学会事務局

埼玉医科大学国際医療センター
心臓内科

〒350-1298
埼玉県日高市山根1397-1

運営事務局

株式会社コングレ

〒103-8276
東京都中央区日本橋3-10-5
オンワードパークビルディング
E-mail:jse2021@congre.co.jp

※参加登録についてのお問い合わせはjse2021-reg@congre.co.jpまで

新型コロナウイルス感染防止のため、運営事務局ではテレワークを実施しております。
お手数ですが、お問い合わせの際は、メールにてご連絡をお願いいたします。

プログラム

ポケットプログラム・抄録集に掲載の内容から
訂正・変更がございます。

ユーザー名にはご案内しているパスワードと同じものをご入力ください。

日程表

プログラム

※シンポジウムやパネルディスカッションについてはライブ配信時はディスカッションが主となりますため、ライブ配信期間前にWEB上の発表データを視聴いただくことをおすすめいたします。

仁村レクチャー

4月24日(土)9:00-9:40 /ライブ1

心エコーを診断法として使いこなすために―右心と左心―

座 長:
竹中 克(東京大学医学部附属病院)
演 者:
赤石 誠(ウェルエイジング京橋 循環器クリニック)

会長講演

4月24日(土)9:40-10:10 /ライブ1

心エコー図検査に存在する物理学の壁→一見正しく見える間違いや曖昧さ

座 長:
赤石 誠(ウェルエイジング京橋 循環器クリニック)
演 者:
岩永 史郎(埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科)

留学助成帰国報告会

4月24日(土)10:20-10:50 /ライブ1

座 長:
山本 一博(鳥取大学医学部 循環器・内分泌代謝内科)

「トロントでの研究留学」

演 者:
赤澤 陽平(長野県立こども病院 循環器小児科)

「Mayo Clinic, Echocardiography Laboratory への留学を終えて」

演 者:
加藤 奈穂子(東京ベイ・浦安市川医療センター 循環器内科)

シンポジウム

シンポジウム1

4月23日(金)13:30-15:00 /ライブ1

糖尿病の心血管疾患を診る

座 長:
阿部 幸雄(大阪市立総合医療センター 循環器内科)
大倉 宏之(岐阜大学大学院 循環病態学)

日本における糖尿病罹患患者は疑いを含めると約2000万人いると言われる。かつては糖尿病合併症による心血管系死亡は冠動脈疾患が圧倒的に多かったが、近年は治療の進歩もあり冠動脈疾患で死亡する症例は減少し、心不全症例が急増している。本シンポジウムでは糖尿病患者の心臓を冠動脈疾患、心筋疾患、不整脈、など様々な角度からどのようにして心エコーを利用して評価できるかを中心に議論していただく。

「糖尿病症例における心エコー図検査の役割」

演 者:
岩倉 克臣(桜橋渡辺病院 循環器内科)

「SGLT2 阻害薬の心保護作用を心エコー図検査で診る」

演 者:
田中 秀和(神戸大学大学院 循環器内科学)

「運動負荷心エコーによる糖尿病患者におけるサブクリニカル心不全の評価」

演 者:
古林 紫(Clinilal Biomarker and Phenotype Core Laboratory,
     Stanford Cardiovascular Institute)

「糖尿病と冠動脈内エコー」

演 者:
日比 潔(横浜市立大学附属市民総合医療センター)

「糖尿病と頸動脈エコー検査」

演 者:
赤坂 和美(旭川医科大学病院 臨床検査・輸血部)

「糖尿病の末梢動脈疾患を診る」

演 者:
三木 俊(東北大学病院 生理検査センター生理検査部門)

シンポジウム2

4月23日(金)15:10-16:40 /ライブ1

先天性心疾患領域における心エコー評価を発展させる
━心機能やvolumeの経時的評価を通じた予後予測、治療介入時期決定、治療効果評価のために

座 長:
髙橋 健(順天堂大学 小児科学)
増谷 聡(埼玉医科大学総合医療センター 小児科)

先天性心疾患・小児領域では、心腔に4つの部屋があったり、左室が左に合ったりするのが当たり前ではありません。そうした多彩な心血管構造をもつ心血管系の診断・機能評価・フォローアップに心エコーが果たす役割は非常に大きいです。心室や心房機能の計測は必要ですが、それだけでは限界があり、その限界を理解した上で計測・評価を行う必要があります。本シンポジウムでは、以下を学びます。①成人患者が急増している、単心室循環・フォンタン術後について。②短絡を有し、負荷の異常を伴う先天性心疾患でどのように心機能を理解・評価するか。③多彩な基礎疾患・病態のため施設毎のまとまった検討は難しく、科学的根拠の形成には多施設共同研究が必要です。この分野の心エコーの多施設研究について、海外・国内の話題を概観します。その上で、今後の方向性を考えていきます。先天性心疾患・小児領域の心エコーに苦手意識を持っている会員の皆さまにも、きっと理解が深まり、興味が増すセッションになると思います。

「フォンタン術後患者の予後規定因子」

演 者:
大内 秀雄(国立循環器病研究センター 小児循環器・成人先天性心疾患)

「海外の大規模心エコー研究解説」

演 者:
豊野 学朋(秋田大学医学部 小児科)

「先天性心疾患領域におけるconventional echocardiogram 
~ 心血管機能評価における意義 ~」

演 者:
齋木 宏文(岩手医科大学医学部 小児科学)

「日本の小規模かもしれない小児の多施設心エコー研究」

演 者:
増谷 聡(埼玉医科大学総合医療センター 小児科)

「先天性心疾患における予後予測のための経時的な心エコーの役割」

演 者:
髙橋 健(順天堂大学 小児科学)

シンポジウム3

4月23日(金)10:40-12:10 /ライブ2

循環器診療におけるAIへの期待と不安

座 長:
板橋 裕史(獨協医科大学埼玉医療センター 超音波センター 循環器内科/
      超音波センター)
山田 博胤(徳島大学大学院医歯薬学研究部 地域循環器内科学)

医療分野に限らずAIを用いた情報分析技術は急速に発展している。AIを用いた解析技術は人間が行う診断業務を大きく助けるだけでなく、AIがどのように診断を下しているのかを研究することで人間に新たな気づきを与えると期待されている。一方でAIには診断過程がBlack box化していることや間違った診断が行われた際の責任の所在が不明確になるなど、倫理的な問題も残されている。本セッションではAIが循環器診療にもたらす恩恵と問題を整理した後、Deep learningをはじめとした心エコー図領域におけるAI技術を利用した研究の現状を概説し目指すべき将来像を議論する。

「国内におけるAI 活用の動向」

演 者:
楠瀬 賢也(徳島大学病院 循環器内科)

「心エコーに対するAI の応用 ~ 時系列データにAI をどう適用するか ~」

演 者:
後藤 信一(Brigham and Women' Hospital /ハーバード大学医学部/
      慶應義塾大学 医学部)

「心エコー領域におけるAI 活用の動向」

演 者:
上嶋 徳久(心臓血管研究所 循環器内科)

「循環器領域におけるAI 活用の動向」

演 者:
鍵山 暢之(順天堂大学保健医療学部 デジタルヘルス遠隔医療研究開発講座)

シンポジウム4

4月23日(金)15:10-16:40 /ライブ2

Oncocardiology:がん患者では何を診るか?

座 長:
大西 哲存(兵庫県立姫路循環器病センター 循環器内科)
宮崎 彩記子(順天堂大学 循環器内科)

近年,本邦では急速な高齢化ががん患者数を増加に導き,一方で高度に進歩したがん診療はがん患者の予後を大きく改善している.それゆえ,今後,高齢のがん治療経験者(がんサバイバー)の数は増大し続け,われわれ循環器内科医が循環器疾患を有するがんサバイバーを診察する機会は着実に増えるであろう.そのような社会背景のもと,腫瘍循環器診療の必要性が高まり,2018年には日本腫瘍循環器学会も発足した.

