日本スポーツ整形外科学会2023

会長挨拶

会長 安達 伸生

日本スポーツ整形外科学会2023
会長 安達 伸生
広島大学大学院医系科学研究科 整形外科学

この度、日本スポーツ整形外科学会2023を2023年6月29日から7月1日まで、リーガロイヤルホテル広島および広島県立総合体育館で開催いたします。本学会は今まで長年にわたり整形外科スポーツ医学分野に多大な貢献をされてきた日本整形外科スポーツ医学会(JOSSM)と日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)から発展的に再構築された新しい学会です。整形外科スポーツに関する学会の統一は長年の悲願でありました。多くの先生方のご協力、ご尽力の賜物であり、ここに関係の先生方に厚く感謝申し上げます。本学会の記念すべき第一回学術集会を広島の地で開催できることを改めまして光栄に存じております。皆様のご意見を十分に反映しつつ、広島大学整形外科学教室および同門会を挙げて準備を行ってまいります。何卒よろしくお願いいたします。

今回の学会のテーマは「和-スポーツ整形外科の伝承と革新-」と致しました。「和」には、「二つの物事が調和する」、「穏やかにまとまる」、「お互いを大切にして協力する」などいくつかの大切な意味があります。今回、我が国のスポーツ整形外科の発展を長年支えてこられたJOSSMとJOSKASから新しい一つの学会がまさに「和」となり形作られました。お互いの学会の歴史や功績を大切に守り継承しつつも、革新にも満ちたスポーツ整形の未来が拓かれるような、そのような学術集会を目指したいと存じます。また「和」には、昨今の大変不安定な世界情勢も鑑みて、平和都市広島から世界に向けてアカデミックに発信することの願いも含まれています。

既に学会プログラムの作成を開始しております。本学会の未来と学術集会の成功は本学会会員、特に今後の整形外科スポーツを牽引していただく若い先生方の夢と情熱に委ねられています。多くの先生方のご来広と学会参加により本学術集会が実りあるものとなるよう、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

広島には大鳥居で知られる「厳島神社」と広島の平和の象徴である「原爆ドーム」が世界遺産として登録され、多くの観光客が訪れています。また、少し足を延ばせば広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道サイクリングコース」があり、最近ではサイクリストの聖地とも呼ばれています。広島は地形的にも海の幸から山の幸に恵まれ、さまざまな料理を楽しむことができ、日本三大酒処として地酒も豊富です。皆様のお越しをお待ちしております。

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