演題登録テーマ一覧
特別企画
Next generation企画1 これからの肝胆膵外科 ―AI・ロボット・デジタル技術をどう活かすか―
(発表言語:日本語、年齢制限:45歳以下(2027年6月25日時点で45歳を含む))
公募・一部指定
近年、AI、ロボット、デジタル技術の進歩は目覚ましく、肝胆膵外科を取り巻く環境も大きく変化しつつある。ロボット支援手術の普及に加え、AIを用いた手術支援や手術動画解析、デジタルオペレコ、診療・手術データの活用など、新たな技術が臨床、研究、教育のさまざまな場面に導入され始めている。一方で、これらの技術を実際の肝胆膵外科診療にどのように取り入れ、活用していくべきかについては、いまだ議論の余地が大きい。本セッションでは、AI・ロボット・デジタル技術を活用した先進的な取り組みや今後の可能性を共有し、これらの技術によって肝胆膵外科の診療・手術・研究・教育がどのように変わっていくのか、さらに次世代の肝胆膵外科医がこれらの技術をどのように取り入れ、これからの肝胆膵外科をどのように創っていくのか、議論する。
Next generation企画2 次の術者をどう育てるか ―Next Generationと指導医がともに考える技術継承―
(発表言語:日本語、年齢制限:なし)
公募・一部指定
肝胆膵外科では、患者安全と良好な手術成績を担保しながら、次世代の術者をどのように育成し、技術を継承していくかが重要な課題である。若手外科医がより多くの執刀経験を求める一方で、指導医には症例選択や術中介入など、安全性を考慮した指導が求められ、両者の間で考え方が異なることも少なくない。本セッションでは、肝・胆・膵それぞれの領域における手術教育や技術継承の取り組みを共有し、どのような症例・段階で執刀を任せるのか、術中のどのタイミングで介入・交代するのか、また術中の判断力や技術をどのように伝えていくのかについて、若手と指導医それぞれの立場から議論する。さらに、実際の手術動画などを活用し、術中の難しい判断について若手とエキスパートの考え方を比較するような議論も交えながら、これからの肝胆膵外科における術者育成と技術継承のあり方を考える。
Symposium
切除可能肝細胞癌の治療戦略 ーartとscienceー
公募・一部指定
肝胆膵外科では、患者安全と良好な手術成績を担保しながら、次世代の術者をどのように育成し、技術を継承していくかが重要な課題である。若手外科医がより多くの執刀経験を求める一方で、指導医には症例選択や術中介入など、安全性を考慮した指導が求められ、両者の間で考え方が異なることも少なくない。本セッションでは、肝・胆・膵それぞれの領域における手術教育や技術継承の取り組みを共有し、どのような症例・段階で執刀を任せるのか、術中のどのタイミングで介入・交代するのか、また術中の判断力や技術をどのように伝えていくのかについて、若手と指導医それぞれの立場から議論する。さらに、実際の手術動画などを活用し、術中の難しい判断について若手とエキスパートの考え方を比較するような議論も交えながら、これからの肝胆膵外科における術者育成と技術継承のあり方を考える。
切除可能肝門部領域胆管癌の治療戦略 ーartとscienceー
公募・一部指定
本シンポジウムでは、切除可能肝門部領域胆管癌に対する治療戦略を、Science と Art の両面から議論する。前者は、画像診断、外科解剖、病理学的・腫瘍学的エビデンスに基づく切除可能性の評価と術式選択であり、腫瘍進展、血管浸潤、胆管解剖、切除断端などを的確に評価し、最適な手術戦略を構築することである。一方、後者は、繊細かつ高度な手術手技と術中判断であり、精緻な剥離操作、熟練の可視化や予期せぬ術中所見に応じた柔軟な術式変更などを幅広く含む。客観的な科学的評価と熟練した外科技術・判断をいかに統合し、安全性と根治性、腫瘍学的有効性を最大化するかについて、幅広い演題を募集する。
切除可能膵癌の治療戦略 ーartとscienceー
公募・一部指定
統合し、個々の患者に最適化する時代へと移行している。特にPrep-02/JSAP-05試験で示された術前gemcitabine+S-1療法の生存利益は、切除可能膵癌における手術先行の位置づけを再考させる重要なエビデンスとなった。
一方で、術前治療を誰に、どのレジメンで、どの期間行うのか、また治療効果をどのように評価して手術へ移行するのかについては、なお多くの課題が残されている。さらに、R0切除を追求しつつ、過不足のない切除、低侵襲手術、血管合併切除、周術期管理、高齢者・フレイル患者への適応など、外科医の技術と判断力が治療成績を左右する領域も広がっている。本シンポジウムでは、最新の臨床試験や基礎研究を基盤とする「Science」と、個々の患者に対する手術適応、術式、タイミングを決定する外科医の経験と技術である「Art」の両面から、切除可能膵癌の最適な治療戦略を考える。「いつ手術するのか」から「なぜ、その患者に、そのタイミングで、その手術を行うのか」へ。ArtとScienceの融合による、次世代の膵癌外科治療の方向性を議論する。
一方で、術前治療を誰に、どのレジメンで、どの期間行うのか、また治療効果をどのように評価して手術へ移行するのかについては、なお多くの課題が残されている。さらに、R0切除を追求しつつ、過不足のない切除、低侵襲手術、血管合併切除、周術期管理、高齢者・フレイル患者への適応など、外科医の技術と判断力が治療成績を左右する領域も広がっている。本シンポジウムでは、最新の臨床試験や基礎研究を基盤とする「Science」と、個々の患者に対する手術適応、術式、タイミングを決定する外科医の経験と技術である「Art」の両面から、切除可能膵癌の最適な治療戦略を考える。「いつ手術するのか」から「なぜ、その患者に、そのタイミングで、その手術を行うのか」へ。ArtとScienceの融合による、次世代の膵癌外科治療の方向性を議論する。
Panel Discussion
肝細胞癌に対するconversion surgeryの治療戦略と長期成績
公募・一部指定
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を含む薬物療法の進歩に伴い、進行肝細胞癌の治療選択肢が広がっている。本セッションでは、本邦から提案された腫瘍学的切除可能性分類(R・BR1・BR2)の妥当性と課題を国際的な視点から議論し、functional conversionとoncological conversionの概念を踏まえ、conversionの種類に応じた治療戦略と長期成績を検討する。さらに、ICIを含むレジメンの普及は切除移行率の向上に結びついているのか、どのような患者が手術による恩恵を受けるかを予測できるのかを問い、薬物療法・局所療法の選択と至適な手術時期、そして術後補助治療の要否などについて討論する。
各施設からは、「切除不能」の判断根拠、conversionの種類、切除移行率、長期成績および予後規定因子を提示いただきたい。非切除例を含む治療開始例全体の成績や、手術追加の意義を検討した演題も広く募集する。国内外の経験を共有し、集学的治療におけるConversion Surgeryの位置づけと長期予後の改善につながる治療戦略について、国際的な共通理解を深めたい。
各施設からは、「切除不能」の判断根拠、conversionの種類、切除移行率、長期成績および予後規定因子を提示いただきたい。非切除例を含む治療開始例全体の成績や、手術追加の意義を検討した演題も広く募集する。国内外の経験を共有し、集学的治療におけるConversion Surgeryの位置づけと長期予後の改善につながる治療戦略について、国際的な共通理解を深めたい。
胆道癌に対するconversion surgeryの治療戦略と長期成績
公募・一部指定
最近の胆道癌治療における薬物療法の進歩はめざましく、根治切除不能例においても化学療法や免疫療法が著効し、conversion surgeryが可能となる症例を経験するようになった。一方、conversion surgeryにつながる至適なレジメン選択、手術のタイミングや適応基準、術式選択や安全に手術を遂行するための手技の要点、術後の長期成績や長期生存に寄与する因子など、明らかにすべき課題は多い。本パネルディスカッションでは、胆道がんに対する各施設の積極的で優れた治療戦略、特にレジメン選択の方針、至適な手術時期やその適応判断の基準、術式選択の考え方等について幅広く発表を求めるとともに、術後の長期成績と長期生存につながる因子についても議論を深め、この領域の進歩を展望する場としたい。
膵癌に対するconversion surgeryの治療戦略と長期成績
公募・一部指定
膵癌に対する化学療法・化学放射線療法の進歩に伴い、conversion surgeryによる長期生存例が報告されている。一方、術後早期に再発する症例もあり、さらなる長期成績の向上のための治療戦略を明らかにすることが重要である。
本パネルディスカッションでは、局所進行例と遠隔転移例それぞれについて、各施設の治療方針と成績をご発表いただきたい。術前治療レジメン、手術適応を判断する指標と至適時期、conversion surgeryへの移行率(切除率)、術後補助療法などの検討を通じて、切除機会の拡大と長期成績の向上につながる治療戦略について議論したい。