腫瘍循環器診療において,「がん手術/抗がん剤治療前の心臓スクリーニング」,「抗がん剤による心・血管障害への対処」「がん関連血栓症への対処」が主となる3本柱であるので,本シンポジウムではそれぞれにおいて何を診るべきか,経験のある演者に講演いただく.

この分野は超音波検査が治療方針の大きなカギとなるため,医師のみならず技師の方々にも興味を持って聴いていただけるような進行にする予定である.

「CTRCD(抗がん剤治療関連心筋障害)に対してSUCCOUR study では何を診ているのか?」

演 者:
根岸 朋子(The University of Sydney / University of Tasmania)

「がん手術/抗がん剤治療前の心臓スクリーニング検査では何を診るか?」

演 者:
福田 優子(兵庫県立がんセンター 循環器内科)

「がん関連血栓症、放射線治療後心血管疾患では何を診るか?」

演 者:
坂本 二郎(天理よろづ相談所病院 循環器内科)

「がんに伴う脳梗塞の原因精査における心エコー図の役割」

演 者:
宮崎 彩記子(順天堂大学医学部 循環器内科)

シンポジウム5

4月24日(土)11:00-12:30 /ライブ1

拡張機能ガイドラインの臨床応用

座 長:
土肥 薫(三重大学大学院医学系研究科 循環器・腎臓内科学)
増山 理(JCHO星ヶ丘医療センター)

心エコー図検査による左室拡張機能評価は、労作時息切れの鑑別診断にとても有効である。米国心エコー図学会から2016年に改定されたガイドラインでは、左室駆出率が保たれた症例における左室拡張機能障害は、平均E/e′、e′ 速度、三尖弁逆流速度、左房容積係数の組み合わせで判断することになる。使い勝手が良いアルゴリズムではあるが、一方で判定困難例が多く、その場合の補足的指標の選択を含めた最終診断方針は統一されていない。また、「左室充満圧の推定及び左室拡張機能の重症度判定アルゴリズム」を用いた左室充満圧推測における正確性や、治療効果判定への活用法についても議論の余地がある。安静時心エコー図所見で判定困難な場合には運動負荷心エコー図検査が有用とされるが、エビデンスの蓄積は未だ限定的で、今後の更なる研究の発展が期待される。このセッションでは、実際の症例や心エコー画像を提示していただきながら、ガイドラインの活用法や課題について活発な議論をしていただきたい。

「さまざまな臨床的場面で求められる左室拡張能評価を考える」

演 者:
菅原 政貴(JCHO星ヶ丘医療センター 循環器内科)

「高齢者HFpEF 診断におけるヨーロッパ心不全学会提唱HFpEF 診断スコアシステムへの期待と課題」

演 者:
瀬尾 由広(名古屋市立大学大学院 循環器内科学)

「左房ストレインを用いて左室充満圧を推定する」

演 者:
井上 勝次(愛媛大学大学院 循環器・呼吸器・腎高血圧内科学)

「安静時と運動時の左房機能評価方法」

演 者:
杉本 匡史(三重大学医学部附属病院 中央検査部)

シンポジウム6

4月24日(土)13:50-15:20 /ライブ1

収縮期心不全(HFrEF)の治療を心エコー図で導く

座 長:
岩永 史郎(埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科)
田邊 一明(島根大学医学部 内科学第四)

拡張型心筋症やいわゆる虚血性心筋症による収縮期心不全に対して、予後を改善できる薬剤が明らかにされてきた。しかし、その治療効果は完全ではなく、左室収縮機能が正常化する症例もあれば、左室駆出率が低下したままでも心不全症状が落ち着き、日常生活を問題なく送れるようになる症例もある。治療にもかかわらず少数の症例は心不全による入院を繰り返し、心臓移植や左心補助の助けを必要とする悪化の道程をたどる。収縮期心不全に対する薬物治療を心エコー図検査で如何にモニターし、治療を導いていくかを明らかにしたい。

「HFrEF 治療の現状」

演 者:
猪又 孝元(新潟大学大学院医歯学総合研究科 循環器内科)

「心不全診療に心エコー図検査を活かす」

演 者:
北井 豪(神戸市立医療センター中央市民病院 循環器内科)

「HFrecEF の特徴」

演 者:
坂本 考弘(島根大学医学部附属病院 循環器内科)

「心臓移植の適応における心エコー図検査の役割」

演 者:
坂田 泰史(大阪大学大学院 循環器内科学)

「経胸壁心エコー検査におけるルーチン腎静脈血流観察の臨床的意義」

演 者:
永井 知雄(東海大学医学部内科学系 循環器内科)

シンポジウム7

4月25日(日)10:40-12:10 /ライブ1

慢性三尖弁閉鎖不全症:重症度評価と治療のポイント

座 長:
出雲 昌樹(聖マリアンナ医科大学 循環器内科)
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院 検査部)

三尖弁が忘れ去られた弁(forgotten valve)と呼ばれていたことが懐かしい。三尖弁閉鎖不全症(TR)の存在は左心系弁膜症に代表される様々な心疾患において予後不良因子であることが認識され、2020年3月に改訂された日本循環器学会弁膜症ガイドラインにおいて侵襲的治療の早期介入の推奨度は高い。TRに対する侵襲的治療法は外科治療だけでなく、近年欧米ではカテーテル治療も臨床応用され、本邦でも治験開始が待たれるところであり、TRの注目度は更に高まっている。日常臨床においてTRの機序及び重症度診断のゴールドスタンダードは心エコー図であるが、その診断は決して容易ではない。またカテーテル治療の導入に伴い新しい重症度なども提唱されている。本セッションでは新ガイドラインや治療を踏まえたTRの心エコー図診断と治療のポイントについて皆さまとともに議論していきたい。

「三尖弁逆流の原因診断と形態の分類」

演 者:
尾長谷 喜久子(長崎大学病院 心臓血管外科)

「TR重症度評価,ガイドラインを踏まえて」

演 者:
塩川 則子(聖マリアンナ医科大学病院 超音波センター)

「3DエコーによるTR の評価: その臨床的有用性とは?」

演 者:
宇都宮 裕人(広島大学大学院 循環器内科学)

「重症三尖弁閉鎖不全症に対する経カテーテル治療の現状と今後の展望」

演 者:
大野 洋平(東海大学医学部付属病院 循環器内科)

「三尖弁手術の現状と今後の展望」

演 者:
真鍋 晋(国際医療福祉大学成田病院 心臓外科)

シンポジウム8

4月25日(日)13:30-15:00 /ライブ2

肺高血圧と右心機能と三尖弁閉鎖不全の三角関係に迫る

座 長:
赤石 誠(ウェルエイジング京橋 循環器クリニック)
楠瀬 賢也(徳島大学病院 循環器内科)

右心系を主体とした疾患のみならず、左心機能障害に由来する心不全においても右心機能障害と有意なTRは重要な予後不良因子である。しかし右室が特異な形態をしていることや、TVの形態にも多様性があることなどからガイドライン通りに右心機能やTR重症度を評価することは容易ではない。本セッションでは1)右心機能の評価法と重要性、2)TRの発症機序の分類と見分け方、重症度評価3)弁輪縫縮や弁尖plicationなどの基本的な修復術からspiral suspensionなどの進んだ術式、海外で実施されているカテーテルによる治療法などの紹介と選択法、4)3D-TEEを中心とした心エコーによる修復術の術前術後の評価法という構成での総括を行う。

「右心機能の評価法と重要性」

演 者:
佐藤 希美(筑波大学医学医療系 循環器内科)

「肺高血圧と右室機能」

演 者:
守山 英則(慶應義塾大学医学部 循環器内科)

