会長挨拶

会長松尾孝之

第36回 日本間脳下垂体腫瘍学会
会長 松尾 孝之

長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
展開医療科学講座脳神経外科学 教授

謹啓


 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。このたび、第36回日本間脳下垂体腫瘍学会を、2026年3月5日(木)・6日(金)の両日、福岡の電気ビル未来ホール/共創館カンファレンスにて開催する運びとなりました。本学会を主催する機会を賜り、大変光栄に存じます。


 本会のテーマは「The Art of Balance」です。間脳下垂体疾患の診断・治療においては、機能温存と腫瘍制御のバランス、侵襲と治療効果のバランス、さらには内科的治療と外科的治療のバランスが常に問われます。最新の知見や技術の進歩を取り入れつつ、患者さんにとって最適な医療を提供するためには、この「バランス」の追求が極めて重要です。本学会では、こうしたテーマを軸に、最先端の研究や治療戦略について活発な議論を交わす場としたいと考えております。


 また、本学会には、間脳下垂体疾患の診療に関わる脳神経外科医、内分泌内科医、病理医、放射線医など、多くの領域の専門家が一堂に会します。異なる視点を持つ医師が集まり、学際的な議論を深めることで、新たな治療の可能性を探ることができると確信しております。 福岡は、伝統と革新が融合する活気あふれる都市であり、学術交流のみならず、活発な意見交換や新たなコラボレーションが生まれる場となることでしょう。皆様と直接お会いし、有意義な議論ができることを心より楽しみにしております。


 本学会の成功に向け、関係各位のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


敬具