本パネルディスカッションでは、局所進行例と遠隔転移例それぞれについて、各施設の治療方針と成績をご発表いただきたい。術前治療レジメン、手術適応を判断する指標と至適時期、conversion surgeryへの移行率(切除率)、術後補助療法などの検討を通じて、切除機会の拡大と長期成績の向上につながる治療戦略について議論したい。
鏡視下移植用部分肝採取術の課題とこれから
公募・一部指定
生体肝移植におけるドナー手術では、健常者であるドナーの安全確保が最優先である。2026年から全ての鏡視下移植用部分肝採取術が保険適用となり、創部縮小、疼痛軽減、早期回復、整容性向上などの利点が期待される。一方、限られた術野での出血制御、脈管・胆管の解剖学的変異への対応、グラフト損傷の回避、適切な開腹移行の判断など、ドナーとレシピエント双方の安全に直結する課題も残されている。
本術式の安全かつ持続的な発展には、適応・除外基準の明確化、術式の標準化、ラーニングカーブを踏まえた教育・指導体制、緊急時のチーム対応に加え、ドナーの術後経過およびレシピエントの成績を含む中長期的な評価が不可欠である。
本パネルディスカッションでは、各施設の経験、工夫、成績および課題を共有し、本術式の現時点での到達点を明らかにするとともに、安全な普及と今後の発展に向けた方向性を提示したい。
本術式の安全かつ持続的な発展には、適応・除外基準の明確化、術式の標準化、ラーニングカーブを踏まえた教育・指導体制、緊急時のチーム対応に加え、ドナーの術後経過およびレシピエントの成績を含む中長期的な評価が不可欠である。
本パネルディスカッションでは、各施設の経験、工夫、成績および課題を共有し、本術式の現時点での到達点を明らかにするとともに、安全な普及と今後の発展に向けた方向性を提示したい。
ctDNA/MRDを用いた再発予測と化学療法の最適化
公募・一部指定
肝細胞癌・胆道癌・膵癌では根治切除後も再発が高率であり、画像診断や既存の腫瘍マーカーのみで残存病変を早期に把握することには限界がある。循環腫瘍DNA(ctDNA)を用いた微小残存病変(MRD)評価は、術後再発リスクの層別化、再発の早期検出、ならびに術前治療の効果モニタリングに資する新たなバイオマーカーとして期待されている。
本セッションでは、肝胆膵領域におけるctDNA/MRD研究の現状を概観し、癌種によるctDNA放出量の差異、適切な採血時期、解析法、ならびに臨床的妥当性と臨床的有用性の区別について議論する。さらに、ctDNA陽性例に対する治療強化の可能性に加え、現行検査の感度の限界を踏まえてctDNA陰性例における治療縮小の是非を慎重に検討し、MRDに基づく周術期薬物療法の個別化を検証する前向き臨床試験のあり方を展望する。
本セッションでは、肝胆膵領域におけるctDNA/MRD研究の現状を概観し、癌種によるctDNA放出量の差異、適切な採血時期、解析法、ならびに臨床的妥当性と臨床的有用性の区別について議論する。さらに、ctDNA陽性例に対する治療強化の可能性に加え、現行検査の感度の限界を踏まえてctDNA陰性例における治療縮小の是非を慎重に検討し、MRDに基づく周術期薬物療法の個別化を検証する前向き臨床試験のあり方を展望する。
肝胆膵外科の医療安全ーMMカンファの実際ー
(発表言語は日本語)
公募・一部指定
高度な手技と厳格な術前後管理が求められる肝胆膵外科において、医療安全の確立は急務である。その中核をなすMMカンファレンスは、単なる症例報告や反省の場ではなく、医療の質向上と再発防止を実現する最大の「安全基盤」である。しかし、その目的や立ち位置の認識、具体的な活かし方には施設ごとに差異が存在する。本セッションでは、MMカンファレンスが医療安全において果たすべき本質的役割を明確化することを目的とする。事故要因の背景分析、個人の過失に帰させない組織的改善、タイムアウトやデブリーフィング等を通じたノンテクニカルスキルの醸成、多職種連携への波及効果など、各施設の運用の実際を検証する。MMカンファレンスの確固たる立ち位置を再定義し、得られた教訓を確実な臨床改善へと繋げるための持続可能な医療安全体制のあり方を深論したい。
Workshop
肝胆膵外科高度技能専門医取得後のキャリアパス
公募・一部指定
本学会の高度技能専門医制度は、肝胆膵外科領域における高度な手術技能の習得と安全性の向上を目的に発展してきた。2011年に第1回高度技能専門医が認定されて以降、現在までに約800名の専門医が誕生し、本制度は次の段階を迎えようとしている。今後重要となるのは、資格取得そのものを到達点とするのではなく、その後に高度技能専門医がどのような役割を担い、どのようにキャリアを発展させるかである。
