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一歩ずつ、前へ |
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第61回九州リウマチ学会
会長 大坪 秀雄
(日本赤十字社 鹿児島赤十字病院 副院長・リウマチ科部長) |
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長崎で2019年9月にお会いしましたときはまさかこの様な事態になるとは思ってもおりませんでしたが、この1年間社会の状況が大きく変わってしまいました。人間は誰とも会わず、またしゃべらずに過ごす事がいかに困難な生き物かと言うことを改めて深く思い知らされた期間でもありました。
何者にも忖度しないウイルスの非情さを痛感しながらも人類は叡智を結集して困難に立ち向かおうとしています。ワクチンは驚くほど早いスピードで開発製造され、既に接種されはじめております。その開発時の研究結果を見ますと真剣に有効なワクチンを目指して作られた事がうかがえます。遠からぬ将来、特効薬と言える薬剤も開発され、たとえ感染しても十分対応可能な時がきっと来るでしょう。その時まで必要な対策を取りながら、一歩ずつ前へ進みたいと思います。
さて、今回はI:感染症とリウマチ疾患、II:脊椎関節炎、III:診断・治療に難渋した症例の検討、IV:新しい治療/治療の工夫、という4つの主題を設けました。重要なテーマ、最近の話題となっているテーマ、皆様が日頃苦労し、工夫しておられる事に関する情報の交換などが出来ればと思い設定致しました。実開催ではなかなか参加しにくい状況かと思われますが、Web開催に方針を一本化しましたところ各施設の制約をクリアしたためか多くの演題登録を頂きました。主題が4つもあり、応募の少ないテーマが生じるかもしれないという心配をよそに、一つの主題を幾つものセッションに分ける必要が生じる程の応募をいただきました。この為、多くの口演をポスターに変更せざるを得ない状況となり、申し訳なく思っております。ただ今回、ポスターは初日に閲覧・質問していただき、演者の先生には翌朝までに回答していただく形式を取る予定ですのでかえって十分時間をとって深いディスカッションが出来る可能性もあると考えております。
また、特別講演にはベクトルの概念を用いたオリジナリティーの高い疾患活動性評価法を考案して日本から発信しておられる西山進先生をお招きしてお話を伺う予定です。
日本リウマチ学会・および九州支部集会による教育講演は今回、中山田真吾先生に論文の書き方についてお話いただきます。この他にも多くのご講演をいただく予定です。
初期研修医のセッションも多くの応募を頂きましたので、2つに分け、各々1演題の優秀発表を座長の先生方に選定いただき閉会式の際に発表したいと考えております。
1年半ぶりの九州リウマチ学会再開となります。制限のある中での開催ですが、これまでにもまして活発なご参加をお願いいたします。 |
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日本赤十字社 鹿児島赤十字病院
リウマチ科
〒891-0133 鹿児島市平川町2545
Tel:099-261-2111
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