「三尖弁閉鎖不全症の包括的評価
―病因、発症機序、および重症度評価を含めて―」

演 者:
宇都宮 裕人(広島大学大学院 循環器内科学)

「心不全再入院における三尖弁閉鎖不全の著明な媒介効果を予測する
心エコー図指標の同定と予測スコアの作成」

演 者:
伯野 大彦(川崎市立川崎病院 循環器内科)

「三尖弁閉鎖不全症に対する外科的治療とカテーテル治療」

演 者:
田端 実(東京ベイ・浦安市川医療センター 心臓血管外科/
     虎の門病院 循環器センター外科)

「3D-TEE を中心とした心エコーによる修復術の術前術後の評価法」

演 者:
磯谷 彰宏(小倉記念病院 循環器内科)

パネルディスカッション

パネルディスカッション1

4月23日(金)9:00-10:30 /ライブ2

局所壁運動評価の意義と実際、現状の課題を再考する

座 長:
平野 豊(近畿大学病院 中央臨床検査部)
山田 聡(東京医科大学八王子医療センター 循環器内科)

心エコー図の創設期から「局所壁運動異常」は重要な所見のひとつであるが、検者や施設間での評価の均質性についてはいまだに覚束ない感がある。そもそも、標準的評価はどのような場面で何故必要なのか?現状では不十分であるとすると、どのように克服することができるのか?それともできないのか?局所壁運動異常が生じる病態生理の解説を踏まえたうえで、虚血性心疾患のみならず、心筋症などの非虚血性疾患や非心臓手術の術前評価なども念頭に、局所壁運動評価の古くて新しい問題について討論する。

「あの星取ってとせがまれて」

演 者:
別府 慎太郎(JCHO大阪みなと中央病院)

「虚血時の局所心筋運動評価:知っておきたい基礎知識と現状の課題」

演 者:
浅沼 俊彦(大阪大学大学院 保健学科)

「局所壁運動評価の標準化に向けて ソノグラファーの立場から」

演 者:
梅田 ひろみ(平成紫川会小倉記念病院 検査技師部)

「局所壁運動評価は心電図とセットで」

演 者:
林田 晃寛(心臓病センター榊原病院)

「スペックルトラッキング心エコー法を用いた左室局所壁運動の定量的評価」

演 者:
石井 克尚(関西電力病院 循環器内科)

「日常診療における負荷心エコーの役割」

演 者:
竹内 正明(産業医科大学病院 臨床検査・輸血部)

パネルディスカッション2

4月23日(金)13:30-15:00 /ライブ2

SHDカテーテル治療における経食道心エコーテクニック

座 長:
鶴田 ひかる(慶應義塾大学病院 循環器内科)
町野 智子(筑波大学医学医療系 循環器内科)

器質的心疾患(SHD)のカテーテル治療においては、術前の治療適応診断とデバイス選択、術中ナビゲーション、術後の治療効果と合併症評価のすべてのステップにおいて、経食道心エコーによる適切な画像描出と診断が必要不可欠である。本セッションでは、ASD/PFO閉鎖術、MitraClip、左心耳閉鎖術(WATCHMAN)の、3つのカテーテル治療をテーマとした。術前・術中・術後の経食道心エコーにおける画像の描出、診断のポイント、治療サポートの工夫に関して、エキスパートの知識と経験を共有し、理解を深めることにより、明日からのSHDカテーテル治療に役立つ実践的な学びが得られる場となることを期待する。

コメンテーター:
 
磯谷 彰宏(小倉記念病院 循環器内科)
大野 洋平(東海大学医学部付属病院 循環器内科)
片岡 明久(帝京大学医学部 内科学循環器)

「ASD/PFO カテーテル閉鎖術における経食道心エコー図の評価ポイント」

演 者:
高谷 陽一(岡山大学 循環器内科)

「左心耳閉鎖術における経食道心エコー図の評価ポイント」

演 者:
田中 旬(三井記念病院 循環器内科)

「MitraClip®治療における経食道心エコー図の評価ポイント」

演 者:
丸尾 健(倉敷中央病院 循環器内科)

パネルディスカッション3

4月23日(金)9:00-10:30 /ライブ3

新型コロナ流行下の心エコー図検査:評価と安全対策

座 長:
島田 恵(東海大学医学部付属大磯病院 総合内科)
田中 教雄(西宮渡辺心臓脳・血管センター 心血管エコー室)

2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより日本中の医療機関で感染対策の徹底を余儀なくされた。とりわけ患者との接触機会が多い心エコー図検査の施行には細心の注意を払う必要があり、アメリカ心エコー図学会をはじめ当日本心エコー図学会からもCOVID-19に対する提言や声明が発出されている。このような前代未聞ともいえる状況の中、各施設の検査室では感染対策や検査の実施方法などについて試行錯誤が繰り返されていると思われる。本企画ではCOVID-19問題で見えてきた心エコー図検査での感染対策から学んだ、これからの心エコー図検査のあり方を討論したい。さらに検査室内でのルーチン検査だけでなく、特に救急室内での検査や経食道心エコー図検査での感染リスク、また感染病棟内での検査実施などについて、各施設での取り組みを紹介した内容も含める予定である。

「心エコー図学会の立場としての対応について」

演 者:
瀬尾 由広(名古屋市立大学大学院 循環器内科学)

「新型コロナウイルス感染症の流行に対するアメリカ心エコー図学会の対応」

演 者:
山田 博胤(徳島大学大学院医歯薬学研究部 地域循環器内科学)

「POCUS/FOCUS の利用によるCOVID-19 患者の心エコー診断」

演 者:
大西 俊成(桜橋渡辺病院心臓血管センター 心不全科)

「中等症II 以上のCOVID-19 感染症の院内死亡予測における心エコー図の価値」

演 者:
永井 知雄(東海大学医学部内科学系 循環器内科)

「本邦におけるCOVID-19 の心筋障害について:
心筋ストレイン解析による検討」

演 者:
葉山 裕真(国立国際医療研究センター病院 循環器内科)

「新型コロナ流行下における当院の心エコー図検査の実際」

演 者:
団 真紀子(慶應義塾大学病院臨床検査科生体検査・健診 心機能検査室)

「聖マリアンナ医科大学病院の新型コロナ流行下における心エコー図検査の評価と安全対策」

演 者:
塩川 則子(聖マリアンナ医科大学病院 超音波センター)

「新型コロナ流行下における当院生理検査室の取り組み」

演 者:
西蔭 朋子(大阪みなと中央病院 検査室)

パネルディスカッション4

4月23日(金)10:40-12:10 /ライブ3

心房細動における左房機能と血栓形成:
血栓ができやすい心房細動とできにくい心房細動

座 長:
村田 光繁(東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査学)
湯田 聡(手稲渓仁会病院 心臓血管センター循環器内科)

心房細動は日常臨床で最も遭遇する不整脈であり、その罹患率は加齢とともに増加する。心原性脳塞栓の多くが心房細動によって発症することが明らかであり、最近では様々な抗凝固薬が利用可能となっており、塞栓症予防に有効性が示されている。また心房細動に対するカテーテルアブレーションも普及してきている。本シンポジウムでは、血栓ができやすい心房細動とできにくい心房細動の経食道心エコー図検査を含めた心エコー図検査による鑑別、特に、心房機能低下と血栓形成の関連、リウマチ性・非リウマチ性等etiologyによる血栓形成や好発部位の違いなどについて討論したいと思います。

「心エコー図で左室流入速度波形が偽性拘束性充満障害を呈した症例における
新規心房細動及び虚血性脳血管障害の発症」

演 者:
永井 知雄(東海大学医学部内科学系 循環器内科)

