動脈瘤(abdominal aortic aneurysm: AAA)の治療に対してEVAR (endovascular aneurysm repair)が行われることも多くなっているが、感染性AAAの治療は”異物(人工物)を残さない”ことを基本としているためopen surgeryが選択される。ただopen surgeryのハイリスク患者にはEVARをまずはbridge therapyとして行い当面の破裂予防とする、ことは許容されており、近年のレジストリーデータ解析ではEVARの成績もそれほど悪くなく症例によってはある程度許容されるという流れもある。しかし感染性AAAの第一選択はopen surgeryであり、その手技は組織剥離の困難さ、感染巣の摘除、下肢血流保持の手段選択、in situかnon-anatomicalかという悩みどころ満載の数え役満・S級難易度である。術前の感染の評価と治療戦略はまさに血管外科医の腕の見せ所であり、また悩みに悩んだ末に突っ込んでいく症例群の経験や知見について詳らかにしていただき、これらを後進の糧としたいというセッションである。
5
Real world management of critical limb ischemia after Best-CLI trial
包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)に対する治療戦略を比較検討したBEST-CLI試験は、外科的バイパスと血管内治療を前向き無作為に比較した大規模ランダム化比較試験であり、世界的に大きな注目を集めた。同試験では、自己静脈使用可能な場合,自家静脈を用いたバイパス術の優位性が示され、治療選択に大きな影響を与えている。しかしながら、日本では透析患者やフレイルの患者が多く,また病変も下腿足部動脈病変や高度石灰化病変を認めることが多いといった特異な背景を有しており、欧米のデータをそのまま適用することは難しいのが実情である。本シンポジウムでは、BEST-CLI試験後の臨床現場における治療方針や実践の変化、ならびに本邦におけるCLTI治療にこのエビデンスをどう取り入れるべきかを多面的に検討し、エビデンスと現実の乖離を乗り越えるための方向性を模索する場としたい。
6
Management of vascular graft infection
グラフト感染は、心臓血管外科領域において最も重篤な合併症のひとつであり、その罹患率は比較的低いものの、ひとたび発症すれば致死率・切断率が高く、患者の予後やQOLに大きな影響を与えるにもかかわらず、明確な診療指針やエビデンスに乏しいというのが実状である。グラフト感染の診断・治療においては、感染経路、リスク因子、画像診断の精度、病原微生物の特性、抗菌薬の選択、外科的介入のタイミングや手法、再建術式の選択など、各々の診療ステップで多くの課題が山積している。本セッションでは、腹部大動脈以下のグラフト感染について、各施設の経験と知見の共有を通じて、この難敵に対する包括的な治療戦略の構築に向けて議論を深めたい。
7
Early clinical results of aspiration system for acute limb ischemia
急性下肢動脈閉塞症の治療は、従来の外科的血栓除去術やバイパス術から、病態に応じた血管内治療やハイブリッド治療へと変化しつつある。欧米ではカテーテル血栓溶解療法(CDT)や血栓吸引療法の有用性が確立され、Rutherford分類ⅡaやⅡbの症例に対して非外科的アプローチが標準的に行われている。本邦では長らくウロキナーゼの供給中止によりCDTの継続が困難であったが、関連学会の働きかけにより血栓吸引デバイス(INDIGO System)の保険収載が実現し、新たな治療体系の構築が進んでいる。本シンポジウムでは、急性下肢動脈閉塞症に対する最新の治療戦略、各施設での取り組み、実臨床での課題と展望について多面的に議論し、今後の標準化と最適化に資する知見を共有したい。
8
Treatment of median arcuate ligament syndrome (MALS) associated visceral artery aneurysm
Median arcuate ligament syndrome (MALS)のために腹腔動脈(や上腸管膜動脈)が狭窄もしくは閉塞し、それによっていわゆる膵アーケードの血行動態が変わって内臓動脈(ほとんどは膵十二指腸動脈)に瘤ができる、という仮説がある。上記閉塞によってアーケードの血流が変わりリモデリングが起こって血管径が拡大する、というシンプルなシナリオを信ずるならば、瘤の治療に加えて靭帯切除が望ましい。ただ靭帯は深い視野に強固に存在しており、仮説を前提とした予防手術としてはリスクが高すぎるきらいがある。MALSによる腹腔動脈狭窄・閉塞自体の治療には、血流の復古という面以外に、瘤の塞栓術を行う際にもアクセスルートとして治療を加えた方がありがたい、という手技的な理由もある。現在のところ靭帯切除にせよ、瘤切除または塞栓、またそれに伴うバイパスにせよ、「やってみた」の域を出ない。エビデンスの乏しい中、各施設における経験や知見をご提示いただき、それらがセッションで相まみえることによって治療の方向性が見えてくることを望んでいる。

