会長挨拶

この度、第39回整形外科バイオマテリアル研究会を2019年12月7日（土）に、北海道大学医学部学友会館「フラテ」にて開催させていただきます。学会のメインテーマは、“臨床応用を見据えたバイオマテリアル研究”としました。ランチョンセミナーでは田畑泰彦先生（京都大学ウィルス・再生医科学研究所 再生組織構築研究部門 生体材料学分野）に、特別講演として安田和則先生（八木整形外科病院名誉院長兼附属スポーツ医学・関節鏡センター長）に講演していただく予定です。北海道 札幌での開催は、金田清志先生（北大名誉教授）が1993年に第13回の本研究会（当時整形外科セラミック・インプラント研究会）を開催して以来、2回目となります。

近年、ライフサイエンスの領域で、本邦の国際的プレゼンスの低下が叫ばれています。バイオマテリアル研究も例外ではありません。バイオマテリアル研究は、人工関節や再生医療を中心に整形外科の発展には不可欠な研究領域であります。したがって、今後、日本の整形外科がさらなる国際的リーダーシップをとるには、バイオマテリアル研究の発展が必須です。本研究会が、これを改めて啓蒙する場になればと強く願っております。

フロンティアスピリットあふれる北海道 札幌において、本研究会を開催できることを教室員ならびに同門会員一同、たいへん光栄に存じます。12月の札幌の寒さを吹き飛ばすような熱い議論が会場内で展開されることを期待しつつ、鋭意準備を進めています。多くの先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。

第39回整形外科バイオマテリアル研究会
会長　岩崎　倫政
北海道大学大学院医学研究院
機能再生医学分野 整形外科学教室