会長挨拶

日本スポーツ整形外科学会2027
会長 佐藤 和毅
慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センター 教授

このたび、2027年度日本スポーツ整形外科学会学術集会を2027年6月17日(木)、18日(金)の二日間にわたり、札幌コンベンションセンターにおいて開催いたします。本会の開催を担当させて頂きますことを大変光栄に存じますとともに、その責任と使命の重大さを深く受け止めております。

本学会は、2023年に日本整形外科スポーツ医学会(JOSSM)と日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)が合併して新たに設立され、2027年の本会が第5回目の開催となります。JOSSM、JOSKAS両学会の伝統を引き継ぐ本学会は、整形外科医を中心に、他診療科の医師、理学療法士、アスレチックトレーナーなど多様な領域の医療従事者が連携し、スポーツ外傷・障害の予防と治療のさらなる向上を目指して築かれてきた学術団体です。本学術集会を国際水準の学術フォーラムとして成功させるべく、慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センター、整形外科学教室および同門の協力を得て準備を進めております。

学術集会のテーマを「守・破・離 — 先人に学びつつ、探究心をもってさらなる高みを目指す —」といたしました。この言葉は千利休の教えをまとめた『利休道歌』に由来し、茶道や武道における修行の段階を示す哲学・心構えです。「守」は師から伝えられた型や作法、基礎を忠実に学ぶ過程を指します。「破」は経験と鍛錬を経て、師の教えを土台に自らの工夫を加える過程です。最終的に「離」に至れば、師を離れて独自の境地を切り拓きます。先人に学びながら、常に探究心、リサーチマインドを持ち、さらなる高みを目指す。そして技術や知見を共有し合い、スポーツ整形外科の発展に寄与することを願い、このテーマを掲げました。

本学術集会では、国内外の各分野を代表するオピニオンリーダーに加え、スポーツ現場でご活躍の先生方にも活発に討論いただける企画を充実させたいと考えております。とりわけ若手の皆様による熱意ある議論が、スポーツ整形外科のさらなる発展を牽引すると確信しております。

なお、2026年度学術集会(2026年8月)に引き続き、2年連続で札幌にて開催いたします。梅雨のない6月の北海道は新緑が美しく、爽やかな初夏の気候が魅力です。富良野ではラベンダーが咲き始め、旬の海産物や観光名所も多く、この時期ならではの楽しみがございます。学術集会での充実した討論の後、週末に少し足を延ばして北海道の豊かな自然と食をお楽しみいただければ幸いです。

最後に、本学術集会の開催にあたりご支援・ご協力を賜りましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。参加される皆様にとって実り多き学術集会となるよう、誠心誠意準備を進めてまいります。多くの皆様のご参加とご発表を心よりお待ち申し上げております。