第71回公益社団法人日本口腔外科学会総会・学術大会
大会長 濱田 良樹
(鶴見大学歯学部 口腔顎顔面外科学講座 教授)
第71回(公社)日本口腔外科学会総会・学術大会の開催に際し、僭越ながら大会長を拝命することとなりました。栄誉ある大役を担うにあたり、ご支持いただきました会員各位に心より感謝申し上げます。私どもの教室が学術大会を担当させていただくのは、1992年の第37回(瀬戸晥一 大会長、於 パシフィコ横浜)以来、34年振りとなりますが、当時の記憶も探りながら、ご参加いただいた皆さまにとって有意義な大会となるよう、鋭意準備を進めて参りますので、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、第71回学術大会は、2026年11月6日(金)~8日(日)の日程で、幕張メッセ(千葉)にて開催いたします。学術大会のテーマは「口腔外科界の未来を見据えて― Looking toward The Future of Oral & Maxillofacial Surgery ―」とし、学術大会の企画・運営にあたっては、できるだけ多くの次世代を担う先生方に積極的に参画・登壇していただこうと考えております。
学術大会の目玉としましては、口腔外科界における世界的重鎮であられるProf. Edward Ellis III (University of Texas, Health Science Center at San Antonio) を海外招聘講演の演者としてお招きしております。とくに、日本の若き口腔外科医に向けて熱いメッセージを賜る予定です。特別講演の演者としては、水資源利用工学がご専門の京都大学大学院農学研究科 藤原正幸 先生にご登壇いただきます。日本あるいは世界の水資源の現況から未来の地球環境を展望するようなお話を伺えるものと期待しております。また、東京農業大学の岩槻 健 先生をお招きし、“味蕾”をはじめとするオルガノイド培養系に関する特別講演をお願いしております。“未来”の口腔外科医療に革新的な進歩を齎しそうなお話を拝聴できるのではないかと楽しみにしております。さらに、教育講演、若手口腔外科医師シンポジウム、ダイバーシティー推進委員会シンポジウム、病院歯科口腔外科シンポジウム、口腔三学会合同シンポジウム、関係各国との合同シンポジウムなど定例のプログラムにおいても、各々有益な知識・情報を得る絶好の機会にできればと考えております。
また、会期中に開催予定の会員懇親会においては、参加者全員が元気になるような企画を用意しております。なお、オフィシャルなポストコングレスツアーはございませんが、東京ディズニーリゾート、養老渓谷、鋸山、東京スカイツリー、東京タワー、横浜中華街、みなとみらい周辺、ラーメン博物館など千葉県内の観光スポットに加え、東京、横浜まで足を延ばされるのも一興かと思います。
いずれにしましても、ご参加いただいた会員各位(とくに若い先生方)の胸の内に、“口腔外科界の未来を見据えて”更なる高みを目指そうという意欲が沸き上がってくるような学術大会となることを願っております。つきましては、皆様、是非とも幕張メッセにお運びいただき、第71回学術大会を盛り上げてくださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
© 2025 The 71st Congress of the Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons