第58回日本医学放射線学会秋季臨床大会

大会長挨拶

第58回日本医学放射線学会秋季臨床大会
大会長  汲田 伸一郎
(日本医科大学 放射線医学講座 主任教授)

 この度、関東地区担当の第58回日本医学放射線学会秋季臨床大会を 2022年9月2日(金)~4日(日)の3日間、東京ドームホテルにおいて開催させていただくこととなりました。本学会は、新型コロナ感染症の影響を考慮して、現地開催とWEB形式の併用開催を予定させていただきます。

 今回の大会テーマは 『人工知能の その先へ ~AIを率いて臨む放射線医学の行方~』 とさせていただきました。近年、医学系雑誌の取材でも、「今後、画像診断は放射線科医に代わって人工知能が行っていくのか?」などの質問が増え、専攻医の入局選択の際にも、今後の放射線科医の在り方を不安視する声もあるようです。こうした不安要素を払拭し、「AIソフトを実臨床に応用していくのは放射線科医であり、放射線医学は未来の医療においても大きな役割を果たす」というメッセージを発信すべく本テーマとさせていただきました。
 ちなみに今回のポスターは、日本医科大学放射線科の大学院生・小林理佳画伯に作成してもらいました。手前が(少しレトロっぽく描かれていますが)現代を意味し、少年と(AI)ロボットが隣り合わせに遠くを眺めています。見つめる先は未来であり、その途中に東京ドームホテルが描かれています。二人(一人とロボ)の見つめる先にあるものは果たして…、というコンセプトで描かれたものです。

 

 本学会では、CT、MRI、核医学、IVR、放射線治療など、あらゆる分野における先端の診断技術・治療技術と、さらなる発展に向けた今後の展望を感じ取れるようなプログラムを構築していきたいと考えております。そして、専門医の皆様が教育講演、リフレッシャーコース、シンポジウムなどで、効率よく単位を取得できるような構成を検討していく予定です。
 魅力溢れる秋季臨床大会にしたいと考えておりますので、多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。