会長挨拶

会長 田中 里佳
第26回日本再生医療学会総会
会長 田中 里佳 順天堂大学大学院医学研究科 再生医学 主任教授
順天堂大学医学部 形成外科学講座 教授(併任)
順天堂医院 足の疾患センター センター長

このたび、2027年3月18日(木)から20日(土)の日程で、第26回日本再生医療学会総会を国立京都国際会館にて開催いたします。テーマを「挑み、創り、翔く― 多様性と知で創る、世界へ翔く再生医療」といたしました。

日本再生医療学会は「あらゆる知を結集し、再生医療の革新と普遍化により、全人類の幸福と未来に貢献する」ことを使命として2001年に設立されました。 “ヒト幹細胞を用いた臨床研究の指針”が2006年に施行され、再生医療関連法として2014年からは再生医療等安全性確保法および医薬品医療機器法が運用されてきました。

近年、再生医療は目覚ましい発展を遂げ、我が国においても多くの独創的な技術が創出され、臨床応用へと進展しています。一方で、十分な科学的根拠が確立されないまま実施されている再生医療が存在することも事実であり、その在り方については国内のみならず海外からも指摘を受けている状況です。私自身としては、これまで一貫して科学的根拠に基づく安全で有効な正しい再生医療を患者のもとへ確実に届けることを自らの使命として研究および臨床に取り組んでまいりました。再生医療の社会的信頼を確保し、真に患者に資する医療として発展させていくためには、2025年に発出されたYOKOHAMA宣言2025に示された行動目標にあるように、エビデンスの構築と透明性の高い議論が不可欠であると考えています。本総会が、再生医療の現状と課題を共有し、今後の方向性を多角的に議論する場になるよう、鋭意準備を進めているところでございます。

本会のポスターには、不死鳥をモチーフとした図像を掲げております。不死鳥は再生と飛翔の象徴であり、虹色に表現されたその姿には、多様な価値観や専門性を尊重しながら、新たな再生医療を創造し、日本発の再生医療を世界へと発信していきたいという願いを込めました。本総会が、立場や専門分野を超えた活発な意見交換の場となり、多くの再生医療研究が新たな連携やイノベーションの創出につながり世界に羽ばくことを切に願っております。

最後に、本会開催にあたり理事の皆様や学会事務局、プログラム委員の先生、そして日頃より本学会の活動をご支援くださっている関係者の方々に厚く御礼申し上げます。京都の地にて、多くの皆様とともに再生医療の未来を考える機会となりますようご参加を心よりお待ちしております。

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