第25回 西日本肥満研究会

この度、第２５回西日本肥満研究会を平成２９年７月１５日（土）、１６日（日）に鹿児島大学桜ヶ丘キャンパス鶴陵会館にて開催させていただくことになり、大変光栄に存じます。

本会は肥満とそれに基づく疾患の成因や治療に関する知見を臨床的な見地からしっかりと討議する会であり、医師のみならず肥満症の臨床に関わる幅広いスタッフの貴重な勉強の場を提供してきた意義深い会でもあります。肥満と肥満に基づく疾患群は今や日本国民の健康を脅かす最も重要な問題となっています。肥満に対する研究も大きく発展し、その理解も深まってきつつあります。治療に関しても食事療法や運動療法に加えて肥満に有効な薬剤や、外科的治療の発展にもめざましいものがあります。これら、最新の成果を臨床の現場に取り入れるべく、様々な職種の垣根を超えて共通の理解のもとに何が重要で、何をすべきかを本会において討議することができればと願っています。
　今回は代表世話人の中里教授の発案で医師とコメディカルスタッフそれぞれを対象とした若手奨励賞を新たに設けました。これからの研究と臨床を担っていただける若い人材に一人でも多く肥満に関心を持っていただきたいという願いからです。若い方々の多くの参加と発表を特に期待しています。

７月の大変暑い時期ではありますが、最近の鹿児島は桜島の爆発も落ち着いており大変過ごしやすくなっています。是非、鹿児島においでいただき熱い討論と肥満の臨床を志すものとしての連帯感を深めていただけたらと切望しております。本会への参加が有意義なものとなるようプログラムの作成に努力したいと思います。多くの皆様の参加を心よりお待ちしております。