本ワークショップでは、高難度手術を担う術者としての継続的な技能向上に加え、指導者・教育者としての次世代育成、大学・基幹病院・地域医療におけるリーダーシップ、研究・国際活動、低侵襲手術など新技術への展開、さらにはワークライフバランスを含め、高度技能専門医取得後の多様なキャリアパスを議論したい。各施設・個人の経験や具体的な取り組み、課題、制度への提言を共有し、資格取得後の成長と活躍を支える仕組み、そして次世代へ技能と知を継承するための将来像を描く場としたい。
本ワークショップでは、高難度手術を担う術者としての継続的な技能向上に加え、指導者・教育者としての次世代育成、大学・基幹病院・地域医療におけるリーダーシップ、研究・国際活動、低侵襲手術など新技術への展開、さらにはワークライフバランスを含め、高度技能専門医取得後の多様なキャリアパスを議論したい。各施設・個人の経験や具体的な取り組み、課題、制度への提言を共有し、資格取得後の成長と活躍を支える仕組み、そして次世代へ技能と知を継承するための将来像を描く場としたい。
肝胆膵外科教育の創造と変革:働き方改革下でのtrainingと評価
公募・一部指定
医師の働き方改革が進む中、肝胆膵外科教育にも新たなアプローチが求められている。高度な知識・技能の習得に加え、開腹・腹腔鏡・ロボット手術それぞれへの対応が必要となり、修練・指導の内容は多様化している。限られた時間の中で十分な修練機会を確保し、患者安全を担保しながら段階的な自立を促すには、教育方法と到達度評価の工夫が不可欠である。
本ワークショップでは、修練医と指導医双方の視点から、執刀機会の確保、周術期管理の習得、動画・シミュレーション教育、技能・判断力の評価、指導負担の軽減などに関する演題を広く募集する。各施設の実践と課題を共有し、多様な勤務形態にも対応できる持続可能な肝胆膵外科教育のあり方を議論したい。
本ワークショップでは、修練医と指導医双方の視点から、執刀機会の確保、周術期管理の習得、動画・シミュレーション教育、技能・判断力の評価、指導負担の軽減などに関する演題を広く募集する。各施設の実践と課題を共有し、多様な勤務形態にも対応できる持続可能な肝胆膵外科教育のあり方を議論したい。
高齢者(80歳以上)およびFrailty症例への高難度手術適応の拡大のための方策
公募・一部指定
近年我が国の高齢化は進行するとともに、各種疾患に対する治療の進歩により、後期高齢者特に80歳以上の患者やいわゆるフレイルを併存する患者が肝胆膵外科高難度手術の対象となることが非常に多くなってきた。そのような状況下でも納得できる治療成績を残すためには、適切な手術適応基準の設定、リスクに合わせた柔軟な術式の選択、そして多職種による様々な方面からの周術期介入などの工夫が必要である。また現在、フレイルや栄養評価に関して様々な指標が提唱されているが、術後成績が不良となる予測因子をより具体的に定義し、効果的な周術期管理につなげることも重要な課題である。本セッションでは、様々な角度から超高齢者およびフレイル症例に対して高難度手術適応をどのように判断しているか、さらに術前後管理や術式選択に関する各施設の方策について議論していただきたい。
肝予備能改善のための工夫と挑戦
公募・一部指定
肝胆膵外科手術において、術後肝不全の防止と根治性の両立は最も重要な課題の一つである。画像解析技術や門脈塞栓術、ALPPS、近年注目される肝静脈塞栓術などの手法の進化に加え、周術期の栄養・薬物管理や肝再生メカニズムの解明など、多角的なアプローチによって従来困難とされた症例への適応拡大が進んでいる。本ワークショップでは、各施設における肝予備能改善に向けた外科的・介入的アプローチ、周術期管理の工夫、先進的な肝機能評価法、さらには基礎的研究に基づく革新的な挑戦を持ち寄り、安全性と根治性を兼ね備えた今後の肝胆膵外科治療の展望について議論したい。
大腸癌肝転移に対するconversion surgeryの治療戦略と長期成績
公募・一部指定
大腸癌肝転移に対する薬物療法奏効後の肝手術は現在複数の疾患で行われているConversion surgeryの先駆けとなった領域であるが、現在でもOncologicalあるいはTechnical resectabilityの明確な線引きは出来ておらず、Conversion surgeryに踏み切るタイミングや切除後の予後因子に関する十分な検討はなされていない。また術式に関しても門脈・肝静脈塞栓併用切除、Staged hepatectomy、ALPPS手術等いずれが適切か、Minimum invasive surgeryや移植の導入の可否は、といった様々な解決すべき問題が存在する。本セッションでは、各施設のデータをもとに、これら諸問題を解決するための活発な討論を期待する。
