会長挨拶

安田 稔人

第48回日本足の外科学会学術集会

会長 安田 稔人

(大阪医科薬科大学 看護学部 教授)

第48回日本足の外科学会学術集会を2023年10月26日(木)、10月27日(金)の2日間、大阪市のグランフロント大阪北館のコングレコンベンションセンターにおいて開催させていただきます。伝統ある本学術集会を担当させていただけることを大変光栄に存じます。大阪医科薬科大学整形外科学教室は2022年に開講70周年を迎えましたが、そのうち30年以上に及ぶ当教室足の外科の歴史の中において、木下光雄先生、奥田龍三先生に続き、日本足の外科学会を主催できることを非常に嬉しく思っています。このような機会を与えていただいた日本足の外科学会の理事、評議員、学会員の皆様に心より感謝申し上げます。

日本足の外科学会は1976年に設立されて以来、45年以上の歴史を持ち、現在、会員数も1800名を超えるまでに成長しております。2022年から日本足の外科学会認定医制度が発足し、2023年より高度な専門的知識と技術を習得した足の外科認定医が誕生します。学会が認定医を担保することにより国民医療の向上に貢献することが期待されます。足の診療は、急性期の外傷である骨折・脱臼、腱・靭帯損傷や疲労骨折に代表されるスポーツ傷害、足部の変性疾患・慢性疾患に加え、骨・軟部腫瘍、先天性疾患を含む小児期の足の障害、靴による障害や糖尿病性足部障害など幅広い疾患を対象とします。そのため、診療に際しては、医師だけでなく、看護師、薬剤師、理学療法士、アスレティックトレーナー、義肢装具士、心理士、栄養士など多職種が協働して診療にあたる必要があります。

本学術集会のテーマは「これからの足の診療 ―チームの力、個の力―」と、いたしました。これからの足の診療においては、足の外科医一人一人の知識や技能、研究力の向上は大変重要ですが、同時にチームとしての力を向上させることも、欠かせないとの思いを込めております。現在、私は本学が力を注いでいる多職種連携教育に関わっており、多職種が連携するチーム医療の大切さを学生とともに日々学んでおります。医師だけでなく、多くの職種の皆様にご参加いただき、足について多職種間で熱い討論ができる有意義な学会になればと思っております。一人でも多くの患者さんが痛みなどの足の悩みから解放されるために、本学術集会が、その一助になれば幸甚です。

会場はJR大阪駅と直結しており、雨の日でも傘を使わずに会場まで行くことができます。会場周辺には2013年に開業した複合商業施設があり、また会期も秋の絶好の行楽シーズンです。現在、実り多い学会となるよう、大阪医科薬科大学整形外科学教室、同門会をあげて鋭意準備に取り組んでいるところです。COVID19が未だに収束しない昨今ですが、確実にウイズコロナの時代へと変遷しています。この時代に沿った新しい学術集会の形を模索し、現地開催を軸に学会の準備を進めて参ります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

主催事務局

大阪医科薬科大学⽣体管理再建医学講座
整形外科学教室
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運営事務局

株式会社コングレ
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E-mail:jssf2023@congre.co.jp

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