日本外科代謝栄養学会第64回学術集会

ご挨拶

瀧口修司

日本外科代謝栄養学会第64回学術集会

会長 瀧口 修司

名古屋市立大学大学院
医学研究科 消化器外科学 主任教授

 謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび、日本外科代謝栄養学会第64回学術集会を、2027年7月8日(木)・9日(金)の両日、名古屋国際会議場にて開催させていただくこととなりました。会長を務めさせていただきますことを大変光栄に存じます。
 本学術集会では、「外科代謝栄養学のこれから ~エビデンスと実装の融合~」をテーマに掲げました。近年、外科医療は手術手技や周術期管理の進歩に加え、ロボット支援手術や集学的治療の発展など、大きな変革の時代を迎えています。一方で、超高齢社会の進展に伴うフレイル・サルコペニア患者の増加や、がん治療の多様化により、代謝・栄養管理の重要性はこれまで以上に高まっています。外科代謝栄養学は、術後合併症の軽減や早期回復のみならず、患者さんの生活の質や長期予後を支える重要な基盤として、外科医療に欠かすことのできない学問領域となっています。
 これまで数多くの基礎研究や臨床研究によって、外科代謝栄養学に関する確かなエビデンスが蓄積されてきました。しかし、その成果を日常診療へいかに実装し、患者さん一人ひとりに最適な医療として提供していくかは、私たちに課せられた大きな使命です。本学術集会では、最新の研究成果を共有するとともに、実臨床における工夫や課題、多職種連携による実践を通して、エビデンスを実装へとつなげるための活発な議論を行いたいと考えております。
 また本学術集会では、特別講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップ、一般演題など、多彩なプログラムを企画しております。外科医のみならず、看護師、管理栄養士、薬剤師、リハビリテーションスタッフをはじめとする多職種が一堂に会し、それぞれの専門性を活かしながら、患者中心の外科代謝栄養学について議論を深める機会となることを期待しております。
 本学術集会が、新たな知見の創出と共有にとどまらず、明日からの診療や研究につながる実践的な学びの場となり、外科代謝栄養学のさらなる発展に寄与できれば幸いです。
 多くの皆様に名古屋へお越しいただき、活発な討論と交流を通じて実り多い学術集会となりますよう、心より願っております。皆様のご参加ならびに温かいご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


 謹白 

 2026年7月吉日