長期成績から見た胆管非拡張型の膵・胆管合流異常に対する至適治療戦略
公募・一部指定
胆管非拡張型膵・胆管合流異常に対する術式については、胆嚢摘出術のみで十分か、予防的胆管切除を併施すべきか、未だにコンセンサスが得られていません。また、拡張の乏しい胆管を切除・再建した場合の胆管狭窄,反復する胆管炎,肝内結石などの晩期合併症、あるいは胆嚢摘出術のみで長期経過をみた場合の胆管癌発生リスクについても十分に解明されていません。 本セッションでは、各施設における術式選択とその晩期合併症、発癌リスクなどの長期成績データに基づき、本病態に対する最適な治療介入や予防的切除の適応基準について深く議論します。症例数が必ずしも多い疾患ではないことから,症例集積研究に加えて、合併症発症例や発癌例などのケースレポートも広く歓迎します。
胆嚢炎手術困難例に対する最適な手技・戦略:Bail outの実際と長期成績
公募・一部指定
Tokyo Guidelines 2018以来、重症急性胆嚢炎に対しても積極的に腹腔鏡下胆嚢摘出術が行われるようになっている。ガイドラインが胆嚢摘出術の術式として回避手術を明示したことのインパクトは大きく、回避手術は明らかに術式として認識され、その症例数は増加していると思われる。本セッションは、胆嚢摘出術において高度炎症を伴った手術困難例の症例提示とともに、胆管血管損傷などの重大な合併症、回避手術における手技の工夫、長期成績などについて、戦略や技術的工夫を共有する場としていただきたい。
胆道再建の合併症:狭窄・胆管炎・晩期肝障害を減らすための工夫
公募・一部指定
胆道再建の成否は、術後早期の胆汁漏の有無だけでなく、長期にわたる胆汁流出と肝機能の維持によって評価される。吻合部狭窄や反復性胆管炎は、胆汁うっ滞や肝内結石を招き、晩期肝障害につながり得る。本セッションでは、胆管血流の温存、十分な吻合径の確保、緊張のない吻合、再建経路の工夫を取り上げる。さらに、術後合併症の早期診断、内視鏡的・経皮的治療から再手術の治療選択基準を議論する。吻合部が開存していても生じる胆管炎や、細径・複数胆管の再建など、対応に難渋した症例も共有したい。成功例と難渋例の双方から学び、患者の長期肝機能と生活の質を守る胆道再建のあり方を考える。
PRRTによる進行再発膵NET治療戦略の変化
公募・一部指定
2021年にソマトスタチン受容体陽性切除不能神経内分泌腫瘍に対するペプチド受容体核医学内用療法(PRRT)が本邦でも承認、導入された。その後の臨床試験結果により、PRRTはNET G2/G3や高腫瘍量のNETに対するfirst line治療に位置付けられ、NETに対する非切除治療の様相は一変した。外科切除は、NET遠隔転移に対しても中心的治療モダリティーであったが、非切除治療の飛躍的治療成績向上により、外科治療の適応は縮小傾向にあり、集学的治療の一部としての新たな位置づけが求められている。本ワークショップでは、PRRT導入後のNET診療の変容をまとめるとともに、進行再発膵NETに対するベストプラクティスを討議する場としたい。特に今後外科治療に求められる役割についての議論が深まることを期待する。
肝移植医療のこれから:マージナルグラフトの再考
公募・一部指定
臓器提供数が限られる中、肝移植医療のさらなる発展には、従来「マージナル」とされてきたグラフトをどのように評価し、安全に活用していくかが重要な課題である。一方、マージナルグラフトの定義や許容範囲は一様ではなく、ドナー因子のみならず、レシピエントの病態、緊急度、移植施設の経験や技術、周術期管理などを含めた総合的な判断が求められる。
本セッションでは、各施設におけるマージナルグラフトの使用経験と成績、グラフト受諾・適応判断、donor–recipient matching、machine perfusionを用いた評価・保存・治療の可能性に加え、免疫抑制療法や周術期管理の工夫について幅広く議論したい。成功例のみならず、使用を断念した症例やグラフト機能不全などの経験も共有し、「どのグラフトを、どのレシピエントに、どのような条件で使用すべきか」を再考する機会としたい。
マージナルグラフトを単なるリスク因子として捉えるのではなく、新たな技術と適切なrecipient selection・周術期管理によって、移植可能な臓器をいかに安全に拡大できるか。成人・小児を問わず、肝移植医療の次の時代につながる活発な議論を期待する。
