第17回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会 The 17th Annual Meeting Of Japanese Society For Neural Repair Annd Neurorehabilitation

大会長挨拶

第17回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会
大会長 加賀谷 斉
(国立長寿医療研究センター 副院長 リハビリテーション科部長)
大会長 加賀谷 斉
 第17回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。

 日本ニューロリハビリテーション学会(Japanese Society for Neural Repair and Neurorehabilitation; JSNRNR)はWorld Federation for NeuroRehabilitation (WFNR) のNational societyとして2010年1月30日に設立されました。神経系疾患の治療にあたる関連専門家の学際的交流を促進し、神経疾患に対する再建・リハビリテーション医療の研究、評価法・治療法の開発、普及、振興に寄与し、神経再建・リハビリテーション医療の対象となる患者のため質の高い環境づくりとその展開に貢献することを目的としています。

 この度、2026年2月27日(金)〜2月28日(土)に第17回日本ニューロリハビリテーション学会学術大会をウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催させていただきます。会場は名古屋駅前であり交通の便も非常によく、全国の皆様にお越しいただけると考えております。

 第17回学術大会では、テーマを「先端機器を用いたニューロリハビリテーションの普及」とさせていただきました。ニューロリハビリテーションには道具が有用です。近年の医工学や福祉工学の進歩によって、多くの機器を目にすることができるようになりました。先端機器といっても必ずしも高価な医療機器は意味しません。いくらよい道具であっても、それが使われなければ、あるいは正しい使い方を知らなければその機器はいずれなくなってしまいます。先端機器が普及することによりニューロリハビリテーションが発展し、患者さん、医療者、機器の関係者など多くの人の益になることを願っています。

 学会では例年通り教育講演、シンポジウム、共済セミナー、一般演題、機器展示などを予定します。これらを通じて様々な意見交換の場を提供したいと考えております。今回の研究会が、参加者の皆様方のこれからの臨床や研究のお役に立つことができれば本望です。多くの方々にご参加いただけるよう、お待ちしております。