■先天性 congenital

セッションテーマ
1
How Should We Approach Failing Fontan?: Current Status and Future Perspectives of Long-Term EC-TCPC Management
Fontan型手術により単心室形態症例の生命予後やQOLは改善し、安定した長期予後が期待された。しかし近年、術後中〜長期遠隔期のさまざまな問題が指摘されるようになった。心拍出量の経年低下、静脈側副血行路、頻拍性不整脈、蛋白漏出性腸症、そしてFALDなどである。このようなfailed Fontanと定義される病態では今後機械的心補助や心移植が検討される症例も増加すると予想される。Conversion手術や様々なmanagementより”fail”を予防し、改善させるべく治療戦略が取られてきたが現況の包括的分析は十分ではない。このセッションでは”failing”を抑止するための外科的あるいはハイブリッド的手段について、IVC-PA導管の至適サイズ、房室弁に対する介入・タイミング、不整脈処置、fenestrationの有効性、血流解析など長期的視点から検討、議論していただきたい。
2
When Stents Complicate Surgery: Are We Ready for the Recovery Shot?
近年、動脈管ステントや肺静脈ステントなど小児循環器領域におけるステント治療の適応が拡大されつつあるなか、段階的あるいは予定外にステント治療後の外科的介入をおこなう機会が増えてきている。外科的介入時の問題点としては、ステントの移動や閉塞に対する血管再建の必要性、ステントを抜去する際の血管損傷などが挙げられ、症例毎に手術手技の工夫が必要となる。本セッションではステント治療後に外科的介入を要した症例の経験を持ち寄り、手術手技に関する討論を行うとともに、小児循環器科医に対してステント治療の適応や方法に関するフィードバックをかけることを目標としたい。
3
Should We Repair or Wait?: Strategic Management of Ductal-Dependent Pulmonary Circulation in the Neonatal Period
動脈管依存性先天性心疾患は新生児期に治療介入を必要とするが、現在そのアプローチの選択肢は多岐にわたる。
新生児期の積極的手術介入のほか、新生児期の人工心肺下手術のリスクを踏まえて、プロスタグランディンE1製剤で乳児期まで手術を回避する選択枝、より長期の確実な動脈管維持を目的としたステント治療、などがある。HLHSなどの動脈管依存性体循環では、両側肺動脈絞扼術、動脈管ステントの導入が急性期生存率の向上につながっている。d-TGA IVSなどでは新生児期一期的修復術が良好な成績を収めている今、PA/PS VSDなどの二心室修復が可能な動脈管依存性肺循環疾患において、これから目指すべき「手術介入の時期と待機手段」、「一期的修復か段階的修復か」、「段階的手術法、アプローチ」などを検討・議論していただきたい。
4
AV Valve Repair in Single Ventricle Patients: Timing, Technique, (and Real-World Challenges)
単心室疾患群における房室弁病変に対する外科治療はこれまでに多くの議論が行われてきた。2nd palliationまで手術介入を引き延ばすことが出来れば比較的良好な治療成績が得られることは既に報告されているが、問題となるのは生直後より中等度以上の共通房室弁逆流や三尖弁逆流である。どのタイミングで手術適応を考え、弁形態及び重症度をいかに評価し、肺血流をどのように調節し、術式の選択及び組み合わせをどう選択するかは施設の方針と経験により大きく異なる。最終的に良好なフォンタン循環へと進むために、段階的な介入と必要に応じて将来的な人工弁置換なども念頭に入れた長期的視点も必要と思われる。本セッションでは、各施設のこれまでの知見と工夫を持ち寄り、本疾患群のさらなる治療成績向上に寄与することを目的としたい。
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Do We Think Differently After Seeing the Model?: A Practical Assessment of 3D Cardiac Simulations
CT/MRI画像から患者固有の3Dプリント心臓モデルを作製し,術前の手術設計や吻合手技を実体験できるシミュレーションが国内外で普及しはじめている。また、裸眼立体視などを用いた画面上での3DCT画像もその有用性が次々と報告されている。本セッションでは、これらの3Dシミュレーションがただ「わかりやすい」だけでなく、実際に臨床的な術式の判断などにどのように寄与したか、あるいは寄与しうるか、について実臨床例を挙げて議論を行うことを目標としたい。
6
Is TPVI Always the Right First Step?: Balancing Early Intervention with Surgical PVR in Lifetime Planning
経カテーテル的肺動脈弁挿入術(TPVI)が我が国でも実施可能となり、TPVI施行症例数が急速に増加しつつある。経カテーテル的大動脈弁挿入術(TAVI)と異なり、若年者が対象となるため、一生涯のうちに複数回の治療介入が必要となる。一方で外科的肺動脈弁置換術(PVR)とTPVIの適応基準は確立されておらず、「どのタイミングで」、「どちらを選択するか」は施設によってまちまちである。本セッションでは肺動脈弁に対するLifetime Managementを議論するに際して、「PVRの治療成績と遠隔予後」、「施設におけるPVRとTPVIの現状」、「PVRの低侵襲化の工夫」など多方面からデータを持ち寄り、「どのタイミングで、どちらを選択するのが良いのか」議論を深めることを目標としたい。