本セッションでは、各施設におけるマージナルグラフトの使用経験と成績、グラフト受諾・適応判断、donor–recipient matching、machine perfusionを用いた評価・保存・治療の可能性に加え、免疫抑制療法や周術期管理の工夫について幅広く議論したい。成功例のみならず、使用を断念した症例やグラフト機能不全などの経験も共有し、「どのグラフトを、どのレシピエントに、どのような条件で使用すべきか」を再考する機会としたい。
マージナルグラフトを単なるリスク因子として捉えるのではなく、新たな技術と適切なrecipient selection・周術期管理によって、移植可能な臓器をいかに安全に拡大できるか。成人・小児を問わず、肝移植医療の次の時代につながる活発な議論を期待する。
ジェンダーレス時代の女性肝胆膵外科医が活躍するためのキャリアパス
公募・一部指定
肝胆膵外科は、高度な専門性と技術を要し、継続的な研鑽を重ねながら長期的にキャリアを形成していくことが求められる領域である。近年、外科医を取り巻く環境や働き方は大きく変化し、個々の価値観や目標に応じた多様なキャリアのあり方が求められている。
女性肝胆膵外科医が専門性を高め、第一線で活躍し続けるためには、臨床・研究・教育における研鑽とともに、ワーク・ライフ・バランスやリーダーシップなど、さまざまな視点からキャリアを考える必要がある。また、それぞれが目指すキャリアを実現できる環境をどのように構築していくかも重要な課題である。
本セッションでは、女性肝胆膵外科医自身の経験や今後の展望に加え、指導者や施設・組織の立場からの取り組みなど、幅広い視点から演題を募集する。多様な経験や取り組みを共有し、性別にかかわらず、それぞれが目指す肝胆膵外科医としてのキャリアを実現し、活躍できる環境について議論する機会としたい。
女性肝胆膵外科医が専門性を高め、第一線で活躍し続けるためには、臨床・研究・教育における研鑽とともに、ワーク・ライフ・バランスやリーダーシップなど、さまざまな視点からキャリアを考える必要がある。また、それぞれが目指すキャリアを実現できる環境をどのように構築していくかも重要な課題である。
本セッションでは、女性肝胆膵外科医自身の経験や今後の展望に加え、指導者や施設・組織の立場からの取り組みなど、幅広い視点から演題を募集する。多様な経験や取り組みを共有し、性別にかかわらず、それぞれが目指す肝胆膵外科医としてのキャリアを実現し、活躍できる環境について議論する機会としたい。
肝胆膵外科医のwork-related musculoskeletal disorders ‐体に痛みはありませんか?‐
公募・一部指定
肝胆膵外科診療は、外科医に大きな身体的・心理的負担をもたらす。多くのな画像情報に基づく術前診断と手術シミュレーション、長時間に及ぶ高難度手術、さらに術後出血や膵液瘻などの合併症への対応やドレーン管理など、その負担は手術室内にとどまらない。
一方、高難度手術を担う肝膵胆外科領域では、多少の身体的不調や疲労があっても診療を継続することを当然とする職業文化が存在してきた。頚部痛、肩痛、腰痛などのwork-related musculoskeletal disorders(WMSDs)は身近な問題でありながら、十分に議論されているとは言い難い。
本ワークショップでは、肝胆膵外科医およびレジデントにおけるWMSDsの実態、手術姿勢や手術時間、腹腔鏡・ロボット手術を含む手術環境との関連、予防・軽減のための取り組みなどについて幅広く議論したい。外科医自身の健康を守り、次世代が持続可能なキャリアを形成できる肝胆膵外科のあり方を考える機会としたい。
一方、高難度手術を担う肝膵胆外科領域では、多少の身体的不調や疲労があっても診療を継続することを当然とする職業文化が存在してきた。頚部痛、肩痛、腰痛などのwork-related musculoskeletal disorders(WMSDs)は身近な問題でありながら、十分に議論されているとは言い難い。
本ワークショップでは、肝胆膵外科医およびレジデントにおけるWMSDsの実態、手術姿勢や手術時間、腹腔鏡・ロボット手術を含む手術環境との関連、予防・軽減のための取り組みなどについて幅広く議論したい。外科医自身の健康を守り、次世代が持続可能なキャリアを形成できる肝胆膵外科のあり方を考える機会としたい。
VR・XRナビゲーション:安全性と根治性を担保する視覚化技術
公募・一部指定
