会長挨拶

第38回日本栄養アセスメント研究会開催にあたって

第38回日本栄養アセスメント研究会会長
和洋女子大学大学院 総合生活研究科
櫻井 洋一

第38回日本栄養アセスメント研究会を2015年6月6, 7日に千葉県市川市にある和洋女子大学大学(国府台キャンパス)におきまして開催させていただくことになりました。

近年栄養サポートチーム(NST)の重要性と栄養療法への関心、期待が高まっております。とりわけわが国では急速な人口の高齢化に伴い疾病構造が変化・複雑化し、栄養状態不良の高齢者が増加しており、急性期病院から在宅まで適切な栄養状態の把握とそれに基づいた栄養管理がますます重要となっています。高齢者の寝たきりの原因となるロコモティブ症候群を防止するためには適切な栄養管理が重要であることは言うまでもありませんが、栄養管理を行う上で正確な栄養状態の把握は最も重要であり、医師、栄養師、看護師、薬剤師、検査技師などの多職種の医療従事者が連携して正確かつ効率的な栄養アセスメントを行うことが今求められています。

本研究会は、医師、栄養士、看護師、薬剤師、検査技師、ソーシャルワーカーなど、栄養アセスメントに関わるすべての職種の方々が一同に会して「正確で効率的な栄養アセスメントとは何か?」について議論し尽くすことが目的です。学会ではなかなかできないような現場の声を反映する活発な討論を期待しております。もちろん参加することでNST専門療法士5単位を取得することができます。

会場はJR中央総武線・総武快速線の市川駅からバスで10分、京成国府台(和洋女子大学前)駅から徒歩10分の和洋女子大学キャンパスです。JR東京駅からもアクセスもよく、週末の一時、お気軽にご参加いただければこの上なき幸いに存じます。

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