「適切な抗凝固療法が施行されている非弁膜症性心房細動患者における、
左房内血栓形成に関与する因子の検討」

演 者:
田中 秀和(神戸大学大学院 循環器内科学)

「経食道心エコー医からみた左房血栓:
High Volume Ablation Center の自験例を振り返る」

演 者:
山下 英治(群馬県立心臓血管センター 循環器内科)

「左房内血栓形成の予測指標」

演 者:
渡邉 哲(山形大学医学部 内科学第一)

パネルディスカッション5

4月24日(土)11:00-12:30 /ライブ2

機能性僧帽弁閉鎖不全の治療を症例から学ぶ

座 長:
大手 信之(名古屋市立大学 循環器内科)
坂田 泰史(大阪大学大学院 循環器内科学)

Coapt研究が発表され、機能性僧帽弁逆流に対するMitraclipの適応拡大が起きている。この時、左室機能評価は重要な問題である。左室駆出率を意識した機能性僧帽弁逆流に対する介入について、自験例を示しながら、その評価、Mitraclipの適応について議論する。

「左室拡大による機能性僧帽弁逆流の機序について」

演 者:
西野 峻(宮崎市郡医師会病院心臓病センター 循環器内科)

「MitraClip®が有効な弁形態、解剖的な適応」

演 者:
磯谷 彰宏(小倉記念病院 循環器内科)

「MitraClip®を考慮した二次性MR 重症度評価」

演 者:
出雲 昌樹(聖マリアンナ医科大学 循環器内科)

「血行動態応答から考える僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClip®の効果」

演 者:
坂本 隆史(九州大学病院 循環器内科)

パネルディスカッション6

4月24日(土)13:50-15:20 /ライブ2

器質的僧帽弁閉鎖不全の侵襲的治療:クリップ術と形成術の分水嶺

座 長:
田端 実(東京ベイ・浦安市川医療センター 心臓血管外科/
     虎の門病院 循環器センター外科)
渡邉 望(宮崎大学医学部 機能制御学講座応用生理学分野)

器質性僧帽弁逆流に対する手術は外科的弁形成術が標準治療であるが、MitraClipを用いた経カテーテル的弁形成術の経験を重ねてきたことである程度治療成績が安定し、開心術のハイリスク症例では治療選択に迷うケースが増えている。現時点でのエビデンスを確認し、高齢・ハイリスク症例、Barlow症候群などの複雑病変で治療選択に迷うケースを例示し、それぞれの患者背景や弁形態を踏まえてどのような基準で最終的な治療法を選択するべきか、その際に心エコー図検査に求められる役割(3D解析や心機能評価を含む)について議論する。

コメンテーター:
 
坂口 元一(近畿大学 循環器内科)
白井 伸一(小倉記念病院 循環器内科)
林田 晃寛(心臓病センター榊原病院 循環器内科)

「高齢ハイリスクの症例のA2/P2 逸脱」

演 者:
加藤 奈穂子(東京ベイ・浦安市川医療センター 循環器内科)

「ハイリスク症例のBarlow 症候群におけるマイトラクリップ」

演 者:
磯谷 彰宏(小倉記念病院 循環器内科)

「2度の開心術後の複雑逸脱病変による両心不全」

演 者:
木村 俊之(宮崎市郡医師会病院心臓病センター 循環器内科)

パネルディスカッション7

4月25日(日)9:00-10:30 /ライブ1

心房性僧帽弁閉鎖不全の疾患概念を確立する

座 長:
中谷 敏(大阪府済生会千里病院)
山本 一博(鳥取大学 循環器・内分泌代謝内科)

心房性僧帽弁閉鎖不全(AFMR)は左室機能が正常であり、左房拡大を伴い、弁に逸脱など器質的異常を認めないものとされている。その一方、弁の形態は、弁輪面に対して平坦に近いものや、後尖のテザリングを特徴とするものなど、様々なものを含んでいると考えられており、定義やコンセプトが明確でないところが残っている。また左室拡大を有するが弁のテザリングがなく、弁輪拡大を伴うMRも存在する。MRを弁の解剖学的な形態で分類すべきなのか、左房・左室機能によって定義すべきなのか、考える必要がある。また弁形態は適した治療法の選択にも影響しうる。このような点について、AFMRの疾患概念を確立するために議論したい。

「心房性僧帽弁閉鎖不全症の歴史と海外のデータ」

演 者:
板橋 裕史(獨協医科大学埼玉医療センター 超音波センター 循環器内科/
      超音波センター)

「日本における心房性MR研究
―後尖テザリングは心房性MRに必須の条件か―」

演 者:
町野 智子(筑波大学医学医療系 循環器内科)

「心房性機能僧帽弁閉鎖不全症の治療適応」

演 者:
鍵山 暢之(順天堂大学医学部 循環器内科)

「慢性心房細動患者における心房性機能性僧帽弁閉鎖不全症に対する
僧帽弁輪縫縮術の検討」

演 者:
坂口 太一(兵庫医科大学 心臓血管外科)

「AFMR の弁形態とカテーテル治療」

演 者:
大野 洋平(東海大学医学部付属病院 循環器内科)

教育セッション

教育セッション1

4月24日(土)15:30-17:30 /ライブ1

実践ライブ:各社の自動化ツールの使い方を学ぶ

座 長:
岡庭 裕貴(群馬県立心臓血管センター 技術部 生体検査第二課)
種村 正(心臓血管研究所 臨床検査室)

最近の超音波診断装置の流れとして各社が自動化ツールの開発に力を注いでいます。自動化ツールはマニュアル計測の時間的、身体的負担を軽減させ、検査者によるバラツキを減らしてくれる便利なものです。今回、各演者が実際に経験した症例を超音波診断装置に保存し、その画像データを使ってライブを行っていただく教育セッションを設けました。症例を使った解析を見る機会はなかなかないと思います。自動化ツールは日進月歩していますが、使わなければその価値を発揮することができません。この企画を通して自動化ツールの使い方を学び、実践で役立ててくれることを期待します。

「自動計測を用いた心エコー検査のNew スタイル」

演 者:
中島 英樹(筑波大学附属病院 検査部)
共 催:
キヤノンメディカルシステムズ株式会社

「本当にルーチン検査で使える?自動計測」

演 者:
鈴木 博英(東京大学医学部附属病院 検査部 第5部門 副技師長)
共 催:
GE ヘルスケア・ジャパン株式会社

「Anatomical Intelligence を用いてCTRCD とアミロイドーシスを評価する」

演 者:
塩川 則子(聖マリアンナ医科大学)
共 催:
株式会社フィリップス・ジャパン

「富士フイルムの自動計測を使いこなす」

演 者:
木村 紀子(獨協医科大学埼玉医療センター 超音波センター)
共 催:
富士フイルムヘルスケア株式会社

教育セッション2

4月25日(日)10:40-12:10 /ライブ2

スキルアップ!認定専門技師に必要な知識と技術

座 長:
小板橋 俊美(北里大学医学部 循環器内科学)
水上 尚子(慶應義塾大学病院 臨床検査科)

認定専門技師制度は、優れた技能を有する専門検査技師を認定し、超音波医学ならびに医療の向上を図り、国民の福祉に貢献することを目的としています。しかし、認定専門技師を志す気持ちがあっても、どのように技能向上に努めればよいのか迷ってしまう場合や、中には十分な指導を受けられない場合もあるかと思います。このセッションでは「認定専門技師は何を求められていて、試験では何を審査されているのか」、実技試験における画像の良い例と悪い例を具体的に挙げながら、認定専門技師制度委員が分かりやすくレクチャー致します。
学術集会史上初、認定専門技師制度委員会プロデュースの教育セッションです!認定専門技師を目指す技師の方はもちろん、教育的立場の指導者の方にも、これから心エコー図を学ぶ方、スキルアップしたい方、技師・医師問わず全ての皆さんにお役に立てる内容になっています。ぜひご参加下さい!