一般演題(口演/ポスター/ビデオ(公募))

※発表および討論は日本語で行います。

A. 心臓
A-01 先天性 A-01-01 先天性心疾患
A-01-02 成人先天性
A-01-03 その他
A-02 虚血性 A-02-01 冠動脈バイパス
A-02-02 心筋梗塞合併症
A-02-03 虚血性心筋症
A-02-04 その他
A-03 弁膜症 A-03-01 大動脈弁
A-03-02 TAVI
A-03-03 僧帽弁
A-03-04 僧帽弁(Functional MR)
A-03-05 三尖弁
A-03-06 連合弁膜症
A-03-07 MICS
A-03-08 その他
A-04 心内膜炎
A-05 不整脈
A-06 心不全・VAD・心臓移植
A-07 他の心疾患
A-08 体外循環・補助循環
A-09 術中術後管理
A-10 術後合併症
A-11 検査・診断
A-12 基礎研究
A-13 その他
B. 血管
B-01 大動脈解離 B-01-01 A型解離
B-01-02 B型解離
B-01-03 慢性解離
B-01-04 解離合併症
B-01-05 その他
B-02 胸部大動脈 B-02-01 大動脈基部
B-02-02 上行弓部
B-02-03 下行
B-02-04 広範囲瘤
B-02-05 その他
B-03 胸腹部大動脈
B-04 腹部大動脈
B-05 末梢動脈
B-06 静脈
B-07 肺動脈
B-08 ステントグラフト B-08-01 胸部
B-08-02 胸腹部
B-08-03 腹部
B-08-04 大動脈解離
B-08-05 末梢動脈
B-08-06 その他
B-09 周術期管理
B-10 検査・診断
B-11 基礎研究
B-12 その他
C. 再生医療
C-01 最新技術 C-01-01 再生医療
C-01-02 最新技術
C-01-03 その他
D. チーム医療
D-01 トレーニング D-01-01 教育・研修
D-01-02 チーム医療
D-01-03 その他
E. その他
E-01 その他
[優秀演題への応募希望について]
  • 演題登録の際に応募希望を選択してください。
  • 一般演題として登録してください。
  • 領域を選択して登録してください。
  • 最優秀演題はAHAにて発表いただきます。
[EACTS推薦演題への応募希望について]
  • 演題登録の際に応募希望を選択してください。
  • 一般演題として登録してください。
  • 領域を選択して登録してください。
  • EACTS推薦演題へ選出された演題は、EACTSへの英文抄録の提出およびEJCTSへの論文投稿が必要となります。
  • 発表言語は英語となりますので、選考にはWeb面談での英語力の確認を含みます。
  • 他学会で未発表・未投稿の演題に限ります(厳守ください)。
  • 末梢血管の分野からの演題は募集しておりません。ご注意下さい。
[その他]
  • プログラム編成の都合上、ご登録とは異なる発表形式をお願いする場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • 主題セッションを選択後、不採用の場合は一般演題での発表を希望するか否かを併せて選択ください。いずれかの演題として応募する場合は、再度一般演題と同様に採否を判定します。
  • 一般演題を選択後、主題セッションでの発表を引き受けるか否か(=英語発表が可能か)を選択ください。査読の結果、優秀と判断された演題については主題セッションでの発表を依頼する可能性があります。
  • 一般演題の発表カテゴリーは、内容および発表枠等によりご登録いただいたカテゴリーから変更の可能性がございますので予めご了承ください。