肝胆膵外科手術では、複雑かつ多様な脈管・胆管解剖を正確に把握するとともに、腫瘍の進展範囲を適切に評価し、安全性と根治性を両立した手術を遂行することが求められる。特に低侵襲手術の普及に伴い、限られた術野情報を補完し、術者に的確な判断を支援するナビゲーション技術の重要性はますます高まっている。近年、三次元画像、VR(Virtual Reality)、XR(Extended Reality)などの技術が急速に進歩し、患者固有の解剖や腫瘍と周囲脈管との位置関係を可視化することで、術前シミュレーションのみならず、術中の意思決定を支援するナビゲーションへと発展している。本セッションでは、肝胆膵外科領域におけるVR/XRをはじめとする最新の可視化・ナビゲーション技術とその臨床応用を共有し、これらの技術が手術の安全性と腫瘍学的根治性の向上にどのように貢献し得るか、その現状と課題、今後の展望について議論したい。
Video Symposium
鏡視下肝亜区域切除の定型化への挑戦
公募・一部指定
低侵襲肝切除の普及と技術革新に伴い、その適応は高難度の解剖学的肝切除へと拡大している。なかでも肝亜区域切除は、担癌門脈領域を解剖学的に切除しつつ残肝容積を最大限温存できる術式である一方、肝内脈管の解剖学的多様性や標的グリソン鞘の同定・処理、切除領域の描出、適切な肝離断面の維持など、高度な解剖学的理解と手術手技を必要とする。近年、術前3Dシミュレーション、術中超音波、ICG蛍光法などのナビゲーション技術に加え、肝門側あるいは肝静脈側からの多様なアプローチやGlisson鞘へのアプローチ法が発展し、鏡視下肝亜区域切除の安全性と手術手技の向上が図られている。しかし、対象となる亜区域や腫瘍局在、脈管解剖に応じて手術戦略は多岐にわたり、いまだ普遍的な定型化には至っていない。本ビデオシンポジウムでは、各施設が取り組む鏡視下肝亜区域切除について提示していただき、鏡視下肝亜区域切除の定型化に向けた手術手技と戦略を共有する場としたい。
胆嚢がん治療における鏡視下手術の現在地
公募・一部指定
胆嚢癌に対する鏡視下手術では、低侵襲性と腫瘍学的根治性の両立が求められる。本ビデオシンポジウムでは、腹腔鏡・ロボット支援下手術の動画を通じて、適応と術中判断、手技上の工夫、限界を議論する。胆嚢癌疑診例や偶発胆嚢癌への対応、術中診断に基づく切除・郭清範囲の決定、胆嚢損傷を回避する操作、肝切除・リンパ節郭清・胆道再建など、根治性と安全性を支える手技について、ロボット支援下手術の経験も含め、幅広くビデオ演題を募集します。さらに、審査腹腔鏡による進展度評価、術前治療後の切除やconversion surgeryなど、集学的治療に低侵襲アプローチを組み込む取り組みも歓迎します。症例選択と治療成績を踏まえ、手術動画を中心とした討論から、胆嚢癌治療における鏡視下手術の現在地を明らかにしたい。
膵がんにおけるロボット支援膵体尾部切除術のメリットと課題
公募・一部指定
主要血管合併切除を必要としない膵がん対するロボット支援膵体尾部切除術が多くの施設で行われるようになってきた。一方、腹腔鏡下手術と比べてロボット支援手術で手術時間が延長すること、減価償却や人件費を加味した費用対効果でロボット支援手術が不利であること、長期予後に関するエビデンスがないことなどから、敢えてロボット支援手術を行わない施設もある。また2026年に膵がんに対するロボット支援膵体尾部切除術の保険点数が上がり、施設によってはロボット加算も算定できるようになったが、これを集約化に向けた国の取り組みと考えた場合に、腹腔鏡下膵体尾部切除術も今後それなりに行われていくことが予想される。したがって、膵癌に対するロボット支援膵体尾部切除術のメリットは手術精度や周術期成績のみならず、長期の腫瘍学的効果、病院経営、働き方改革における勤怠管理、教育、ロボット支援膵頭部切除術へ向けた導入術式としての位置づけ、など多角的な視点で評価されなければならない。本セッションでは様々な視点から膵がんにおけるロボット支援膵体尾部切除術のメリットと課題について議論していただきたい。
Video Workshop
鏡視下手術から見えてきた新しい外科解剖の知見
公募・一部指定
鏡視下手術では、拡大視効果と気腹圧による組織の展開により、開腹手術では認識しにくかった膜構造・層構造・脈管走行が明瞭に観察できるようになった。肝臓外科では、理想的な切離面であるintersegmental planeの認識と同定法が進歩し、グリソン鞘やLaennec被膜、肝静脈根部周囲の構造などの解剖学的知見が、膵臓・胆道外科では、膵周囲筋膜や主要血管周囲の血管・神経の走向、肝門部・胆嚢周囲の層構造の理解がそれぞれ深まることによって、手術の標準化と安全性の向上がより高いレベルへと進みつつある。本ワークショップでは、鏡視下・ロボット支援手術で明らかになった外科解剖の知見と、その手技への応用、臨床的意義を手術動画で共有し、明日の臨床に直結する活発な討論を行いたい。