コメンテーター:
 
大原 貴裕(東北医科薬科大学 地域医療学/総合診療科)
平野 豊(近畿大学病院 中央臨床検査部)
村田 光繁(東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査学)
湯田 聡(手稲渓仁会病院 心臓血管センター循環器内科)

「認定専門技師制度の目指すところ」

演 者:
川合 宏哉(兵庫県立姫路循環器病センター)

「綺麗でかっこいい画像を描出するためのコツ」

演 者:
杉本 邦彦(藤田医科大学病院 臨床検査部超音波センター)

「なんでアカンと言われるんやろー、と思うこと:断層編」

演 者:
岡庭 裕貴(群馬県立心臓血管センター 技術部)

「なんでアカンと言われるんやろー、と思うこと:ドプラ編」

演 者:
水上 尚子(慶應義塾大学病院 臨床検査科)

「ひとにもメカにも優しくしたら満点になる」

演 者:
田中 教雄(西宮渡辺心臓脳・血管センター 心血管エコー室)

教育セッション3

4月25日(日)15:10-16:40 /ライブ2

症例から学ぶ!心筋症の診断~心エコー図検査で診るべきポイントとは

座 長:
天野 雅史(国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門心不全科)
小板橋 俊美(北里大学医学部 循環器内科学)

心筋症の適切な診療には、正確な診断が不可欠です。特に二次性心筋症の鑑別は、治療方針や予後に直結する最も重要なステップといえます。確定診断には特殊な検査を要し、次に何をすべきか、診断の入り口となる心エコー図検査がdecision makingの鍵となります。本セッションでは、実臨床で遭遇する心筋症について、実際の症例を通して疾患を学び、心エコー図検査では何を診るべきか、どのように対応すべきかを現場の主治医や技師になったつもりで参加できるような構成を考えております。
演題は一部公募を致します。アミロイドーシス(別セッションあり)以外の心筋疾患(肥大型心筋症、Fabry病、ミトコンドリア病、サルコイドーシス、糖原病、神経筋疾患、膠原病、心筋炎、その他)の症例提示および疾患の解説を、臨床的かつ教育的に講演できる方を募集致します。抄録には症例の概要と疾患の臨床的重要性につき記載をお願い致します。

「症例から学ぶ!心サルコイドーシスの多様性を識る」

演 者:
小板橋 俊美(北里大学医学部 循環器内科学)

「皮膚サルコイドーシスに合併したHFrEF は、心サルコイドーシスなのか?」

演 者:
中島 淑江(埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科)

「左室壁肥厚―この心臓は精査が必要?」

演 者:
郡山 恵子(北里大学医学部 総合診療医学)

「この肥大心、何か変?」

演 者:
天野 雅史(国立循環器病研究センター 心臓血管内科)

「肥大型心筋症の診断・評価における心エコー図検査の役割」

演 者:
中川 頌子(国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門心不全科)

教育セッション4

オンデマンド配信

胎児心エコー2021

座 長:
稲村 昇(近畿大学医学部 小児科)
松井 彦郎(東京大学医学部 小児科)

胎児心臓は「心臓のはじまり」です。心臓形成から出生、新生児から小児期、青年期をへて成人となる過程の中で血行動態・心機能は劇的に変化し、心エコーはその劇的な変化をとらえるのに最適なツールです。胎児循環・発達・形態・心機能・血流評価もさることながら、胎児では不整脈もエコーで診断します。成人とは全く異なるアプローチで循環を解明してゆく胎児心エコーは、新しい世界を感じさせてくれるでしょう。是非、みなさんと一緒にドラマチックな心臓の起源を覗いてみませんか。

「胎児心エコーは心臓を最初に観察できるツール」

演 者:
松井 彦郎(東京大学医学部 小児科)

「胎児心エコーBASIC 胎児循環 胎児心エコーの胎児循環の評価法」

演 者:
漢 伸彦(福岡市立こども病院 胎児循環器科)

「胎児心エコーにおけるドプラ」

演 者:
永田 弾(九州大学病院 小児科)

「胎児心機能評価 ―先天性心疾患と心筋症を中心に―」

演 者:
金 基成(神奈川県立こども医療センター 循環器内科)

「胎児不整脈の診断と治療 ―より良い周産期予後につなげるために―」

演 者:
石井 陽一郎(大阪母子医療センター 小児循環器科)

教育セッション5

オンデマンド配信

心房中隔を究める:発生・診断・治療

座 長:
瀧聞 浄宏(長野県立こども病院 循環器小児科)
山野 倫代(京都府立医科大学附属病院 循環器内科)

経皮的心房中隔欠損 (ASD) 閉鎖術は、小児から高齢者まで、幅広い年齢層の患者さんに施行されているが、同じ欠損孔といえども、年齢が違えば、それを取り巻く心腔サイズ、血行動態、併存する心疾患も違ってくる。小児と成人の違いを熟知し、経食道心エコー図や心腔内エコー図を用いてASDを的確に評価、治療介入の可否を判断、治療を行う必要がある。さらに、近年増加している卵円孔開存経皮的閉鎖についても、卵円孔がASDとは異なる発生過程、発症背景があるため診断技量を要する。本セッションで、幅広い適応のある経皮的心房中隔欠損 (ASD) 閉鎖術や経皮的卵円孔(PFO)閉鎖術について、発生から解剖、さらに経食道心エコー図、心腔内エコー図による基本的な診断からピットフォールを詳しく学んで頂く。

「詳しくわかる心房中隔の発生とその異常、遺伝」

演 者:
白石 公(国立循環器病研究センター 教育推進部・小児循環器内科部)

「ASD の治療;TEE 評価の際の小児と成人の違い」

演 者:
新居 正基(静岡県立こども病院 循環器科)

「PFO 治療 TEE 王道とピットフォール」

演 者:
高谷 陽一(岡山大学 循環器内科)

「ASD/PFO 治療 ICE でどこまでできるか?」

演 者:
金澤 英明(慶應義塾大学医学部 循環器内科)

教育セッション6

オンデマンド配信

急性冠動脈症候群の合併症

座 長:
岩倉 克臣(桜橋渡辺病院 循環器内科)
永井 知雄(東海大学医学部内科学系 循環器内科)

早期冠動脈再疎通療法の普及により、急性冠動脈症候群における合併症の頻度は著しく低下した。しかし機械的合併症などは重篤な病態に発展することが今でも稀ではない。心エコー図はこれらの重篤な合併症の早期発見において最も重要な方法である。2019年の「Appropriate Use Criteria for Multimodality Imaging in the Assessment of Cardiac Structure and Function in Nonvalvular Heart Disease」においても疾患の初期評価として心エコー図による急性冠動脈症候群の合併症評価が有用性を認められている。合併症の診断にはまずその可能性を思いつくことが重要であるが、実際に出会った経験が少ないとすぐに思い至らないこともありうる。本教育セッションで典型例、希少例の実際を通して診断のポイントを理解し、緊急の現場で役立つ知識を身につけてほしい。

「急性冠症候群における心エコー図検査の役割: 合併症の検出を中心に」

演 者:
岩橋 徳明(横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター)

「急性冠症候群の機械的合併症:心室中隔穿孔における心エコーの役割」

演 者:
宗久 佳子(仙台厚生病院心臓血管センター 循環器内科)

「ST上昇型心筋梗塞の合併症:左室不全、右室梗塞、左室自由壁破裂について」

演 者:
泉 佑樹(日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院 循環器内科)

「急性冠症候群に合併する僧帽弁逆流」

演 者:
阿部 幸雄(大阪市立総合医療センター 循環器内科)

教育セッション7

オンデマンド配信

新しい弁膜症ガイドラインの要点と問題点

座 長:
泉 知里(国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
瀬尾 由広(名古屋市立大学大学院 循環器内科学)