文字制限について

  • 日本語演題名:全角40文字
  • 英語演題名:制限なし
  • 登録可能な最大著者数(筆頭著者+共著者):21名まで
  • 登録可能な最大所属施設数:10施設まで

発表言語について

主題セッション 一般演題
(口演/ポスター/ビデオ(公募))
抄録言語 英語 日本語・英語どちらでも可
スライド言語 英語
発表言語 日本語(海外演題は英語)

※EACTS推薦演題への応募演題は、英語で発表となります。

応募方法について

本大会の応募に関しては、文字ベースの抄録ではなく、スライド形式の抄録 pdfのご提出をお願いいたします。

スライドご作成にあたってのご注意点

  • スライド形式の抄録は、必ずテンプレートを用いて7枚にまとめてください。写真や図表を用いることが可能です。
  • PDFに変換して演題登録システムへアップロードしていただきますので、動画の埋め込みは行わないでください。
  • ご所属やお名前は、演題登録システムにご入力いただきますので、スライド形式の抄録には記載しないでください。
  • 文字の色、スタイル(太字等)は、見やすくしていただいて結構ですが、本文の文字の大きさは最低28ポイントとしてください(図表内の文字を除く)。
  • 図表は、挿入可能です。図表の数は、テンプレートのレイアウトの枠数にこだわりません。
  • スライドのサイズは16:9にてご作成ください。
  • アップロードいただけるPDFデータの上限は10MB以内です。10MB以内にてご作成いただくよう、お願い申し上げます。
  • スライド7枚の構成は下記の内容にてご提出ください。
    スライド1枚目:タイトル
    スライド2枚目:背景と目的
    スライド3枚目:対象
    スライド4枚目:方法
    スライド5枚目:結果1
    スライド6枚目:結果2
    スライド7枚目:結語
  • MacOSをお使いの場合、ファイル名に以下の半角文字が入っているとアップロードできないエラーが発生しております。
    その場合、ファイル名から以下の文字を削除していただくようお願いします。
    ¥  ⁄  :  *  ?  "  >  <  |

テンプレートは、下記のボタンよりダウンロードしてください。

データのPDFへの変換方法

  • Power Pointの場合:
    ファイル > エクスポート > PDF/XPFの作製:最小サイズ(オンライン発行)(M)のラジオボタンを選択 > 発行
  • Keynoteの場合:
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運営事務局 E-mail:jscvs2026-abs@congre.co.jp

2. 演題の採否・発表日時について

演題の採否通知は、演題登録時に入力されたE-mailアドレスに12月上旬頃にご連絡します。

演題登録方法に関するお問い合わせ

第56回日本心臓血管外科学会学術総会 運営事務局
株式会社コングレ内
TEL:03-3510-3701 FAX:03-3510-3702
E-mail:jscvs2026-abs@congre.co.jp

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