肝移植手術手技の肝切除術への応用
公募・一部指定
肝移植で培われた脈管剝離、血流制御、止血、血行再建の技術は、肝切除における根治性と残肝機能温存の両立を目指すうえで重要である。本ビデオワークショップでは、肝移植手術手技を肝切除に応用した演題を広く募集する。血管合併切除・再建をはじめ、肝授動、肝門部剝離、血流遮断、止血手技などの工夫について、手術戦略や再建のデザイン、手技の要点を動画で提示いただきたい。開腹・腹腔鏡・ロボット支援下のいずれのアプローチも歓迎する。安全性、根治性、残肝機能の観点から適応と限界を議論し、技術の共有と次世代への継承につなげたい。
HPD:適応、手術手技、長期予後
公募・一部指定
肝膵十二指腸切除(hepatopancretatoduodenectomy: HPD)は広範囲に進展する胆管癌にとって唯一根治的切除が期待できる高難度外科切除術式であるが、その高い周術期合併症・死亡率が問題となるため、厳格な手術適応の検討や周術期管理が必要とされる。近年、HPD後の周術期死亡の強い因子である肝温存術式やPD+肝門部胆管切除といった術式の工夫、手術手順の工夫、膵液漏関連重症合併症を回避するための再建術式の工夫が報告されており、本video workshopでは経験症例数にとらわれずHPDにおける術式の工夫を紹介し、本術式の安全性向上について議論したい。
アプローチ別、ロボット支援下膵頭十二指腸切除の定型化
公募・一部指定
ロボット支援下膵頭十二指腸切除術は2020年に保険収載され、症例数は増加し、現在は浸潤性膵癌に対しても適応を拡大している施設も増えている。しかしながら随伴性膵炎、解剖学的破格、腫瘍の門脈近傍進展のある症例は難易度が高く難渋することもある。そこで手技の安全な導入と普及を進め、手術成績を安定化させ更に向上させる為には標準化された手技の確立が求められている。本セッションでは経験豊富な施設より本術式の適応、ロボット手術の特性を活かした術野の展開やアプローチ方法などの定型化された手術手技を提示して頂き、安全な導入と普及ならびに今後の課題について議論していただきたい。
English Training Session
English Training Session
公募
国内で英文医学論文の校正を専門とするネイティブ講師が、学会における英語発表の基本をレクチャーします。
本企画では、参加者による症例報告やケースシリーズ等の発表後、ネイティブ講師が英語表現、発音、発表の姿勢、そして発表全体の構成について詳細なコメントを提供し指導します。十分なアドバイスの時間を確保し、若手医師が実践的な英語発表のスキルを習得できるトレーニングの場とします。
応募資格は40歳以下の医師で、研修医も歓迎します。
本企画では、参加者による症例報告やケースシリーズ等の発表後、ネイティブ講師が英語表現、発音、発表の姿勢、そして発表全体の構成について詳細なコメントを提供し指導します。十分なアドバイスの時間を確保し、若手医師が実践的な英語発表のスキルを習得できるトレーニングの場とします。
応募資格は40歳以下の医師で、研修医も歓迎します。
要望演題
AIがもたらす肝胆膵外科学の未来
公募
肝胆膵外科医の働き方改革:「執刀に集中できる環境」の構築
公募
低侵襲肝胆膵手術時代におけるSSI対策
公募
高難度肝胆膵手術のオペレコを極める
公募
肝胆膵外科におけるプレリハビリテーション(栄養・運動)の効果
公募
肝胆膵外科医のメンタルヘルスマネージメントー心に痛みはありませんか?ー
公募
ロボット支援下肝切除術におけるトラブルシューティング
公募
化学療法後に同定困難となった大腸癌肝転移に対する対応
公募
予後改善を目指した進行胆嚢癌に対する治療戦略
公募
急性胆嚢炎の治療戦略
公募
POPF予防のための周術期管理
公募
ロボット支援下膵消化管吻合の定型化
公募
肝移植後合併症のリスク因子とその対処法
公募
研修医・学生セッション
研修医・学生セッション
※一般演題(ポスター)と同様に下記の選択肢から、「疾患」「領域」を選択してください
公募
肝胆膵外科に興味がある初期研修医・学生のみなさん、奮ってご応募ください。
一般演題(ポスター)
一般演題(ポスター)
公募
| 疾患 | 領域 |
|---|---|
| 01. 肝臓(良性) | 01. 診断 |
| 02. 肝臓(悪性) | 02. 手術 |
| 03. 膵臓(良性) | 03. 内視鏡手術 |
| 04. 膵臓(悪性) | 04. 術後合併症 |
| 05. 胆道(良性) | 05. 治療 |
| 06. 胆道(悪性) | 06. その他 |
| 07. その他 |