本年改定された日本循環器学会弁膜症治療ガイドラインでは最新のエビデンスを整理するだけでなく、カテーテル治療の位置づけや手術適応判定の基準となる計測値など、国内外の学術集会で議論されている課題を検討し国内での診療に適合するような改訂がなされている。特にMRにおける病型分類や、ASにおける外科手術あいるはTAVIの適応決定プロセスなどに独自性の強い方法を提唱している。海外ガイドラインとの相違にフォーカスして本ガイドラインを概説するとともに、V in Vを含めたTAVI治療やMitraClip留置後の重複弁口の機能評価など、新たに登場した侵襲的療後の弁機能評価の要点についても解説する。また、このガイドラインを臨床応用する上での問題点をディスカッションする。

「DMR:早期手術に適す症例、適さない症例」

演 者:
板橋 裕史(獨協医科大学埼玉医療センター 超音波センター 循環器内科/
      超音波センター)

「二次性僧帽弁閉鎖不全症におけるカテーテル治療か外科治療かを決める
心エコー指標」

演 者:
天木 誠(国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門心不全科)

「AR 手術適応に関わる心エコー評価とそのピットフォール」

演 者:
町野 智子(筑波大学医学医療系 循環器内科)

「TR 手術適応に関わる心エコー評価とそのピットフォール」

演 者:
三宅 誠(天理よろづ相談所病院 循環器内科)

「弁膜症カテーテル治療後の心エコー評価」

演 者:
出雲 昌樹(聖マリアンナ医科大学 循環器内科)

教育セッション8

オンデマンド配信

めざせ! 名探偵エコー技師 塞栓源を探せ!!

座 長:
小谷 敦志(近畿大学奈良病院 臨床検査部)
山本 哲也(埼玉医科大学国際医療センター 中央検査部)

肺塞栓や脳塞栓症、急性動脈閉塞等の原因検索時、心臓や頸動脈、大動脈・末梢動脈、下肢静脈等のエコー検査において、心臓原発性の塞栓の特徴や種類。血管原発性の塞栓の特徴や種類について、それぞれのエコー所見の押さえておきたいポイントや注意点などについてご講演いただきます。

「心原性塞栓の心エコー所見(左心系)」

演 者:
古島 早苗(長崎大学病院 超音波センター)

「脳梗塞のリスクが高い頸動脈プラーク」

演 者:
西尾 進(徳島大学病院 超音波センター)

「大動脈原性脳塞栓症と大動脈プラークエコー所見」

演 者:
富田 文子(済生会熊本病院 中央検査部)

「末梢動脈閉塞となった大動脈・末梢動脈のエコー所見」

演 者:
赤坂 和美(旭川医科大学病院 臨床検査・輸血部)

「肺塞栓症・奇異性脳塞栓症の心血管エコー所見」

演 者:
土肥 薫(三重大学大学院 循環器・腎臓内科学)

教育セッション9

オンデマンド配信

術後遠隔期の成人先天性心疾患:心エコー図評価のポイント

座 長:
石津 智子(筑波大学医学医療系 循環器内科)
前田 潤(東京都立小児総合医療センター 循環器科)

小児期に先天性心疾患の診断を受けた患者が、大人になって久しぶりに一般循環器内科の外来を受診、外来の受診契機は例えば健康診断の二次検査、動悸、妊娠希望など、外来主治医はいわゆる小児循環器医でも先天性心疾患専門医でもない、と想定してください。一般循環器内科の担当医は、まず心エコー室に検査依頼を出すでしょう。心エコー室の責任は重大です。なにより知識が必要です。先天性心疾患の遠隔期の問題は、遺残病変(residua)、続発病変(sequlae)という2つに分類に整理されています。今回は、心室中隔欠損、房室中隔欠損、ファロー四徴症という特徴的なのresiduaとseculaeを持つ疾患について取り上げます。よく学び、苦手を得意に変えてください。

「心室中隔欠損症術後遠隔期における心エコー図評価のポイント」

演 者:
富松 宏文(とみまつ小児科循環器クリニック)

「Fallot 四徴症術後患者における心エコー図評価のポイント」

演 者:
新居 正基(静岡県立こども病院 循環器科)

「成人期に到達した房室中隔欠損症の長期予後」

演 者:
杜 徳尚(岡山大学 循環器内科)

教育セッション10

オンデマンド配信

先天性心疾患心エコー診断の基本

座 長:
富松 宏文(とみまつ小児科循環器クリニック)
山岸 敬幸(慶應義塾大学医学部 小児科)

先天性心疾患は心臓発生、形態形成の過程における何らかの異常により生じたものである。したがって、心エコーで先天性心疾患を診断するとき、その疾患の解剖学的特徴の成り立ちを知ることが重要なのは言うまでもない。さらに、複雑に見える疾患であっても、単純な異常が一定の規則性をもって組み合わさっているだけのことが多い。つまり、先天性心疾患の発生を知ることにより、様々な合併異常の見落としを防ぎ、診断精度をあげることができる。本セッションでは、代表的な先天性心疾患の発生・成り立ちを学び、複雑な形態異常を心エコーでいかに系統的に評価すればよいかを考え、習得する。

「先天性心疾患のエコー診断のための臨床心臓発生学」

演 者:
山岸 敬幸(慶應義塾大学医学部 小児科)

「修正大血管転位症の解剖とエコー診断」

演 者:
前田 潤(東京都立小児総合医療センター 循環器科)

「房室中隔欠損の心エコー診断」

演 者:
新居 正基(静岡県立こども病院 循環器科)

「Fallot 四徴症の解剖とエコー診断」

演 者:
髙橋 健(順天堂大学 小児科学)

「VSD の解剖と心エコー診断」

演 者:
安河内 聰(相澤病院 エコーセンター)

教育セッション11

オンデマンド配信

早期発見!アミロイドーシス
~2020年診療ガイドラインを踏まえて心エコー図ができること~

座 長:
川合 宏哉(兵庫県立姫路循環器病センター 循環器内科)
中島 淑江(埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科)

心アミロイドーシスは希少疾患と思われてきた。本疾患の診断は、かつては心エコー図による特徴的な心筋の壁肥厚とgranular sparklingが観察されれば、まずは本疾患を疑い、確定診断への足掛かりとした。近年の診断方法の進歩により心アミロイドーシスはより身近な疾患であったことが知られ、心エコー図ではスペックルトラッキング法によるapical sparingという所見が加わり、さらにATTRアミロイドーシスの診断には心臓核医学検査が重要となった。また薬剤の開発と適応拡大により心アミロイドーシスは治療可能な疾患へと変化しつつある。今回の教育講演は、こうした変化に対応すべく、2020年3月に作成されたアミロイドーシス診療ガイドラインを基に企画した。本疾患の一般的な知識を深め、治療有益性のある早期にこの疾患を発見するために、心エコー図検査に携わる我々がどのようなアプローチで積極的にアミロイドーシス診療に貢献できるかについて討議したい。

「心アミロイドーシス:どんな病気?どうやって診断する?」

演 者:
泉 知里(国立循環器病研究センター 心臓血管内科)

「心エコー図による心アミロイドーシスの見つけ方」

演 者:
久保 亨(高知大学医学部 老年病・循環器内科学)

「ATTR 型心アミロイドーシス診断におけるApical sparing の位置付け」

演 者:
宇宿 弘輝(熊本大学病院 中央検査部)

「早期発見のために心エコー図ができること1」

演 者:
大西 哲存(兵庫県立姫路循環器病センター 循環器内科)

「早期発見のために心エコー図ができること2」

演 者:
小山 潤(丸子中央病院 内科)

「進化する心アミロイドーシス治療」

演 者:
遠藤 仁(慶應義塾大学医学部 循環器内科)

