大会長挨拶

青木 洋子

日本人類遺伝学会第71回大会

大会長 青木 洋子

(東北大学大学院医学系研究科 
遺伝医療学分野)

このたび、2026年11月18日(水)から21日(土)に仙台国際センター展示棟、仙臺緑彩館で開催される日本人類遺伝学会第71回大会を担当させていただくことになりました。副大会長には、東北大学大学院薬学研究科ゲノム医療薬学分野、東北メディカル・メガバンク機構(兼) 平塚真弘先生、東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野 青木正志先生にご就任いただきました。仙台での本学会開催は第25回(1980年 多田啓也先生)、第44回(1999年 成澤邦明先生)、第58回(2013年 松原洋一先生)に続いて4回目となります。貴重な機会を頂き感謝申し上げます。

本大会のテーマは「Set sail for the world―未知への挑戦」と致しました。ポスターは朝日の海に向かうサンファンバウティスタ号を表しています。1613年に仙台藩主伊達政宗は、支倉常長ら使節団をスペイン国王やローマ教皇のもとに派遣しました(慶長遣欧使節団)。今から約400年前に宮城県の海岸から太平洋に漕ぎ出し、未知への世界に進んでいく勇気と好奇心に満ちた姿勢は我々研究者に通じるものがあります。

昨今のゲノム解析技術の革新は、ヒト遺伝学研究を飛躍的に発展させてきました。しかし、ヒトの生理機能や疾患の病態を解明するためには、ゲノムという設計図に留まらず、RNAやタンパク質、そして細胞から生体へと至る階層的・統合的な理解が不可欠です。本大会が、より広範な学問領域の知見を融合させ、遺伝学研究とゲノム医療のさらなる発展を目指し議論を深める貴重な機会となれば幸いです。仙台でお会いできますことを楽しみにしております。

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