第91回日本消化器内視鏡学会総会開催にあたって

この度「第91回日本消化器内視鏡学会総会」の会長を拝命し、2016年5月12日（木）～14日（土）にグランドプリンスホテル新高輪　国際館パミールにおいて開催する運びとなりました。

今回の総会開催にあたり、総会のメインテーマを「進化する内視鏡医療 ―内視鏡学の未来へのかけ橋 」としました。内視鏡学の進歩によって、今後の内視鏡医療がさらに飛躍して欲しいという意味が込められております。会員の先生方にとって今回の学術プログラムが意義あるものとなるよう努力して参りますし、第91回日本消化器内視鏡学会を従来よりも増してグローバリゼーションに邁進させるよう頑張っていく覚悟です。Globalizationを目指した学会としてJGES-ASGE Joint Symposium, JGES-ESGE Joint Symposium, JGES-Asian International Joint Symposiumを組みました。

この学会では更に継続性を掲げており、前学会から引き続き、3つのJGES Core Sessions (上部消化管、下部消化管、胆膵)を設けています。日本消化器内視鏡学会の将来を考えて企画されているJED（Japan Endoscopy Database）のワークショップをはじめ、女性内視鏡医師の課題などの企画をプログラムに組みこみました。さらに従来からの症例検討をドクター E　セッションという形で行おうと考えています。ハンズオンも従来どおり行う予定です。

なお、講演会場の近くに機器展示を配置するなど、参加者と企業が今までの学術総会以上に活発に情報交換できるよう工夫して参ります。

本総会を通して、実地医家の先生方にも出来るだけ貴重な症例発表や討論に参加していただき、安全かつ精度の高い消化器内視鏡診療を全国に広めていきたいと存じます。このような活動を通じて先生方と一緒に内視鏡学の未来に向けてかけ橋をかけていきたいと思います。

我々も、今回の総会が実り多きものになるように東海大学消化器内科の教室をあげて鋭意準備を進めております。どうか、先生方の多数のご参加をお願い申しあげます。

末筆ではございますが、先生方の益々のご活躍とご健勝を心からお祈り申しあげます。