教育委員会企画

教育委員会企画1

オンデマンド配信

ベッドサイドにおける心エコー図を用いた急性心不全の診かた

座 長:
竹田 泰治(大阪大学大学院 循環器内科学)
土肥 薫(三重大学大学院 循環器・腎臓内科学)

急性心不全診断において、心機能障害の原因となる疾患の同定、心機能、そのタイミングにおける血行動態の評価は重要であり、時にベッドサイドで行う必要がある。原疾患の同定は、患者の治療方針決定に必要であり、心機能や心形態、血行動態評価は、心不全重症度評価、治療方針決定、治療効果判定につながる。つまり、リアルタイムで多くの情報が必要となり、それを得ることができる心エコー図検査は、最も重要な役割を果たす。
ただ、十分な役割を果たすために、その評価について十分に理解しておく必要があり、演者の先生方には、そのために必要な知識とそれにいたるまでの急性心不全のphysical examinationについて解説をしていただく。知識・技術のポイントを習得していただき、少しでも急性心不全の診療に役立ててもらえればと思う。

「急性心不全におけるphysical examination」

演 者:
有田 武史(福岡和白病院 内科循環器科)

「心エコー図を用いた心内圧推定とそのピットフォール」

演 者:
上島 徳久(心臓血管研究所 循環器内科)

「心エコー図で見極めるべき急性心不全の原因疾患」

演 者:
小板橋 俊美(北里大学 循環器内科学)

「急性心不全の治療と治療に伴う心エコー図上の変化」

演 者:
仙石 薫子(大阪大学大学院 循環器内科学)

教育委員会企画2

オンデマンド配信

専門技師から学ぶ技術:依頼医の心に響く心エコー検査レポートの書き方

座 長:
高尾 壽美恵(新古賀病院 生理機能検査室学)
田中 教雄(西宮渡辺心臓脳・血管センター 心血管エコー室)

心エコー検査のレポートは検査を行ったソノグラファーが作成していると思います。レポートを作成するとき、何を思いながら書いているのでしょう。依頼医は何を知りたくて検査の依頼をしたのでしょうか。しかし、そのことをどのくらい意識して書いているのでしょうか。レポートに必要な情報が欠けていたり、そもそも記録をしていなかったり・・・。逆に、あるものすべての情報をこと細かく書いて、"よく頑張って詳しく書いたでしょう!?"などと自己満足で終わるとか・・・。はたしてそれでよいのでしょうか。依頼医が何を知りたいのか、それを汲み取ることが肝心なのです。そのような理由で、様々な学術集会や講習会でレポート作成に関することが企画されています。そこで、もう少し欲を出して依頼医の気持ちを汲み取りながら、さらに依頼医の心に響くようなレポート作成のコツを学んでみませんか?
教育企画2は、当学会認定専門技師からその極意を学ぶことを意図としました。少しでも多くの方に「なるほど!」と思っていただけたら嬉しい限りです。

「依頼医の心に響く心エコー検査レポートの書き方「虚血性心疾患編」」

演 者:
遠藤 桂輔(倉敷中央病院 臨床検査技術部)

「依頼医の心に響く心エコー検査レポートの書き方「弁膜疾患編」」

演 者:
田端 千里(虎の門病院 循環器センター)

「依頼に沿った心エコーレポートの書き方「心筋・心膜疾患編」」

演 者:
数野 直美(埼玉医科大学国際医療センター 中央検査部)

「専門技師から学ぶ、依頼医の心に響く心エコー検査レポートの書き方「不整脈編」」

演 者:
有吉 亨(山口大学医学部附属病院 超音波センター)

日本心血管インターベンション治療学会とのジョイントセッション

4月25日(日)9:00-10:30 /ライブ2

経カテーテル大動脈弁置換術の適応:新しいガイドラインと今後の流れ

座 長:
大倉 宏之(岐阜大学大学院 循環病態学)
林田 健太郎(慶應義塾大学 循環器内科)

「高齢者のparadoxical AS の診断と治療方針」

演 者:
天野 雅史(国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門心不全科)

「ATTR 心アミロイドーシス合併AS のTAVI」

演 者:
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院 検査部)

「TAVI 後弁血栓と抗血栓療法」

演 者:
渡邊 雄介(帝京大学医学部附属病院)

「ついに導入された透析症例へのTAVI ~現状と課題~」

演 者:
田邉 康宏(聖マリアンナ医科大学病院)

International Case Conference英語のみ

4月24日(土)15:30-16:30 /ライブ2

座 長:
Yong-Jin Kim(Seoul National University Hospital)
赤阪 隆史(和歌山県立医科大学 循環器内科)

「A case of Rafractory Eclipsed Regurgitation - Induced Cardiogenic Shock and Successful Treatment with Transcatheter Mitral Valve Repair」

演 者:
梅井 智彦(慶應義塾大学医学部 循環器内科)

「Ventricular septal perforation in a patient with isolated cardiac sarcoidosis with long term steroid therapy」

演 者:
佐藤 希美(筑波大学 循環器内科)

「Dynamic Phases of Immune Checkpoint Inhibitor Cardiotoxicity in One Patient」

演 者:
Iksung Cho(Yonsei University Severance Hospital, Seoul, Korea)

「A case of ST elevation myocardial infarction due to hidden malignancy」

演 者:
Sung-Hee Shin(Inha University Hostpial Incheon, South Korea)

International Award Session英語のみ

4月24日(土)16:40-17:40 /ライブ2

「Deep-Learning Models of Diastolic Dysfunction: Development and Validation in NHLBI-Funded Heart Failure Clinical Trials」

演 者:
Ambarish Pandey (Division of Cardiology, Department of Internal Medicine,
UT Southwestern Medical Center, Dallas, TX)

「Atrial coupling index by standard echocardiography in Degenerative Mitral Regurgitation: Incremental determinant of survival」

演 者:
Benjamin Essayagh(Division of Cardiovascular Diseases, Mayo Clinic, Rochester,
MN, USA)

「Association of left atrial strain with left atrial fibrosis and recurrence of atrial fibrillation in patients undergoing totally thoracoscopic ablation」

演 者:
Jihoon Kim(Sungkyunkwan Univ.)

Young Investigator's Award 審査会

4月23日(金)10:40-12:10 /ライブ1

座 長:
大倉 宏之(岐阜大学大学院 循環病態学)
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院 検査部)
審査員:
阿部 幸雄(大阪市立総合医療センター 循環器内科)
井上 勝次(愛媛大学大学院 循環器呼吸器腎高血圧内科学)
大倉 宏之(岐阜大学大学院 循環病態学)
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院 検査部)
高木 厚(済生会川口総合病院 循環器内科)
西野 雅巳(大阪労災病院 循環器内科)
穂積 健之(和歌山県立医科大学 循環器画像動態診断学)
宮坂 陽子(関西医科大学 第二内科)

「左心低形成症候群における三尖弁逆流の機序と、弁修復術予後の術前予測因子:
3次元心エコーによる定量的研究」

演 者:
重光 幸栄(アルバータ大学ストレリー小児病院 循環器科)

「右室収縮予備能の損失は心不全再入院増加を予測する:
低強度運動負荷エコーを用いた検討」

演 者:
木下 将城(喜多医師会病院 循環器内科)

「小児がん生存者における長期経過観察時に重要な指標の検討」

演 者:
細野 優(順天堂大学 小児科)

「拡張型心筋症におけるLongitudinal strain
低下パターン分類の臨床的意義の検討」

演 者:
仙石 薫子(大阪大学大学院 循環器内科学)

「心房中隔欠損症に伴う三尖弁逆流の機序および残存リスクの検討:
三次元経食道心エコーを用いた形態解析」

演 者:
品田 慶太郎(慶應義塾大学医学部 循環器内科)

