ご挨拶

会長 高野 賢一

第38回
日本口腔・咽頭科学会総会ならびに学術講演会

会長 高野 賢一

(札幌医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 教授)

このたび、第38回日本口腔・咽頭科学会を、札幌医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座にて担当することとなりました。この機会を賜りましたことを大変光栄に存じ、教室を代表して役員ならびに会員の先生方に厚く御礼を申し上げます。会期は2025年(令和7年)9月11日(木)、12日(金)の両日に、場所は日耳鼻関連学会としては初開催地となる函館市になります。

本学術講演会のテーマは「試される口腔咽頭科学」としました。口腔・咽頭領域は、睡眠、口腔がん、咽頭がん、唾液腺、嚥下、摂食、味覚、発話、アレルギーといった多彩な疾患や病態を扱い、臨床医、研究医にとって大変魅力的な領域であると同時に、耳鼻咽喉科頭頸部外科医がより深く関わっていく必要がある領域であります。近年新たな治療、診断、疾患概念が相次いでいる口腔・咽頭領域をあらためて見つめ直し、われわれ耳鼻咽喉科医たちが本領域の重要性について自らに、そして世に問いかけ、本領域の未来に挑戦していく意味を込めています。

北海道の道南に位置する函館は、新鮮な海の幸に恵まれるグルメの街で、その街並みは異国情緒に溢れ、豊富な観光資源に恵まれた観光都市になります。函館山からの100万ドルの夜景をはじめ、魅力あるスポットが盛り沢山です。函館の地から本学会の発展に貢献すべく、教室員一丸となって鋭意準備を進めております。北海道の爽やかな新秋の季節に、全国各地から多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。