第31回日本視機能看護学会学術総会
会長 村上ルミ子
医療法人出田会 出田眼科病院 総師長

 このたび、第31回日本視機能看護学会学術総会を、平成27年10月3日(土)・4日(日)の2日間、熊本(市民会館崇城大学ホール)にて開催する事となりました。
 昨今の医療を取り巻く環境は常に流動的です。日進月歩の医療技術、患者満足度の多様化など、眼科看護に携わる私達にはより幅広い知識と高度な専門性が必要とされます。日常の業務のなかで、「患者様は本当にご自身の病気を理解し、治療に専念出来ているだろうか?」との思いで、看護に携わっている方も多いのではないでしょうか。患者様との関わりを円滑に行い、安心と信頼そして喜びに繋がる個別性のある看護を目指していきたいと願っています。今回のメインテーマを、「求められる看護の提供 ~安心と信頼そして喜び~」とし、以下の講演とシンポジウムを計画しました。

  • 特別講演:緑内障治療の最前線
  • 教育講演:眼科における糖尿病患者の全身状態
  • シンポジウム1:「手術看護師の教育?安全・スピーディな器械出し看護師を育成するには?」と題し、手術室スタッフの養成について議論して頂きます。
  • シンポジウム2:「求められる看護の提供“安心と信頼そして喜び”」がテーマです。患者様に寄り添った眼科看護とは何かについて、改めて検討する場になればと考えております。
  • シンポジウム3:「ロービジョンへの取り組み(仮題)」と題し、医師、看護師、視能訓練士などそれぞれ違った立場からロービジョンについてご講演頂きます。
  • シンポジウム4:「眼科在宅医療への取り組み(仮題)」とし、これから先の超高齢化社会において大変大きな問題となる「在宅医療」について取り上げます。

 最前線でご活躍の先生方を講師にお迎えしています。眼科の看護師としての独自性・専門性を磨くとともに、他のコメディカルの方々とも情報を共有し、看護の原点に立ったチーム医療の更なる発展の場になればと思っております。
 熊本は美しい水と緑に恵まれ食べ物も美味しい豊かな都市です。心地よい秋の季節にぜひ熊本まで足をお運びください。
 参加者の皆様にすこしでも喜んでいただけるよう、実行委員一丸となって実りのある学会開催を目指していきます。大勢の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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