「経カテーテル的大動脈弁植え込み術後Ao-AP angle は術後BNP改善に関与する:
3次元経胸壁心エコー図による検討」

演 者:
津田 真希(大阪労災病院)

ダイバーシティ推進委員会セッション

4月23日(金)13:30-15:00 /ライブ3

ライフイベントを見据えた人材育成を考える

座 長:
杜 徳尚(岡山大学 循環器内科)
村田 光繁(東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査学)

「ライフイベントを見据えた人材育成を考える」

演 者:
藤田 麻理子(大阪大学医学部附属病院医療技術部 臨床検査部門)

「男性技師として、自分の将来像を想定しながら働く上での悩み」

演 者:
増田 光顕(東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査技術科)

「管理する立場の技師として、こんなことに気を配っています」

演 者:
藤田 雅史(みやぎ県南中核病院 検査部)

「技師、医師、みなさんが長く仕事を続けられるように気をつけていること」

演 者:
石津 智子(筑波大学医学医療系 循環器内科)

「ファクトと論理思考と男女の心理で読み解く、日本の結婚・婚活事情」

演 者:
西口 敦(西口敦事務所)

JB-POT 講習会

4月25日(日)14:00-16:30 /ライブ1

大動脈疾患

座 長:
岡本 浩嗣(北里大学医学部 麻酔科学)
村田 光繁(東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査学)

「大動脈の解剖・基本画像」

演 者:
能見 俊浩(かわぐち心臓呼吸器病院 麻酔科)

「大動脈解離の周術期管理」

演 者:
大西 佳彦(国立循環器病研究センター 麻酔科)

「大動脈疾患のTEE 評価」

演 者:
大西 哲存(兵庫県立姫路循環器病センター 循環器内科)

「血管内治療でのTEE 活用」

演 者:
今井 英一(新潟大学医歯学総合病院 手術部)

若手心エコーフェローの会

4月23日(金)9:00-10:30 /ライブ1

第1部:多角的視点から考える症例検討

座 長:
太田 光彦(虎の門病院 循環器センター内科)
加藤 奈穂子(東京ベイ・浦安市川医療センター 循環器内科)
コメンテーター:
 
[イメージング]
椎名 由美(聖路加国際病院 循環器内科)
[U-40 心不全ネットワーク]
柴田 龍宏(久留米大学病院 高度救命救急センターCCU)
[SHD 治療]
杉浦 淳史(ボン大学病院 ボン心臓病センター 循環器内科)
[日本心臓血管外科学会U-40]
平野 暁教(福岡市立こども病院 心臓血管外科)

「この三尖弁逆流をどう考える?」

演 者:
泉 佑樹(榊原記念病院 循環器内科)

第2部:JAYEF 研究コンテスト「心エコー図を用いた臨床研究の計画、遂行の実際」

座 長:
小保方 優(群馬大学医学部附属病院 循環器内科)
鍵山 暢之(順天堂大学 循環器内科)

1. ミニレクチャー

「心エコー図研究のコツ〜 JAYEF 第一弾研究を通じて〜」

演 者:
楠瀬 賢也(徳島大学 循環器内科)

2.採点方法と結果の説明

演 者:
小保方 優(群馬大学医学部附属病院 循環器内科)

3.コンテスト優勝者プレゼンテーション

演 者:
コンテスト優勝者

ウルトラクイズライブのみ

4月24日(土)18:00-20:00 /ライブ1

司 会:
小板橋 俊美(北里大学医学部 循環器内科学)
村田 光繁(東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査学)

ランチョンセミナー

ランチョンセミナー1(LS1)ライブのみ

4月23日(金)12:30-13:20/ライブ1
共催:ヤンセンファーマ株式会社

肺動脈性肺高血圧症の心エコー図検査

座 長:
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院 検査部)

「肺高血圧早期診断における運動負荷心エコー図検査の実践と結果の解釈」

演 者:
楠瀬 賢也(徳島大学病院 循環器内科)

「肺高血圧早期発見における心エコー図検査での一工夫」

演 者:
西尾 進(徳島大学病院 超音波センター)

ランチョンセミナー2(LS2)ライブのみ

4月23日(金)12:30-13:20/ライブ2
共催:エドワーズライフサイエンス株式会社

2021 治療を見据えたASの心エコー図検査を考える

座 長:
大西 哲存(姫路循環器病センター)

「ASのための心エコー Next Step - Multi View Approach/運動負荷エコー -」

演 者:
出雲 昌樹(聖マリアンナ医科大学 循環器内科)

「ASの至適治療タイミング - エコーとバイオマーカーを駆使して考える -」

演 者:
大野 洋平(東海大学 循環器内科)

ランチョンセミナー3(LS3)

4月23日(金)12:30-13:20/ライブ3
共催:GEヘルスケア・ジャパン株式会社

最新右心室評価(FunctionからAnatomyまで)

座 長:
石津 智子(筑波大学 循環器内科)

「右心室の解剖」

演 者:
真鍋 晋(国際医療福祉大学 心臓外科)

「心エコーにおける右心室描出方法」

演 者:
中島 英樹(筑波大学附属病院 検査部)

「右心室評価の臨床応用」

演 者:
石津 智子(筑波大学 循環器内科)

ランチョンセミナー4(LS4)ライブのみ

4月24日(土)12:50-13:40/ライブ1
共催:ノバルティス ファーマ株式会社 メディカル本部
   大塚製薬株式会社 メディカル・アフェアーズ部

不思議なARNI:非専門医も感じる心不全治療の時代変革

座 長:
瀬尾 由広(名古屋市立大学大学院 循環器内科)
演 者:
山下 武志(心臓血管研究所)

ランチョンセミナー5(LS5)ライブのみ

4月24日(土)12:50-13:40/ライブ2
共催:アボットメディカルジャパン合同会社

MRの治療介入をうちではこう決めてます(MitraClip™?外科?)- 介入時期と患者像を徹底議論 -

座 長:
出雲 昌樹(聖マリアンナ医科大学 循環器内科)
田端 実(東京ベイ・浦安市川医療センター /虎の門病院)
演 者:
泉 佑樹(榊原記念病院 循環器内科)
土岐 美沙子(心臓病センター榊原病院 臨床検査科)

ランチョンセミナー6(LS6)

4月24日(土)12:50-13:40/ライブ3
共催:株式会社フィリップス・ジャパン

弁膜症を2D Speckle Trackingと3Dで診る

座 長:
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院 検査部)

「新しくなった弁膜症ガイドライン−2D speckle tracking法の有用性−」

演 者:
太田 光彦(虎の門病院 循環器センター)

「ちょっと変わった僧帽弁いろいろ:立体的診断のすすめ」

演 者:
渡邉 望(宮崎大学医学部 機能制御学講座応用生理学分野)

ランチョンセミナー7(LS7)ライブのみ

4月25日(日)12:30-13:20/ライブ1
共催:キヤノンメディカルシステムズ株式会社

左房に迫る!

座 長:
瀬尾 由広(名古屋市立大学大学院 循環器内科)

「左房機能評価って有用ですか?」

演 者:
石津 智子(筑波大学 循環器内科)

「ここまで来た!SHDインターベンションに活かせるキヤノン3D 2021」

演 者:
出雲 昌樹(聖マリアンナ医科大学 循環器内科)

ランチョンセミナー8(LS8)

4月25日(日)12:30-13:20/ライブ2
共催:富士フイルムヘルスケア株式会社

これで診断していいの?心不全

座 長:
中谷 敏(大阪府済生会千里病院)
演 者:
鍵山 暢之(順天堂大学 デジタルヘルス遠隔医療研究開発講座/
      順天堂大学 循環器内科)
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院 検査部/循環器内科)
楠瀬 賢也(徳島大学病院 循環器内科)