第54回日本脊髄障害医学会 会長 島田 洋一 秋田大学大学院医学系研究科医学専攻 機能展開医学系整形外科学講座 教授 |
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この度、2019年10月31日(木)、11月1日(金)の2日間、第54回日本脊髄障害医学会を秋田キャッスルホテルとにぎわい交流館AUで開催いたします。伝統ある本会を主催いたしますのは、大変名誉なことであり、本学会のさらなる発展につながりますよう教室、同門全力で企画・運営に当たっていく所存です。
私は、2016年より日本脊髄傷害医学会理事長を務めています。本学会は、1964年に東京パラリンピックと期を同じくし、第1回大会が開催されました。2020年に東京パラリンピックを控える前年に、第54回大会を秋田で開催することは大きな意義があります。
脊髄損傷の集学的医療は飛躍的に向上し、神経生理、画像診断、薬物療法などで大きな進歩を遂げています。特に再生医学の最先端治療により、脊髄損傷は不治の病から脱することが期待されるまでになりましたiPS細胞による脊髄損傷治療の臨床治験の承認はマスコミに大きく報道され、自己骨髄由来間葉系幹細胞による治療も厚生労働省より認可されました。
本学術集会のテーマは、「脊髄障害治療のニューフロンティア –融合・発展・進化-」です。最先端知識の共有は、各治療法を融合・発展させるためには必要不可欠です。各分野における最先端の発表や討論を行う本学術集会は、絶好の場となります。さらなる治療の進化が、脊髄損傷患者の方々に最良の医療を提供することに繋がると期待しています。
この時期、秋田は肌寒くなりますが、紅葉も始まり、名所観光を楽しんでいただくにもよい季節です。ハタハタ、きりたんぽなど、秋田の味覚、お酒は最高です。本学会が実りあるものとなりますように、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
2018 年 11 月吉日