会長挨拶

安斉  俊久
内科系
北海道大学大学院医学研究院
循環器内科学教室 教授

安斉 俊久
若狭  哲
外科系
北海道大学大学院医学研究院
心臓血管外科学教室 教授

若狭  哲

この度、第46回日本心臓移植人工心臓学会学術集会を2027年6月5日(土)~6日(日)に札幌で開催させていただくこととなりました。

本学会は、1983年に設立された日本心臓移植研究会を前身とし、2015年に設立されたDestination Therapy(DT)研究会と合流する形で、2024年に日本心臓移植学会として活動を開始いたしました。そして、左心補助人工心臓(LVAD)の普及に伴い、2026年より学会名を日本心臓移植人工心臓学会と改称し、新たな時代を迎えています。

国内では1,000人を超える患者様が心臓移植を受けられた一方で、これまで1,500人以上の患者様が心臓移植を前提としてLVADを装着され、300人近い患者様がDTとしてLVAD治療を受けられています。さらに、2026年より心臓移植の新アロケーションシステムが運用されるようになり、個々の病態に応じて様々な治療の選択肢が得られるようになってきました。また、心筋症に対する遺伝子検査も一部保険適用となり、心不全診療はまさに個別化医療の時代を迎えようとしています。

第46回学術集会では、「個別最適化が拓く重症心不全診療の新地平」をテーマに国内外における心臓移植やLVAD治療に関する最新の話題や今後の課題、そしてこれらの高度医療と表裏一体をなす緩和ケアについても多職種で議論を深めたいと考えております。本学術集会が、より質の高い重症心不全診療に貢献することを心より願っています。