第34回九州内視鏡・ロボット外科手術研究会

当番世話人挨拶

第34回九州内視鏡・ロボット外科手術研究会
当番世話人 松本 桂太郎

(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍外科学分野 教授)

この度、第34回九州内視鏡・ロボット外科手術研究会を2024年(令和6年)10月5日(土)に長崎市の出島メッセ長崎にて開催させていただくこととなりました。伝統ある研究会の当番世話人を担当させていただき、大変光栄に思います。

私はこのたび長崎大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍外科学分野の主任教授を拝命し、永安武教授の後任として2024年3月1日より就任いたしました。当初、永安武教授が当番世話人でありましたが、2023年10月より長崎大学長に就任されましたので、私が引き継がせていただく形となりました。若輩ではありますが、よい研究会となるように準備を進めて参ります。

本研究会のテーマは、「次世代ハイブリッド外科手術への挑戦」といたしました。ハイブリッドというのは「組み合わせ、掛け合わせ」という意味になりますが、外科医が操作を行うロボット支援下手術もハイブリッド手術といえます。完全にロボットが手術を施行するまでは、様々な形のハイブリッド手術が継続されていくことになります。このように成熟した内視鏡手術からロボット支援下手術へ大きく時代が動いていく中で、日常的に新たな取り組みへの挑戦を行う機会が増えており、新たな課題、解決方法、様々なアイデアの案出がみられていると思います。このようなエヴィデンスのない事柄も含めて、癌の根治性、手術の安全性、低侵襲性、次世代外科医の教育、今後の外科学の方向性など様々な視点から大いに議論いただく場にしたいと思っています。九州から日本、そして世界へ新しい情報の発信を行うことができる研究会になることを願っています。

開催の10月は長崎では少し涼しくなってくる頃で、長崎くんちが開催される特別な季節です。100年に一度の大きな変化と言われる現在の長崎を感じていただき、豊富な食を堪能いただきながら、歴史ある街の観光や近隣の温泉で日頃の疲れを癒していただけたら幸いです。長崎大学外科学教室一同、こころより皆様のご参加をお待ちしております。

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